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SNSは社会的ネットワークの構築がコンセプトです。そこを基とした機能がメインにあります。
だから交友関係を更に広げたい人がメリットを感じるツールであって、市場価値を高めることを目的に使うにはちょっとズレてきます。
よくSNSを使ってセルフブランディングをと言われたりもしていますが、それはフォークでスープを飲むようなもの。
最近はビジネスSNSというのも出てきていますが、やはりメインのコンセプトはビジネス上で知り合いになった人との交流だったりネットワークを広げるという部分になるので、
企業からのスカウトや情報を収集するという意味ではメリットがあるかもしれませんが
市場価値を高めるという観点ではちょっとズレてきます。
つまり名前を検索された時に現存のSNS関連ではセルフブランディングにはならないということです。
今回ここに集まった1000人の方々は、当然本日のメインである私のこの講演を聞きに来られていると思います。
LP上では敢えて講演者である私の細かいプロフィールは載せずに、名前をクリックするとWeb検索の結果表示に飛べるようにしていました。
皆さんクリックしましたよね? どんな人物か確かめる為に。
実はクリック測定していましが1週間で30万回以上押されています。
私の名前を検索して何が出てきましたか?
ちょっと今モニターに映してみますね。
バイオグラフィやコラム、過去の登壇情報、メディアインタビュー記事、人物評価。
正直私は、インフルエンサーのように見られていますが一切SNSはやっていません。
著名人でもありませんからネット上で不特定多数に自ら発言したこともありません。
ですが、この検索結果を見て多くの人が私に価値を感じたからLP公開1週間で定員の1000名集まったのでしょう。
ここで、もう一つダミーで作った検索結果をお見せします。
SNS、同姓同名の情報、ブログ、これ見てどう思いますか?
この検索結果を見て、わざわざ参加費を払ってまで講演を聞きに行こうと思ったでしょうか?
余程テーマに有用性を感じないと難しいと思います。
これだけ私の名前が検索されているので、私について以前から知っていたと言う人は少ないのではないかと思います。
今回私を初めて知ってこれだけの人が参加費を払う価値を感じたということはセルフブランディングの成果だと思います。
また今回1000名の前で講演を行った事実は私のキャリアとして、次のセルフブランディングの武器に足すことが出来ます。
Web上にどれだけ自分にとってメリットとなる情報を残すかがこれからの時代、特に大事になると私は感じています。
それは登壇のような著名的な活動である必要はありません。
何度も言いますが、市場価値を上げるには根底として成果を上げなければいけません。
多くの人が出来なくて尚且つ世の中に求められていることを出来る様にしないと希少的な人材にはなれません。
そこは前提ですが、では先ずその為に何をすべきか。
例えばミュージシャンがどんなに良い曲を作っても誰にも聞かせなかったら食べてはいけません。
音楽事務所にデモテープを送るのは社会人が就職の為に企業へ履歴書を送るのと同じです。
ネットが普及した現在は自分自身でネット上に作品をアップロードしてプロモーションする人が増えてきています。
だから事務所が売り出す前に、既に絶大な人気を得ているケースもあります。
社会人は仕事の成果が作品です。
ミュージシャンが良い作品を出す度に市場価値を高めているように
社会人も仕事で成果を上げる度に本来高めていくことが出来るのです。
少なくとも前日の自分よりも。
今日この会場にいる皆さんは全員市場価値を高めたいと思っていますよね。
ではそんな皆さんに最後の質問です。
直ぐに頭の中で答えて下さい。
あなたの持っている社会的価値は何ですか?
3秒以内に答えられなかった人がほとんどではないでしょうか?
逆に答えられた人は、今日の私の講演はつまらなかったかもしれません。
申し訳ございません。
答えられなかった人は
さっき私が言った『Web上にどれだけ自分にとってメリットとなる情報を残すか』を意識してみてください。
自分自身の価値を理解できていた方が勿論今後のキャリアビジョンも立てやすくなるので良いですが、
もし芸術家に『あなたの作品の価値は何ですか』と質問して直ぐに答えられる人は少ないのではないかなと思います。
それはその価値を決めるのは周りだからです。
本気でその作品を誰かに今売り込もうとしているのなら、その芸術家も価値を言えるようにするでしょう。
あなたが今自分自身を世の中に売り込もうとしているわけではないなら、急いで価値を見つける必要はありません。
価値となるものを生み出すことに専念し、世に放っていきましょう。
そうすれば、きっと周りが貴方の価値を教えてくれます。
次回『グロースハッカー佚』お楽しみに!
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