• 2026/02/20
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はりこらむ 第140回「器(うつわ)/視座と時間軸~本当は誰のために言っているの?~」

  • 萩原 張広  
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器(うつわ)/視座と時間軸
~本当は誰のために言っているの?~

 ⇒第139回「標準化されたOutputが価値ではない。~AI時代の人の介在価値~」はこちらから


衆議院選挙が終わりました。自民党の圧勝でしたね。今回は期日前に投票しました。
ここ何年か政治に関する期待感が薄く、投票に行かないこともありました。元々歴史が好きで、明治維新後に選挙権を手に入れるために多くの人々が大変な活動をしていたことを知っているので、選挙に行かないことに罪悪感もありました。今回は日本が変わる節目の選挙かなとも思い、結果も含めて関心を持って見ていました。

 多くの政治家の方のスピーチを聞くと、「この人は本当は誰のために役に立とうとして、この話をしているのだろう」と思うことがあります。自分や自分が関わる組織のためのことを、さも日本のため、世界のためであるかのように話しているのでは、と感じられてしまう人もいますね。一方で、本当に日本のことを思って話している人や、自分事であってもそれを正直に話している人には好感が持てます。

 政党は多くの場合、最初は日本のため、みんなのためという考え方に賛同する人が集まってできたのだと思います。しかし、その後時間が経つと、だんだん権力や自分の保身、関わる人達の損得が重要だと、変わっていってしまうことも多いのではないでしょうか。今回の選挙では、選ぶ側もそういう偽善者的な発言や、主体性のない他者批判には飽きてきたのだと思います。

 また政策ももちろん大事ですが、誰に任せるのかという人的な要素も重要になるのだなと今回実感しました。そういう意味では、見た目も大事な要素にはなるのかなと。正しくは見た目に出る、その人の人間性や経験に裏付けられた信念、総じて言うと「器」みたいなことでしょうか。意志や若々しさ、清潔感からくる真摯なイメージも重要ですね。今回の結果を受け、今後良い日本になっていってほしいですね。

 経営者も「社長の器以上に会社は大きくならない」と言われます。その器とは何なんだろうと、以前考えたことがあります。自分なりの答えとしては、リアリティを持った視野と時間軸なのではと思いました。自分ひとりの成功や損得を考えているのか、社員のことを考えているのか、お客様や関わる人達すべてのことを考えているのか。そして日本、さらには世界のことまで、それも本当の意味でリアリティを持って考えられているのか。またどのくらいの時間軸で考えているのか、今月なのか、今年なのか、3か年なのか、10年、100年先なのか。この視野と時間軸のリアリティを持った大きさが器に繋がっていくのだと思います。

 正直自分自身としては世界までをリアリティを持って考えられる感じにはまだなれていません。数年前に孫ができて時間軸のリアリティはあがりましたね。孫が私と同じ年になる頃には、2080年代になっています。その頃は、より良い日本になっていて欲しいですし、そこに少しでも貢献したいですね。

■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。

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