• 2020/09/28
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NTTグループのデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の施策

  • マーキャリ 編集部
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近年話題となることが多いデジタルトランスフォーメーション。なんとなく重要なものだというイメージがあってもしっかりと理解できている人は少ない概念です。この記事では企業のデジタルトランスフォーメーションをサポートするNTTグループの施策「Smart World」などをテーマにデジタルトランスフォーメーションについて考察しています。ぜひ最後までご覧ください。

NTTグループの施策「Smart World」とは


https://www.ntt.com/business/lp/gtd/smartworld.html

Smart Worldは、NTTドコモやNTTデータ、NTTコミュニケーションズなどが含まれるNTTグループの全体が中期経営戦略として掲げているものです。ちなみにNTTグループのNTTデータは、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄2020」に選定されています。


Smart Worldとは、「ITで世の中のさまざまな社会課題を解決していくスマートな社会」を表す造語で、NTTグループ全体で取り組んでいます。たとえばグループ会社のNTTコミュニケーションズでは、Smart Worldの実現のために企業のデータ活用を支えるサービスに力を入れ、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートする「DX Enabler」になることを宣言しています。


Enablerとは後援者のことです。 Smart Worldを実現するためにNTTグループは11のテクノロジーに注力しています。この中には、既に実用化が進んでいるテクノロジーだけでなく、今後大幅に伸びると期待されるテクノロジーも含まれているのが特徴です。11のテクノロジーの中にはAIやVR、セキュリティ、ネットワーク、エネルギーなどがあります。 

NTTコミュニケーションズの「Smart Data Platform」

Smart Data Platformは、企業に点在するデータを一つのプラットフォーム上で整理して運用できるプラットフォームです。データの収集・蓄積・管理分析に必要なさまざまな機能を、企業の用途やニーズに応じてワンストップかつ柔軟に組み合わせて利用できるものです。企業のIT部門や事業部門が、すぐにデータ利活用環境の構築・保守業務を効率化し、企業のデジタルトランスフォーメーションをサポートし、NTTグループが目指す「Smart World」の実現へ向けての1つの施策になります。


NTTグループの動きから分かるのはNTTグループ全体でITやデジタルの力を使って企業をサポートしていこうという体制を作っているということです。この際にキーワードとなるのが「デジタルトランスフォーメーション」です。

デジタルトランスフォーメーションとは

近年話題となっているデジタルトランスフォーメーションについて、最新のシステムやツールを導入することだと誤解している人は驚くほど多いです。この機会にぜひデジタルトランスフォーメーションについて正しく理解してください。デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)は、2004年にスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱されました。DTではなくDXと略すのは、英語圏では「trans」を「X」と略すことに由来しています。


デジタルトランスフォーメーションとは何かについて、経済産業省では以下のように定義しています。


「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」 


つまりは単純に業務をデジタル化するといった取り組みとは異なるもので、「デジタルを使ってビジネスモデルに変革を起こすこと」と言えます。当然ビジネスとは企業や一般消費者に向けて行うものですので、企業内だけでなく社会全体に変革が起きることになります。


従来のように最新機器を取り入れて業務を効率化していくことと、デジタルトランスフォーメーションの実現は似て非なるものです。確かに業務のデジタル化は、デジタルトランスフォーメーションへのステップであることは間違いありませんが、例えばテレワークのためにWeb会議ツールを導入することは業務の一部をデジタル化しただけでデジタルトランスフォーメーションとは言えないのです。


デジタルトランスフォーメーションとは、今までの延長にあるものでなく新しく作るものであると考えた方がよいでしょう。企業のデジタルトランスフォーメーションのサポートをNTTグループが経営戦略として掲げているのは、デジタルトランスフォーメーションを企業に起こすことが大きな商機となるからです。  

デジタルトランスフォーメーションが注目される理由

新たなデジタル技術を利用したこれまでにないビジネスモデルがどんどんと生まれてきています。時代につれてビジネスモデルの展開方法が変化し、新規参入企業も増えてきています。そのような状況の中で既存の企業が収益を上げ続けるためには、場合によっては業務全体の抜本的な改革が必要です。そこで求められるのがデジタルトランスフォーメーションを進めること。競争力を維持するためには従来通りのやり方では革新的な新規参入企業に太刀打ちできません。デジタルトランスフォーメーションを進めることは競争上の優位性を保つために避けては通れないものなのです。


しかし、デジタルトランスフォーメーションを本格的に展開していく上では、古いシステムにカスタマイズにカスタマイズを重ねてなんとかやりくりしている「既存のITシステムのブラックボックス化」と、仕事のやり方が変わることに抵抗する「現場の反対」の2つの課題があります。それらがクリアできずデジタルトランスフォーメーションが進まなければ「2025年の崖」と呼ばれる取り返しのつきづらい状況になり、これまで以上の経済的損失が起きると言われています。


デジタルトランスフォーメーションの実現のためには、NTTグループなどが提供するデジタルツールが必要となるでしょう。しかし、重要なのは「新しいツールやシステムを導入すること」ではありません。技術の進歩にともない、これまで想像もしなかったようなものができる世界になりつつあります。そのため、新たなシステムを導入した先に、デジタルトランスフォーメーションが待っているというような誤ったイメージを抱いてしまうのも無理はありません。



デジタルトランスフォーメーションの推進が求められているのは企業としての競争力を保ったり、強めたりして企業成長をしていくためです。それは言い換えれば自社がもつ企業価値をこれまで以上に提供していくためとなるでしょう。会社が社会や顧客にどんな価値を提供しているのか、またこれからしていきたいのか。まずはそのことを突き詰めて考えるべきなのです。ビジョンなしにデジタルトランスフォーメーションは実現しないということは忘れてはなりません。

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