• 2020/04/10
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Facebook広告の基礎知識 ①「Facebook広告」ターゲティングの種類について解説

  • マーキャリ 編集部
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目次

Facebookは毎月アクセスする人が世界で20億人、日本でも2800万人の巨大なマーケットです。Facebook広告はそれだけ魅力的な広告媒体と言えます。これだけ大きな市場に対してむやみやたらに広告を打ったとしてもユーザーに響かないことがほとんどです。そのためターゲティングをすることが必要です。今回はFacebook広告のターゲティングについて紹介します。

Facebook広告の特徴

Facebookの特徴としては実名制を採用していることです。そのためターゲットの信頼感があります。他の広告媒体の場合は1人が複数のアカウントを取得できるため、登録ユーザーが多いからと言って信憑性は薄いでしょう。またターゲティングも細かく設定でき、届けたいターゲットに対して適切にアプローチできるのも特徴です。年齢、性別はもちろん、興味関心や行動データまで様々です。


しかし細かくターゲティングできる分、どのターゲットに絞ったらよいのかわからないという方も多いです。そこでどのようなターゲティングを用いたらよいのかということについて、下記より詳しくみていきます。

ターゲティングの種類とそれぞれの特徴



主にFacebook広告のターゲティングの種類は3つあります。それぞれの特徴を正しく理解し、適切なターゲティングができるようにしましょう。まずはコアオーディエンスです。基本的なユーザー属性からターゲティングをする方法です。例えば、国・年齢・職歴・興味関心・行動データなどになります。


続いてカスタムオーディエンスです。こちらは自社サービスを知っている方に対してアプローチする方法です。例えば、既存の顧客情報や自社のウェブサイトを過去に訪問したことがあるなどが該当します。


最後に類似オーディエンスです。これまで接点がないユーザーに対してターゲットを絞ることができる方法です。先程のカスタムオーディエンスから特徴を抽出し類似データを作成します。例えば顧客情報の類似化、ウェブサイトを訪問したことがある人の類似化などです。

ターゲティングの使い分け

ではこれよりFacebook広告のターゲティングにおいてどのような使い分けをすればよいのかについて紹介します。 

コアオーディエンス

他のオーディエンスタイプに比べ選択肢が圧倒的に多いのがコアオーディエンスです。ターゲティング方法としては利用者データ詳細ターゲットの掛け合わせになります。まずは基本的な「地域・性別・年齢」属性から設定していきます。具体的には日本に居住している男性で20歳〜30歳までというようなターゲティングになります。


しかしこのターゲティングだけではまだ絞りきれていないので次の詳細ターゲットでより具現化していきましょう。詳細ターゲットの設定は「利用者層・興味関心・行動」から選択可能です。利用者層とは学歴・職歴・子供の有無・交際ステータスなどになります。興味関心とは趣味・フィットネス・テクノロジーなどが含まれます。そして行動とは購入履歴や旅行、記念日などが代表的です。


ユーザーの基本情報と詳細ターゲットを掛け合わせるだけでなく、詳細ターゲット同士で掛け合わせることも可能です。掛け合わせには「OR・AND・除外」の3種類があります。ORはどれか一つでも満たす条件があるとターゲティングされます。ANDは全ての条件を満たすユーザー層が含まれます。除外は言葉の通り選択した項目以外ということになります。


詳細ターゲット同士を掛け合わせる場合はORになります。つまりサッカーに興味がある人もしくは野球に興味がある人のようなことが可能ということです。 Facebook広告ならではのターゲティングでは「つながり」という項目があります。これはFacebookページを訪れたユーザーが「いいね!」をしたかどうかや、そのユーザーの友達においてもターゲティングすることが可能になっています。


「いいね!」をしているということはブランドを認知している可能性が高いため優良なターゲット先になります。つながりはANDの種類になるためより狭いターゲットの設定ができるということです。またこちらは除外もできます。そのため「いいね!」をした人やイベントで繋がっている人除くという設定にすれば未認知の顧客にターゲットを設定できます。 

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスはこれまで接触のあるユーザーに対してターゲティングする場合に活用します。エンゲージメントを高めるのに有効です。方法は5つで「ウェブサイト・アプリアクティビティ・カスタマーファイル・オフラインアクティビティ・Facebookのソースを使用」になります。 

ウェブサイト

ウェブサイトや特定のページにアクセスしてきたユーザーにターゲティングする方法です。一度興味をもってもらえたユーザーに対して再度アプローチする方法でリマーケティングと言います。最長180日までできます。他にもウェブサイトの滞在時間別でターゲティングをすることも可能です。こちらを利用するためにはFacebookのピクセルコードをウェブサイトに入れ込んでおく必要があります。 

アプリアクティビティ

アプリをダウンロードした人やそのアプリ上である行動を起こした人を絞りターゲティングすることが可能になります。購入額やアクティブユーザー等でもターゲティングが作成できます。 

カスタマーファイル

名前や電話番号などの個人情報からターゲティングを作成する方法です。これまでに取得した顧客情報とFacebookのユーザーを照らし合わせ活用します。すでに接点があるユーザーにアプローチできることから高い効果が期待できるでしょう。 

オフラインアクティビティ

インターネット上ではなくリアルな場で何らかの交流をした人にターゲティングをします。店舗や電話その他イベントが該当します。オフラインで獲得した情報のためターゲティングリストの数が少ないのが特徴になります。 

Facebookのソースを使用

こちらは興味関心度合いが高いユーザーに限定してターゲティングできます。FacebookやInstagramで動画を視聴したユーザーや広告をタップした人にアプローチできる機能となっています。 

類似オーディエンス

類似オーディエンスとはこれまでに作成したターゲティングメニューから特徴を洗い出し、類似点が多いユーザーに対してアプローチする方法です。同様の興味関心があるユーザーにアプローチするため、サービスを紹介するときに有効です。類似度は設定可能で1~10%の間で指定します。例えば1億人に対して類似度10%でターゲティングすると1000万人がターゲティングされます。類似度の数値が大きいほど広範囲にアプローチが可能です。


しかしその分、どの類似点がユーザーに響いたか判断しづらいということになります。逆に類似度の数値が小さいほど狭い範囲にアプローチできるので広告の検証はしやすいです。しかし絞りすぎると想定した仮説が違った場合、ユーザーに全く響かないという可能性もあります。1つのターゲティングメニューから最大500個まで類似オーディエンスを作成できるのでPDCAを回すにはもってこいです。


類似オーディエンスには決まりもあり、最低100人以上のユーザーが該当しなければ作成できません。そのため適切なユーザー数も必要ということになります。Facebookが公表している情報によると1000人〜50000人で類似オーディエンスを作成することをおすすめしています。

ターゲティグの注意点

Facebook広告のターゲティングにおける注意点を紹介します。広告の効果を最大化するためには注意点も抑えていきましょう。

保存済みオーディエンス

カスタムオーディエンスと類似度オーディエンスは保存済みオーディエンスに設定するようにしましょう。ターゲティングの精度を上げていくためにも前回配信した広告の情報を参考にし絞っていくことが大事だからです。また保存済みにしておくことでターゲットを変更する際に広告セットをいちいち編集する作業がいらなくなります。

登録名を工夫

オーディエンスの登録名を工夫しましょう。Facebook広告を始めたばかりの場合は問題ないですが、継続していくとどれがどのオーディエンスだったか混乱を招きます。せっかくデータが取れているのにわからなくなってしまっては元も子もありません。工夫する例としては【】などをつけるようにして一目で判断できるようにしましょう。

まとめ

Facebook広告には優れたターゲティング機能が多々あります。それをどのように扱うかによって広告の価値をどこまで引き上げるかは変わってきます。ターゲティングをするためにもしっかりとした仮説が大事になってきますので事前準備もしっかり行うことをおすすめします。ターゲティングを正しく理解し、Facebook広告の価値最大化を目指しましょう。

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