今回は、カスタマーサクセスの転職における書類の書き方について、職務経歴書と履歴書それぞれのポイントを解説します。

インサイドセールス、フィールドセールス編は下記よりご覧ください。

1. カスタマーサクセスの求人要項

まずは、カスタマーサクセスの求人要項と業務内容をチェックしましょう。

多くの企業では、カスタマーサクセス経験者か、近いコンサルの経験者が歓迎されます。法人営業の経験しかない場合でも、カルチャーフィットや関連する経歴で採用される場合もあります。

サービス導入時にツールを使えるように顧客をサポートするオンボーディングから継続利用や契約更新、営業力が問われるクロスセルやアップセルまで幅広い業務を担当します。

2. 志望動機・自己PRのポイント

ここでは、SaaS/IT系企業への転職が初めての場合のポイントをお伝えします。

（1）顧客志向

カスタマーサクセス経験者であれば実績をアピールすれば良いですが、法人営業やコンサルの経験しかない場合は、自身が顧客志向であることを経歴やエピソードをもとに伝える必要があります。 継続的な受注獲得のための提案やコミュニケーションなど、カスタマーサクセス業務と関連したエピソードを記載しましょう。

（2）経験商材・顧客層との親和性をアピール

カスタマーサクセスとして活躍するためには、当然、業界やサービスの知識が求められます。人事労務向けサービスであれば、人事労務の経験や知見、MAツールであれば、Webマーケティングの経験が評価されます。また、営業していた顧客層も親和性があれば評価されます。エンタープライズ向け、SMB、飲食業界など、志望企業と同じターゲットへの営業経験があればアピールしましょう。

（3）企業・プロダクトへの理解

募集要項に「ミッション、ビジョン、バリューに共感できる方」と記載されていることも多く、カルチャーへの共感は必須です。 また、SaaS企業のミッション実現にはプロダクトの力が必要不可欠ですし、会社の理念がプロダクトに落とし込まれているとも言えます。理念とプロダクトは切っても切り離せないためプロダクトへの理解・共感も求められます。カスタマーサクセスであれば、ユーザーからの声を開発やマーケティングに届けたりとプロダクトの価値を向上させる動きも求められるため、選考においてもチェックされてます。

■志望動機例


■自己PR例

3. 職務経歴書のポイント

職務経歴書では、上記でお伝えした3つのポイントを踏まえて、以下を参考にしてみてください。

下記は「インサイドセールス｜履歴書・職務経歴書の書き方とポイント」の記事より引用しており、職種に限定することなく汎用的に活用できる内容です。

1.業務内容よりも「何ができるか」「何をしてきたか」にフォーカスする

業務内容の記載だけでは、あなたが発揮できるバリューは伝わりません。「何ができるか」「何をしてきたか」を簡潔に残しましょう。

2.肩書よりも「客観的に評価できる指標」にフォーカスする

達成率や売上高だけの実績では、どれだけの貢献をしてきたかを可視化することができません。あなたが残してきた実績、成果が客観的に評価ができるように情報を整理して記載するようにしましょう。

3.あなたのブランド(希少性)を明確にする

職務経歴は商品の中で行って見れば機能の説明。それだけではあなたが持つ独自の希少性やバリューを正しく説明することはできません。商品と同じくあなたの希少性を整理した上で、簡潔に自己のバリューをまとめるようにしましょう。

下記では、さらに詳しく職務経歴書を解説した資料と、履歴書・職務経歴書をダウンロードできます。ぜひ、参考にしてみてください。

おわりに

今回は、カスタマーサクセス職の履歴書・職務経歴書の書き方とポイントについて解説しました。 SaaS/IT系ベンチャーに特化した転職エージェント「マーキャリ NEXT CAREER」では履歴書・職務経歴書の添削も行っています。転職活動でお悩みの方は、ぜひ、一度ご相談ください。