• 2020/03/19
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「あなたのキャリアを魅力的に見せる方法」第3回~職務経歴書のブラッシュアップ「だれに、何を」アピールするのか?~

  • マーキャリ 編集部
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株式会社Marketer's Brain 代表取締役
マーケティング組織構築コンサルタント デ・スーザ リッキー


Webディレクター経験を経てから3社計12年のマーケティング実務、および組織組成の経験を持ち、各事業者にて、前年比3倍、前月比700%などの数々の実績を成す。最終的には上場企業にてマーケティング部長に。その後、数々のマーケティングイベントに登壇を果たす。その際に感じたマーケティングに対する「人の課題」を解決すべく、商業出版(「ひと目でわかるマーケティング」)を経て、2019年に株式会社Marketer's Brainを設立。「マーケティングのプロ」としてのみでなく「マーケティングの組織を作るプロ」として国内・海外で活躍中。



⇒「第2回~あなたのキャリアのゴールって何?~履歴書を書くその前に~」はこちらをクリック







デ・スーザ:よし、これが今の橋本さんの職務経歴書だ。良いポイントとしては、自分が今まで経験した事を「営業をやっていました」と言うジョブ「タイトル」で語らずに、具体的に、どんなプロジェクトで何をやってきて、どんなことが出来るのか? で纏めているところだな。これは、「読み手」が非常に理解しやすいからね。

橋本:それは意識しています。


【コラム】キャリアをスキルに分解してみよう!
さて、橋本さんが事前の準備で、仕上げてきた「読み手に立った文章」について少し解説を追加しておきます。職務経歴書の様な、ある程度フリーな自己紹介の場においては「相手に伝わりやすい」書き方をしていくことが、ポイントの1つです。

たとえば「〇〇部のリーダーでした!」と言われても読み手には、その偉さや業務内容は見えてきません。

履歴書や職務経歴書は、基本的にあなたの事を「全く知らない相手」が見るものです。そのような相手に自分の「価値」を誤解なく伝えるためには

(1)職種名よりも「何をしてきたのか。何が出来るのか」を具体化する
→関わったプロジェクト、自分の果たした役割、活用したシステムやツール名など

(2)企業名や部署名ではなく、客観的に見えやすい指標で紹介する
→マネジメントした人数、扱った予算の金額、達成した施策など

という「伝える工夫」を行い、たとえば家族や親せきがそれを読んだときに「自分が何をしているのかが伝わる」と言う事を目指しましょう

デ・スーザ:さて、書きっぷりの基礎は良いとして……。今回、重要なのは「読み手」が、自分の理想を叶える相手として設定がされていなかったこと。いまの橋本さんは「ブランディング」を軸に考えたいところなのだから、単純にアピールポイントを列挙するよりも、そこを中心に並べていきたいところだね。

橋本:確かにブランディングにフォーカスしたいです。

デ・スーザ:まず、職務経歴書は「今の仕事」から過去にさかのぼるように書いていく。昔話ではないから「昔々~」と長々見てくれる時間はない。だから「直近」から書いていこう。

「いま、こういう事をしている。それは自分の理想の未来を叶えるためのこういう経過だ」と。橋本さんの場合は、将来ブランディング路線を目指して、かつ現在はプロダクトを成功に導く過程にいながら、戦略立案や予算設計をしつつ、現場の仕事もしてPDCAを行っている…と。なんかココ「もりもり」だから(笑)もうちょっと整理しようか。

橋本:具体的には?

デ・スーザ:キャリアの書き方で有効なのは、たとえば、君はこの2~3年でマネジメントに必要な戦略立案や予算策定をしているわけだが、一方で現場仕事もできます、と。ただ、この「現場仕事でPDCAを回す」と言うスキルは、その前の7年ほどある「スタッフ業務」の時代に培ってきたもののはずだから、最初に書く必要は無い。目標の「ブランドに関わる」っていう話からも遠いからね。

橋本:確かに。

デ・スーザ:そうなると、まず初めに「商品のブランド展開を見据えた予算策定や、戦略立案に携わっている」というのが直近のマネジメント職群(候補)の中で実際に君が積んできたキャリアであり、スキルとなる訳だ。これはブランディングやマーケティングにおいても求められるスキルだから優先して記載すべきだろう。

橋本:はい。

デ・スーザ:で、その前の7年の間に、現場として状況を改善し、PDCAを回してきた……と、書いていくと「その成果が認められての異動」と、読み手はスムーズに受け取ることになる。さて、その辺りの訴求ポイントで「1年目からチーム2位」って言うのがあるけど…これはチームの人数は多いの?

橋本:いえ、少ないですね。

デ・スーザ:であれば、10年選手の人の1年目の成果を気にする人はいないから、もう少し、この7年間を通して勝ち得たものとかはないのかな? 出来れば1番が良い。

橋本:MVPを取ったことはありますよ!

デ・スーザ:それは何年目に?

橋本:4年目とか5年目にようやく。

デ・スーザ:それはいいね。それが使えそうだ。

橋本:とりわけ早くはないですが。視点を変える感じですか?

デ・スーザ:最初は新卒として業務に携わり、成績は普通だったけど創意工夫を凝らしてようやく4年目にMVPを取りました。と、見える。こういう書き方を僕は「ヒストリー」と呼ぶんだけど、自分が在籍中に時間をかけて成したことというのは基本的に「時系列にまとめられる」んだよ。で、そこに先ほど残しておいたPDCAの話とか、業務改善、現場の話も裏付けされるでしょう?

自分の業務をPDCAして、MVPを獲得しました!となる訳だから。

橋本:なるほど。

デ・スーザ:ちなみに、ここにはそんなにダラダラ書かなくて「4年目にチームMVPを獲得」くらいのシンプル書きっぷりでも大丈夫だよ。理由は追って説明するけど、コツは「小さな成功で、深く説明できるものを用意しておく」事。そして、キャリアをなるべくつなげて説明できるようにするだ。※理由は4章で記載予定。お楽しみに!




橋本:お~、ずいぶん変わりましたね。

デ・スーザ:だいぶ「伝えたい相手に伝わる感じ」にはなって来たね。

橋本:そうですね。なんだか、文字にした事で、自分の現在と未来を、とっても整理できました。ありがとうございました!



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