• 2025/04/11
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はりこらむ 第119回「知識を得ると楽しくなる~知的好奇心の重要性~」

  • 萩原 張広  
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知識を得ると楽しくなる
~知的好奇心の重要性~

 ⇒第118回「AI先生と寄り添い先生~AI時代に必要な力~」はこちらから


 最近、部屋にプラネタリウムを設置して、寝る前に星空を見ています。Facebookに部屋用簡易プラネタリウムの広告が出ていて、思わず注文してしまいました。届くまで2~3日かかりましたが、届くのがとても楽しみでした。

 昭和世代の人には分かるかもしれませんが、私が小学校の頃に「科学」と「学習」という学習雑誌が月に1回届いていました。私はその「科学」という方の雑誌をとっていて、毎号の付録が楽しみでした。次号の付録の紹介が当月の雑誌に載っているのですが、ある月の次号の付録が「自分で作れる天体望遠鏡」でした。付録なのでそれほど本格的なものではないはずですが、私は楽しみすぎて1か月がとても長く感じたのを覚えています。

 雑誌と付録が届いてから組み立てて、夜になるのが待ち遠しく、実際にはお月さまがちょっと大きく見えるくらいの感じでしたが、レンズ越しに月を見るまでのワクワクした気持ちを今でも覚えています。今回のプラネタリウムが届くまでの時間も、それに近い感覚がありました。
夜、寝る前に部屋を真っ暗にして、天の川やお月さま、銀河を見ていると癒されるし、宇宙を感じることができて、その規模感から日常的ないろいろな問題事が軽く感じられるような気がします。

 もともと私は知的好奇心が旺盛な方ですが、これってある意味すべての原動力の様な気がします。いろんな知識を得ると、「実際にはどうなるんだろう」と試したくなります。自分の中でビジネスアイデアを思い付いた時や、「これを○○さんに伝えたら喜ぶんじゃないか」といった日常的な事も含めて、そういう瞬間がたくさんあると人生楽しいですよね。

 最近は、また糖質制限にハマっています。がんの予防という意味もありますが、ChatGPTがあるので、より深く知識を理解できるようになりました。肝臓のグリコーゲン量とケトジェニックの関係、糖質と脂質をどのタイミングでどのくらい摂るのか、お酒との関係とか、知識がつけばつくほど、試してみたくなります。最近はケトン体を測定する機器をアマゾンで買って、自分のケトモードを確認しながら運動したり、食事制限したり、お酒を飲んだりしています。

 ひろゆきさんがTikTokで配信している「知識ダイエット」という動画があって、彼は、流行のダイエットにただ乗るのではなく、「正しい知識を身に着けて自分なりのダイエットの形を創る事が重要だ」と言っています。私もこの考え方に激しく同意できます。結果だけを求めて本質的な理解をせずにDO(行動)してしまうと、迷い人になってしまうと思いますし、理解した上で試してみて、その上で自分なりの答えを見つけていく過程が一番楽しい事だと思います。「これをやれば絶対結果が出るから言う通りにやって」と言われても、私の場合、それでは継続が出来ないと思います。

 努力って何か苦しい言葉みたいな感じで使われますが、自分で意志があって立てた仮説を検証するプロセスはむしろ楽しいものです。結果を出している人って、もちろん努力しているのですが、そのプロセス自体を楽しんでいるからこそ継続できるのだと思います。

■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。

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