「セールス、マーケティングのデジタルシフト」を支援するマーケティングカンパニー、株式会社エムエム総研（本社所在地：東京都新宿区、代表取締役CEO：萩原 張広 以下、「エムエム総研」）が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント『マーキャリNEXT CAREER』は、人材業界で働く方を対象に、「おすすめの転職業界」に関する調査を実施しました。

＜調査背景＞

新年を迎え、目標や新しい挑戦などの計画を立てて、新しい職場を求めて転職を検討している方も多いのではないでしょうか。

また、この時期は中途転職市場が忙しいタイミングを迎えます。
IT系や商社系、サービス系、不動産・建設系など業界はさまざまありますが、例えば、営業職の転職先としては、現在どのような業界がおすすめなのでしょう。

これまでと異なる業界にチャレンジしてみたいと思っている方は、知っておくべき“ポイント”を押さえておくことで転職の際に役立つかもしれません。

そこで今回、SaaS業界の営業職に特化して転職支援を行う『マーキャリNEXT CAREER』（https://next.mar-cari.jp/）を運営する株式会社エムエム総研は、人材業界で働く方を対象に、「おすすめの転職業界」に関する調査を実施しました。

＜調査概要＞
調査概要：「おすすめの転職業界」に関する調査
【調査期間】2024年1月11日（木）～2024年1月12日（金）
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
【調査人数】1,002人
【調査対象】調査回答時に人材業界で働く方であると回答したモニター
【調査元】株式会社エムエム総研（https://www.mmsouken.co.jp/）
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

現在、転職先として人気の業界は『IT／通信業界』。多くの理由は「給与水準」

はじめに、転職先として人気がある業種についてうかがっていきたいと思います。

「現在、転職先として特に人気があると感じる業種を教えてください（上位3つまで）」と質問したところ、『IT／通信業界（45.9％）』と回答した方が最も多く、次いで『インターネット／広告業界／ゲーム（31.9％）』『コンサルティングファーム／監査法人・事務所（20.0％）』と続きました。

4割以上の方が、転職先としてIT／通信業界が人気があると感じているようです。
また、インターネット／広告業界／ゲームも人気がある転職先として感じている方が多いことが示されました。

続いて、それらの業種が転職先として人気の理由をうかがってみました。

「その理由は何だと思いますか？」と質問したところ、『給与水準の高さ（24.8％）』と回答した方が最も多く、次いで『市場の将来性（成長率）（23.3％）』『仕事のやりがい（19.8％）』と続きました。

給与水準の高さ、市場の将来性を転職先として人気の理由と考えている方が多いことが明らかになりました。

20代～30代の転職者が増えている？転職するなら若いほうが有利？

現在、転職先として人気の業種が明らかになりました。
では、転職にあたり成功しやすい年齢などはあるのでしょうか。

「ニーズの高い（転職が成功しやすい）年齢を教えてください」と質問したところ、『30代前半（33.3％）』と回答した方が最も多く、次いで『20代後半（31.8％）』『30代後半（11.3％）』と続きました。

3割以上の方が、ニーズの高い（転職が成功しやすい）年齢は30代前半と回答しました。
また、20代後半も転職が成功しやすいと思う方が多いようですが、20代～30代の転職者数は過去と比較して変化はあるのでしょうか。

そこで、「20代～30代の転職者数は、過去と比較して増えていますか？」と質問したところ、7割以上の方が『とても増えている（20.5％）』『やや増えている（53.4％）』と回答しました。

20代～30代の転職者数は過去よりも増えているようです。

では、転職者はどのような理由から転職を希望するのでしょうか。



そこで、「転職者の転職理由として多いものを教えてください（複数回答可）」と質問したところ、『給与が低い（45.4％）』と回答した方が最も多く、次いで『昇給や昇進が期待できない（28.3％）』『ハラスメント、人間関係（26.3％）』と続きました。

転職者の4割以上が給与が低いといった理由で転職を希望しているようです。
また、今後昇給、昇進が期待できないことや、ハラスメントや人間関係なども転職をする理由として多いことが明らかになりました。

転職活動期間は「3か月程度」が最も多い

先程の調査結果で、転職が成功しやすい年齢や転職理由として多いものなどが判明しました。

では、転職活動を行うにあたってどのくらいの準備期間があるといいのでしょうか。

「転職活動において内定獲得するまでにどれくらいの準備期間があると理想か教えてください（転職活動にかかる期間）」と質問したところ、『3か月程度（41.4％）』と回答した方が最も多く、次いで『2か月程度（18.3％）』『4か月程度（18.0％）』と続きました。

転職活動の準備期間として3か月程度あるのが理想だと思う方が4割以上であることが示されました。

転職を支援する側としては、どのようなことを行っている？

転職するにあたってさまざまな準備が必要となりますが、転職者が苦戦しがちなポイントはあるのでしょうか。

そこで、「転職者が苦戦しがちな“ポイント”を教えてください（複数回答可）」と質問したところ、『客観的な自己分析（市場価値）（42.6％）』と回答した方が最も多く、次いで『面談対策（40.3％）』『目標の明確化（32.5％）』と続きました。

転職先に自身の価値をアピールするための客観的な自己分析や面談対策、自身の目標などに苦戦することが多いようです。

転職先を探すだけでなく面談への準備などさまざまな準備があるかと思いますが、人材業界で働く方が、転職者に対して「念頭においてほしい」と思うことなどはあるのでしょうか。

続いて、「転職者に対して、念頭においてほしいことを教えてください」と質問したところ、『転職の軸を決めること（19.1％）』と回答した方が最も多く、次いで『自分の希望はしっかりと話しておくこと（17.9％）』『ネームバリューだけで判断しないこと（16.2％）』と続きました。

転職の軸をしっかりと決めることや自身の希望を伝えること、さらにはネームバリューだけで判断しないといった点を念頭においてほしいと感じているようです。

ズバリ！転職を成功させるポイントとは？

転職活動の理想的な準備期間や、転職者が苦戦しがちなポイントなどが示されましたが、転職を成功させるためにはどのような点を重視してエージェントを選んだらいいのでしょうか。

「転職成功させるためのエージェントの選び方を教えてください」と質問したところ、『適切なアドバイスや助言をしてくれる（21.0％）』と回答した方が最も多く、次いで『業界に特化している（20.6％）』『選考対策が手厚い（16.8％）』と続きました。

転職するにあたって適切なアドバイスや助言をしてくれるエージェントを選ぶことが、転職成功に繋がると思う方が最多となりました。また、希望する転職先の業界に特化していることや、選考対策が手厚いといったこともエージェントを選ぶ際のポイントのようです。

最後に、人材業界で働いているなかで、転職成功をサポートするために心がけていることについて聞いてみました。

転職者の希望や状況を丁寧にヒアリングすること、コミュニケーションをしっかり取ること、的確なアドバイスをするなどを心がけていることが示されました。

【まとめ】転職の際に苦戦しがちなのは「自己分析」「面談対策」！転職成功のためには自分に合ったエージェントを選ぶ必要がある

今回の調査結果で、給与水準の高さや市場の将来性といった理由からIT／通信業界やインターネット／広告業界／ゲームが転職先として特に人気があることが明らかになりました。

人材業界の方から見て、転職が成功しやすい年齢は20代後半や30代前半だと思う方が多く、実際に給与が低いこと、昇給や昇進が期待できないなどの理由で20代、30代の転職者は増えているようです。

また、客観的な自己分析や面談対策、目標の明確化について苦戦する転職者が多いことから、転職を成功させるためには適切なアドバイスや助言をしてくれること、転職希望の業界に特化していることなどを重視してエージェントを選ぶ必要があると言えます。