• 2020/04/15
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Facebook広告の基礎知識 ③ Facebook広告の5つのメリットを解説

  • マーキャリ 編集部
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目次

Facebookは世界でも類を見ない広告媒体です。Facebookの世界のユーザー数は24億人です。そのうち月間のアクティブユーザー数は世界で20億人、日本でも2800万人です。また日間のアクティブユーザー数でも日本は約2000万人です。毎月使っている人の内70%以上が毎日使っている計算になります。それに加えてFacebookは実名から年齢、誕生日等の個人的な情報が登録されている上に、1ユーザーで1アカウントしか登録できないために非常に信憑性の高い広告媒体になっています。この点を踏まえたとしてもFacebook広告を利用するメリットはありますが、他にもメリットはあるため一つ一つみていきましょう。

5つのメリット

ではこれよりFacebook広告のメリットを5つ紹介します。Facebook広告のメリットはこの5つ以外にもありますが、重要なものだけをまとめました。

①多彩なターゲッティング



広告を配信する上ではターゲティングは重要です。全く興味の無い顧客にいくら送っていても効果は期待できません。しかし、興味関心がある顧客に絞って広告を配信することで効率良くターゲットに届けることができます。その点Facebook広告はターゲットを細かく指定することも、幅広く設定することもできます。理由はユーザー情報が詳細まで登録してあるからです。


またFacebook独自のターゲティング方法があるのもメリットになります。ベースはユーザーの基本情報です。居住地や年齢、性別等から選択できます。その基本情報に興味関心やユーザーの行動を掛け合わせることができます。興味関心や行動については、購買履歴やどのような画像を見ている等さまざまです。また既存顧客だけに絞ってターゲティングすることもできますし、逆に新規顧客のみに絞って広告を配信する類似オーディエンスというのも可能です。

②目的毎の広告配信が可能



Facebook広告を配信していく中で最も重要なのが目的です。なぜなら目的によってどのような広告配信をしたらよいのかが違うからです。そのためFacebook広告を配信する目的は事前に検討しておきましょう。Facebook広告では目的別に広告配信をできるメリットがあります。マーケティングファネル別にそれぞれ解説していきます。

認知

1.ブランドの認知度

関心の高いユーザーにターゲティングし広告配信することでブラントの認知度を向上させます。


2.リーチ

ターゲットを幅広く設定します。そこで多くのユーザーの目に止まるようにしリーチの増加を狙います。

検討

3.トラフィック

広告に記載した誘導先(自社ウェブサイトやLP)へユーザーを促します


4.動画の再生数up

動画の再生数増加を促進することで、ユーザーに製品理解を深め、購入を検討させます。


5.リード獲得

今後継続してアプローチできるように、ユーザーからメールアドレスなどのリード情報を獲得します。


6.アプリのインストール

自社アプリがある場合はこちらを選択することもできます。ユーザーをアプリストアに誘導し、アプリのインストールを促します。


7.エンゲージメント

エンゲージメントとはサービスに対する積極的な姿勢やブランドへの愛着度ということになります。そのため投稿やページを数多くのユーザーに見てもらいエンゲージメントを向上させます。


8.メッセージ

取引の促進やリード獲得を目的とする場合はメッセージが最適です。Facebook Messengerに誘導させることで、製品に対する問い合わせ等を増やすことができるようになります。

購入

9.カタログからの販売

カタログ製品を広告として配信することもできます。加えてターゲット毎に広告を作成することもできるので、購入への誘導率を高められます。


10.コンバージョン

広告主がユーザーにある特定のアクションをしてもらいたい場合に使用します。例えば商品購入や資料請求等です。


11.来店数の増加

オフラインでの活動を増加させたい場合に利用します。Facebookの位置情報を活用することで、店舗の近隣ユーザーのみに広告配信し店舗への来店増加を促進させます。店舗までの道順を表示させることや今すぐ電話といった機能があるのもFacebook広告の特徴です。

③広告の汎用性の高さ

ここではFacebook広告の汎用性について紹介します。Facebook広告はFacebook以外にも広告配信ができるというメリットがあります。最近のSNSで大きな支持を集めるInstagramを始め、先程紹介したMessenger・Marketplace(マーケットプレイス)・Audience Networkへ広告配信することができます。中でもInstagramは魅力的な媒体になります。


月間アクティブユーザー数は約3000万人になりますので大きなマーケットに広告配信できます。またもしInstagramにアカウントを持っていなくてもFacebookのアカウントがあれば広告配信できる点もメリットになります。

④種類豊富な広告形式



Facebook広告は写真を配信するだけでなく、様々な形式で配信可能です。配信手段が複数あることでターゲットや目的毎にクリエイティブを変更でき、広告価値を最大化できるメリットがあります。大きく分けて6つあります。

1.画像広告

一番メジャーな広告形式です。ブランド認知度を向上させたい場合などに使用します。画像と投稿のみで訴求する広告です。1つの広告に対して複数枚の画像を選択可能です。しかし枚数が多くなりすぎると広告審査に時間がかかり投稿の文章が制限される可能性もあります。

2.動画広告

最近需要が出てきている広告の形式です。ユーザーに製品を検討してもらいたい場合にはFacebook動画広告が効果的です。まず画像に比べ情報量としても1分間の動画で180万文字・ウェブページで3600ページ分あると言われております。さらに記憶の定着という観点においても画像より動画の方が2倍も差があると言われています。今後はスマートフォンや5Gの台頭により益々動画広告の需要は伸びていくでしょう。

3.スライドショー

こちらは動画広告よりも広範囲な広告形式になります。基本は動画広告と一緒です。違いはスライドショーのため訴求が動画に限ったことではないということです。動画が流れることもあれば、静止画と一緒にテキストを表示させ訴求できます。

4.カルーセル

カルーセル広告はブランドに対して愛着がある顧客に、他の製品も購入してもらいたい場合に有効です。1つの広告に対して最大10枚まで画像を投稿でき、それぞれの画像に対して異なるリンクを掲載することができるのが特徴です。画像広告の場合は1つの投稿に対して複数の画像を掲載することができますが、リンクは1つのみです。

5.インスタントエクスペリエンス

興味のあるユーザーに購入を後押しする場合に使われる広告です。モバイルのみに配信可能で、広告をタップすると、広告が画面全体に表示されるようになります。画像というよりは動画やスライドショーの方が効果的に訴求することができます。

6.コレクション

商品の購入を促進する場合に利用します。格子状に画像や動画を広告に表示させることで、ユーザーが見たい情報のみを閲覧することができます。

⑤予算



Facebook広告の予算は最低料金が100円ということを守れば他は特に制限がありません。1日からなのか、時間設定なのか、どのくらいの期間配信するかのやり方を自由に決めることができるのもメリットです。そして事前に決めた広告配信プランの中で2つの課金方式があります。クリック課金とインプレッション課金です。


・クリック課金

クリックされるとお金が発生する仕組みです。


・インプレッション課金

広告が表示された回数でお金が発生する仕組みです。そのため表示だけされて広告を見たという意識がないユーザーも存在するということです。ギャンブル要素はあります。


どちらの課金方式がよいかは戦略にもよりますので一概には言えません。一般的にはインプレッション課金の方が不特定多数の人に広告が表示されデメリットにとらわれがちですが、インプレッション課金の場合でも数多くのユーザーに広告を届けられる点から、ターゲティングによっては優れた効果が期待できます。そのためABテストをし、広告を配信しようとしている商品はどちらの方が相性がよいのか見極めるのもよいでしょう。

まとめ

Facebook広告は目的から配信方法まで数多くの配信手段があることから理解するのに最初は苦労すると思われます。ただそれだけ種類豊富にあるということは使いこなすことができれば、予想以上の効果が実現できる可能性があります。何度も見返し噛み砕いて自分なりに理解を深めましょう。

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Facebook広告の基礎知識 ①「Facebook広告」ターゲティングの種類について解説

Facebook広告の基礎知識 ② Facebook広告の「始め方」について紹介

Facebook広告の基礎知識 ④ Facebook広告の効果計測方法から仕組みまでを解説

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