• 2020/11/04
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意思決定のマトリクスを使って課題やアイデアの優先順位をつけよう

  • マーキャリ 編集部
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この記事では、企業が抱える課題やこれから着手しようとしているアイデアについて優先順位をつける際に有効なフレームワーク「意思決定のマトリクス」について詳しく解説しています。 意思決定のマトリクスの作成方法だけでなく、活用時の注意点なども含めて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

意思決定のマトリクスとは

「意思決定のマトリクス」は、会社が抱える課題や、これから取り組んでいきたいアイデアについて評価や選定する際に有効なフレームワークです。企業が抱える課題やアイデアとは1つではなく、複数であることがほとんどです。取り組むべきものが複数ある場合に、どの選択肢から着手するかは、主観的なものではなく客観的に判断されるべきでしょう。


意思決定のマトリクスは複数のアイデアや課題を並べて、さまざまな評価基準に対して点数づけをしていくことで客観的な評価を行うものです。必ずしも点数の高いものから着手した方がよいわけではありませんが、客観的な評価は大きな判断材料になります。


「意思決定のマトリクス」は以下のような表を用いて作成していきます。


https://media.mar-cari.jp/article/detail/631

意思決定のマトリクスの作成手順

ここからは意思決定のマトリクスの作成方法について順序立てて説明していきます。   

手順1:評価対象を決める

図の縦軸の中にプランA、プランB・・と記載されているのが、この意思決定のマトリクスで評価する対象になります。意思決定のマトリクスで評価するのは基本的にはアイデアか課題になります。評価をスムーズに行うために、アイデアならアイデア、課題なら課題というように評価対象を絞るのがよいでしょう。また、アイデアを評価対象とする場合は、そのアイデアの概要や目的を簡単に添えて記入すると誰が見ても評価しやすくなります。たとえば「新商品の開発」というアイデアについては「他社との差別化を図り収益アップを目指す」などと添えて記入する分かりやすいです。  

手順2:評価項目と倍率を設定する

図の横軸には評価項目とそれに対する比重を設定します。評価項目とはアイデアや課題に対しての実現性、収益性、緊急性、重要性、独自性、効果性、将来性、インパクト、優位性、展開性、リスクなどが挙げられます。図では4つの項目を選定していますが、アイデアや課題に対して重視したい項目であれば4つより多くなっても構いません。 意思決定のマトリクスの大きな特徴とも言えるのが、評価項目に倍率を設定すること。慣れないうちはこの倍率設定が難しく感じるでしょう。これは選定した評価項目の中で特に重視したいものの倍率を上げ、総合得点に反映させます。図では「実現性」「収益性」「独自性」「将来性」の4つの評価項目のうち、「収益性」と「独自性」が×2.0と倍率設定がされています。


倍率の最大は×2.0という決まりはありませんが、1つ評価項目をあまり大きくしてしまうと他の項目の数値があまり意味をなさなくなりますので、×2.0までとするのが妥当でしょう。×2.0とするのは評価項目のうち特に重要なものになりますが、どれを重要とするか客観的な評価が必要となります。倍率を高く設定するものは「会社や組織が重要視しているもの」を念頭に置くとよいでしょう。慣れないうちは、選択した評価項目の中で合計を100%として各項目の倍率を設定するのもおすすめです。  

手順3:評価を行う

1つの項目につき5点満点を基本として、点数をつけていきます。手順2で倍率を高くしたものについても同様に5点満点で点数をつけ、合計をする際に倍率をかけていきます。評価項目に「リスク」などとマイナス要因を入れる場合は、点数がマイナスになるように倍率をマイナスにしておくとよいでしょう。  

意思決定のマトリクスの作成時・作成後の注意点

意思決定のマトリクスを作成するのはアイデアや課題に対して客観的な評価をしやすくするためです。そのためなるべく主観が入らないように注意が必要です。作成時と作成後それぞれについての注意点を確認しておきましょう。 

作成時の注意点

・なるべく複数人で行う


1人で評価項目を選定し、倍率の設定も一人で行ってはどうしても主観的なものとなってしまいます。チームで評価項目の選定や倍率の設定まで行うのが望ましいです。どうしても難しい場合は、作成したものを周りの人にもチェックしてもらう、複数人でバラバラに行って後で集計するといった工夫が必要です。複数人でバラバラに行う場合は評価項目と倍率は統一した上で行ってください。 

作成後の注意点

・点数をつけて終わらない


意思決定のマトリクスで課題やアイデアについて点数付けを行ったとしても、最高得点のものから着手しなければならないというものではありません。しかし、客観的な評価として高くなったのなら、それなりの理由があるはずです。作成前のイメージとズレがある場合には、その理由も考察するようにしましょう。



・何から着手すればよいか分かるようになっている


アイデアについて意思決定のマトリクスを作成する場合は、実際の行動がイメージしやすいです。しかし、課題について作成する場合は、「どれが課題として大きいか」といった共通認識を持つだけで終わってしまいがち。重要なのは、「大きな課題に対してどう対処するか」ですので、課題について意思決定のマトリクスを作成する場合は、その後の行動までも必ず話し合うようにしましょう。

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