• 2019/11/19
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『グロースハッカー佚』(第17話)【位置情報+音楽アプリ】前編

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新連載企画『グロースハッカー佚』。BtoBマーケティング会社に中途入社した八月一日 佚(ほずみ てつ)。前職ではプロモーターとして勤務していた小さな音楽レーベルを1人でメジャーレーベルにまで成長させたキャリアを持つ26歳彼女の誰も思いつかないような独創的な発想は果たしてBtoBマーケティング会社でも通用するのか。会社のブレーンとして様々な企業課題に立ち向かう彼女と会社の成長を追ったストーリー小説。


前回、外部リソースとしてのマーケティング組織、マーケターニーズは本当に顧客の課題解決につながるのだろうか。と話が行き詰まる中「つまり、組織が一つになって同じ方向を向くようなサービスを考えろって事ですね」と冴えを見せた坂西。
『グロースハッカー佚』(第16話)はこちら

位置情報+音楽アプリ

横「じゃあ、来週また続きを話し合うから、皆他の業務で忙しいとは思うけどまた案も考えておいて」

一同「はい、分かりました、お疲れ様です」



川門「組織が一つになって同じ方向を向くようなサービスか。確かにあったら良いけどそこが中々難しいからみんな同じ課題を持ってるんだよな」

佚「そうですね」

川門「そういえば、テッサンは前の会社で新規事業の立ち上げ経験もあるって言ってたけど、開発からやったこともあるの?」

佚「はい、アプリの方で」

川門「そうなの? どんなアプリ?」

佚「これです」

川門「ん、え!?μwalk(ミューウォーク)ってテッサンのいた会社が出してたのか!!」

佚「はい、別会社からリリースされてますが、開発と提供元はうちです」

川門「俺、これ自分のスマホに落としてるよ」


柳爪「2人とも、なんの話ですか?」

川門「このアプリ、テッサンが開発に関わってたらしいよ」

柳爪「えー!凄い!どんなアプリなんですか?」

川門「音楽をストリーミングで聞けるアプリなんだけど、GPSと連動してて、その場所に合った音楽が流れるんだよ!例えばお洒落なカフェとかショップが並ぶ道を歩いたら、爽やかな音楽が流れたり」

柳爪「へー!ラジオの進化版って感じで面白そうですね!私も入れてみようかな」

川門「音楽好きな人にはかなり有名なアプリだよ!特に凄いのが、曲間で途切れずに自然な感じで別曲に繋がっていくんだよね。まるでDJが操作してるみたいに。どんな仕組みになってるんだろ?」

佚「その辺りはAIで常に最適な流れを作ってます」

柳爪「てことは、そのエリアに戻ったらまた同じ曲が流れるってことですか?」

川門「いや、戻った場合はそのエリアに合ったまた別の曲が流れるよ」

柳爪「エリアは狭いんですか?歩いてたら頻繁に曲が変わったりしないのかな?」

川門「そこがまた凄くて、移動するスピードを読み取って、それに合わせたエリア分けになるから、ちょうどいい感じに曲が変化するんだよ!しかも天気にも連動してて、本当に合った曲が流れる!」

柳爪「凄い!賢いですね!」

川門「だからドライブにも使えて本当に良いアプリだよ!考えた人は天才だな」

佚「ありがとうございます」

柳爪「今入れてみたんですけど、始めに今日の気分を選んで、邦楽、洋楽決めてジャンルもチェックするんですね!トラディショナルってなんだろ...?」

川門「取り合えずALLにしておくと面白いよ。色々発見できるし。因みに無償版だと時々そのエリアのCM流れるけどね笑」

柳爪「それも旅先とかだったら役立つから逆に嬉しいですね。丸一日垂れ流しで聴きそう」

川門「テッサンは自分が関わったこれを普段使ってるの?」

佚「いいえ全く」

川門「え!まさかの!笑」

佚「私は自分自身でそのシチュエーションに合った曲を選びます。自分の感情に合うものは自分自身が一番よく知ってるので」

川門「真っ向からこのアプリを否定するような事を...笑 じゃあ開発の段階でテッサンは反対しなかったの?」

佚「実は案を出したのは私なんです」

川門「そうだったのか!笑 案出しの時に今自分で言ってたところは懸念にならなかったの?」

佚「私の意見は少数派ですから」

川門「そうなんだ、曲はどこから仕入れてきてるの?」

(続きは以下をクリックしてご覧ください)



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