「営業職の中でも、インサイドセールスに転職するなら履歴書はどう作ったら良いだろうか」「SaaS企業ではどんな経歴が好まれる？」そんな疑問にお答えすべく、インサイドセールス転職における書類の書き方について、職務経歴書と履歴書それぞれのポイントを解説します。

フィールドセールス 、カスタマーサクセス編は下記よりご覧ください。

1. インサイドセールスの求人要項

まずは、インサイドセールスの求人要項と種類をチェックしましょう。

求人要項には、BDR、SDR、エンタープライズなどと業務の役割や顧客層が記載されていることも多いです。

BDRとSDRでは求められる役割も異なります。どのポジションで、どのような業務内容を行うのか？ 期待されている働きぶりと成果はどのようなものか？ それを実行する人物像はどんなイメージなのか、と考えていきましょう。

2. 志望動機・自己PRのポイント

志望動機は、「企業を志望する理由や転職後にどのような活躍をしたいか」、自己PRはそれを実現するための「自分の強み」にフォーカスしたものです。

ここでは、無形商材の法人営業2~3年目の方で、SaaS/IT系企業への転職が初めての場合のポイントをお伝えします。

（1）志望理由を明確かつ必然なものにする

SaaS/IT業界、応募企業・職種になぜ興味を持って志望するのかを記載します。また、企業側はあなたのキャリアの「一貫性」や「成長意欲」も見ていますので、合わせて今のキャリアと関連性や延長線があり、自身のキャリアアップ、スキルアップにつながることを盛り込みましょう。

（2）前職の業界経験、営業経験を活かし、どのように活躍できるか

働いていた業界の知識や、SaaSプロダクトに関連した知識や経験もアピールポイントになります。医療業界から医療系SaaSへの転職はもちろん歓迎されますし、 マーケティングの経験があれば、マーケティングツールのSaaS企業、人事の経験があれば、人事系のSaaSといった具合に経験をアピールできます。

（3）求人要項から、求められる人物像を汲み取る

SaaS企業の特徴として「プロダクト愛がある」「顧客志向が強い」「チームワークを大事にする」「主体性が求められる」といった傾向があります。 特に大事にしているカルチャーや働き方は求人要項や企業のWebサイトに記載されていることが多いですので、その内容から、何が求められているかを汲み取り自分の経験やスキル、マインドを持って、どう活躍できるかをアピールしましょう。

■志望動機例


■自己PR例

3. 職務経歴書のポイント

職務経歴書は経験だけではなく、あなたがどのようなスキルや知識を持っているかを判断されます。 ここでは3つのポイントをお伝えします。

1.業務内容よりも「何ができるか」「何をしてきたか」にフォーカスする

業務内容の記載だけでは、あなたが発揮できるバリューは伝わりません。「何ができるか」「何をしてきたか」を簡潔に残しましょう。

2.肩書よりも「客観的に評価できる指標」にフォーカスする

達成率や売上高だけの実績では、どれだけの貢献をしてきたかを可視化することができません。あなたが残してきた実績、成果が客観的に評価ができるように情報を整理して記載するようにしましょう。

3.あなたのブランド(希少性)を明確にする

職務経歴は商品の中で行って見れば機能の説明。それだけではあなたが持つ独自の希少性やバリューを正しく説明することはできません。商品と同じくあなたの希少性を整理した上で、簡潔に自己のバリューをまとめるようにしましょう。

さらに詳しく職務経歴書を解説した資料と、履歴書・職務経歴書を下記よりダウンロードできます。ぜひ、参考にしてみてください。

おわりに

今回は、インサイドセールス職の、履歴書・職務経歴書の書き方とポイントについて解説しました。 SaaS/IT系ベンチャーに特化した転職エージェント「マーキャリ NEXT CAREER」では履歴書・職務経歴書の添削も行っています。転職活動でお悩みの方は、ぜひ、一度ご相談ください。