• 2020/08/26
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デジタルトランスフォーメーション (DX)を学ぶにはどの本を読めばいい? おすすめ本をご紹介

  • マーキャリ 編集部
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目次

この記事では、デジタルトランスフォーメーションについて深く学ぶ際におすすめの本を紹介しています。近年話題となっているデジタルトランスフォーメーションについては、関連書籍も多く出版されていますのでどれを選ぶべきか迷ってしまうことが多いでしょう。基本的なものから発展的な内容のものまでご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。ご紹介する本は手に取りやすいようamazonや楽天でも購入しやすいものに絞っています。  

効果的な本の選び方・読み方を知ろう

デジタルトランスフォーメーションについての関連書籍を探す前に、まず実行しておきたいのは、「デジタルトランスフォーメーションについて簡単に自分で調べてみること」です。デジタルトランスフォーメーションは、誤解が多い分野です。デジタルトランスフォーメーションとはどういったものなのかが自分の中である程度合点がいっている状態で本を探すことで、デジタルトランスフォーメーションの本質ではなく枝葉末節について書いてある本を選んでしまうようなミスチョイスを減らせます。


本は、読むこと自体が目的ではありません。学ぶや気づきを得るための手段です。そのため、どういった本を選ぶかと同様に、どのように本を読むかも重要となります。まずはそちらから解説していきます。 

本の選び方

どんな優れた本であっても自分に合っていなければ、意味がありません。学びを求めるための本なのにその内容についていけなかったり、初心者なのに専門用語ばかりの難しい本を選んだりすると、自分のレベルと合っていないので失敗してしまいます。


特に初心者の場合は、「読んでいてストレスがないか」を基準にして本を選ぶことをおすすめします。いくら良い内容の本でも読んでいで眠くなるようなら合っていないのなら、理解が追い付いていないサインです。読むにはまだ早いでしょう。 

本への向かい方

まずは、本から教わるといった受け身の体制は好ましくありません。これは研修やセミナーで、「参加」を促すことが多いのと同様です。「なるほど、そうなのか」で終わらせず、主体的に学びを得ることが重要です。たとえば、「本にはこう書いてあるが自分なら、自社ならどうするか」といったことを常に考えながら読みすすめるのがおすすめです。筆者と対話をしているような気持ちで本を読んでいきましょう。


また、本に書いてあることを鵜呑みにしすぎないことも重要です。本の内容がすべて自分や自分の会社にあてはまるとは限りません。本の内容について「本当に正しいのか」、「自分はこう思う」といったことを意識しながらよむことで思考力も鍛えられます。


そして、本を読む上で最も重要なのは、本の内容や自分が感じたことを実行することです。本を読む理由は、何かを改善したい、具体的な取り組み方が知りたいといったものだったはず。それならば読書を単なる知識の蓄積にすることほどもったいないことはありません。実践を通すことで、「自分の考えは正しかった」、「こうすればもっとよくなる」といったことが見えてきます。本を読んだら、「どうように行動に移していくか」をしっかりと考えるようにしましょう。

デジタルトランスフォーメーション関連のおすすめ本

ここからはデジタルトランスフォーメーションを学ぶ上でおすすめの本を紹介しています。初心者向けのものから順番に紹介していきます。  

「デジタルトランスフォーメーションの実際」ベイカレント・コンサルティング著  日経BP

 この本は日本でいち早く「デジタルトランスフォーメーション」の必要性を説いたベイカレント・コンサルティングが、日本企業や米国企業の事例を徹底分析し、日本企業のデジタル戦略の問題点を具体的に提示してあります。日本は実はデジタルトランスフォーメーションの推進が大きく遅れている国です。



3ステップで実現する デジタルトランスフォーメーションの実際

どういったところに問題があるのかを知る上ではとても参考になるでしょう。「デジタルトランスフォーメーションとは何か」についてひとつの章を使って解説してあるので、初心者にも分かりやすい内容になっています。  

デジタル時代のイノベーション戦略 内山 悟志著 技術評論社

デジタルトランスフォーメーションは、決して会社のIT関連部署が率先してやるものではありません。「AIでなんかやれ」といった言葉に代表されるような経営スタイルでは、デジタルトランスフォーメーションは進みません。デジタルトランスフォーメーションは現場主体ではなく強いリーダーシップをもったリーダーが率先して推進すべきもの。



デジタル時代のイノベーション戦略

この本は経営者をはじめとした会社の上層部の方にこそ読んでほしい一冊です。日本企業におけるデジタルイノベーションの4つの壁と言われる(「WHY」「WHERE」「WHAT」「HOW」)をどのように克服していくかが記されていて、実践的な内容になっています。   

アフターデジタル 藤井 保文 ・尾原 和啓  著 日経BP

デジタルトランスフォーメーションという言葉やその意味は分かっていても、企業ごとの目指すかたちを明確にすることは実は非常に難しいです。この本は具体的にどのようにデジタルトランスフォーメーションをすすめていくべきかを知る大きなヒントとなるでしょう。


本のタイトルの「アフターデジタル」とは、オフラインがなくなる世界のこと。現在、多くの日本企業は「デジタルテクノロジー」に取り組んでいますが、そのアプローチは「オフラインを軸にしてオンラインを活用する」ものです。この本では、未来はすべてオンライン化するとし、その世界で生き残る術を記しています。経済産業大臣をはじめ、ヤフーやメルペイなど、時代のリーダーたちが推薦している本です。



アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る

アフターデジタル2  藤井 保文著 日経BP

前作の続編。前作は事例が主に取り上げられていたのに対し、本作では「デジタルトランスフォーメーションを推進する上で陥りやすいミス」や、「今日本の企業はどういう状況で今後何をすべきか」といったことまで網羅された実践的な内容になっています。 特にデジタルトランスフォーメーションのことを単なるデジタル化だと認識している方には強く響く内容だと言えます



アフターデジタル2 UXと自由

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