• 2020/06/18
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振り返りのフレームワーク『YWT』を徹底解説!KPTの違いも説明します

  • マーキャリ 編集部
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どんなプロジェクトや仕事にも振り返りが必要です。企画や施策を実行して、効果があったのか、それともなかったのかについて考えることは当たり前のことです。しかし振り返りが必要と言ってもどのようにやるのか分からないことや、たくさんのフレームワークがあるのでどれにすればよいか分からないということもあるでしょう。


この記事では振り返りのフレームワークの1つである「YWT」について詳しくそのやり方を解説しています。振り返りフレームワークとして有名な「KPT」との違いも併せて説明していますので、ぜひ参考にしてください。

YWTとは

振り返りのフレームワークである「YWT」は、3つの単語の頭文字を並べたものです。それぞれの頭文字は Y:やったことW:分かったことT:次にやること から成っています。読み方はそのまま「ワイダブリューティ」です。それぞれの言葉から分かるように、YWTは日本発祥のフレームワークで、日本能率協会コンサルティングが提唱したものです。日本語であるので、それぞれの言葉が何を表すのかを考えなくても、自然と何を書くべきかが分かるという特徴があります。

YWTを使う場面

YWT図版
https://media.mar-cari.jp/article/detail/695


非常にシンプルなフレームワークのYWT。実行する際には画像のようなシートを用意するとよいでしょう。チームでの振り返りに使うのもよいですが、チームだと行動してきた項目、つまり「やったこと」が膨大な数になることもあるでしょうから、個人の活動のふりかえりで使う方が効果を発揮しやすいでしょう。たとえば企業に属していれば、上長や管理職との面談など必然的に振り返りを行う場面がありますので、その準備として行うのもよいですし、月単位や週単位で個人的な目標の達成具合を測るのにもよいでしょう。ここからは「YWT」のそれぞれの項目について詳しくみていきます。

Y:やったこと

やったことの項目では、振り返りの対象期間において、実行したこと、取り組んだことを書き出します。実際にやったことであれば何でも構いません。まずはこの段階では、効果が上がったかどうかは考慮せずに、思いつくままに書き出していきましょう。

W:分かったこと

分かったこととは、「やってみて分かったこと」という意味です。Yで行った経験から学んだことについて書き出していきます。注意すべきなのは、自身が行った行動により学んだことを書くということ。必ずYとWは関連づけてください。分かったことがない場合は、無理に書く必要はありません。慣れないうちは、分かったことを書き出すのは時間がかかるかもしれません。なぜなら分かったこととは、実行した内容などではなく、一段階上の思考だからです。繰り返し行うことで、行動を活かすための思考力が鍛えられます。

T:次にやること

YWTの最後の項目のTは「次にやること」です。Wの分かったことから、次にやることを考えます。ここでは必ず分かったことをふまえて次に何をやるかを考えるようにしましょう。関連づけて考えることでやったことと、分かったことについて考察したことが活きてきます。スムーズに次にやることを思いつきやすくするためにも、YWTを行うときにはY・W・Tの順番で考察するようにしてください。


この「T:次にやること」は、必然的に次回のYWTで「Y:やったこと」に入ってくるはずです。YWTは繰り返し行うたびに効果を発揮するフレームワークだと言えるでしょう。

KPTとの違い

振り返りのフレームワークにはYWT以外にもたくさんあります。その中でも知名度が高いのが「KPT」です。簡単にKPTがどういうものか確認をしながら、YWTとの違いをみていきましょう。
KPT図版
https://media.mar-cari.jp/article/detail/687


KPTは、元々システム開発の分野で使用されていたもので「Keep・Problem・Try」の3項目について考える、振り返りのフレームワークです。それぞれの単語は以下のような意味で使われています。


 Keep・・・良かったこと・今後も続けていきたいこと

Problem・・上手くいかなかったこと・課題

Try・・・Problemの解決に対して今後実施していくこと


Tryの部分はYWTの「次にやること」と同じですね。2つのフレームワークには共通点もあります。KeepもProblemも事実についての項目ですが、YWTではYが「分かったこと」となっており、少し考えを深める必要があります。振り返りのフレームワークに慣れていない段階では、YWTよりもKPTの方が行いやすいかもしれません。  

何についてKPTを行うか KPTの目的

KPTは「仕事のやり方」を見直すために使用するツールです。チーム全体で誰かの相談に乗ったり、欠点を指摘したりするものではありません。そのため「成績が振るわない」、「営業アポイントがとれない」などについては「Problem」として挙げないようにしましょう。KPTはあくまで「チームで仕事を効果的にすすめるにはどうすればよいか」を軸に話し合うものです。Keepを記入する際には、単なるプラスの感情の発表としないこと。


「問題なくプロジェクトが進行していてよかった」などでは、称賛のし合いで終わってしまいます。KPTを使用する目的は「仕事の進め方を改善すること」であることを忘れずに。Keepは今後も続けていきたい「取り組み」や「役に立ったこと」を抽出して書き出していきましょう。KPTはYWTよりもチーム活動の振り返りに適したものです。


また、これは言葉の捉え方の問題ですが、KPTの「P:problem」は、課題や上手くいかなかったことを述べる項目です。課題と聞くとどうしてもマイナスイメージがあります。ポジティブなものよりもネガティブなものの方が注目されやすいため、話し合いの場が課題に引っ張られてしまう傾向にあります。KPTを行う上で重要なのはもちろん「Try:今後実施すること」にあたる部分です。今度どのようにしていくかを考えるためにKPTを実施しているのに、いつの間にか反省会のようになってしまうこともあります。


一方でYWTにおけるWは「分かったこと」です。分かったことという言葉には、ポジティブなイメージの方が強いのではないでしょうか。そのためYWTを良い流れで話すことができるという見方もあります。



とはいえ、YWTとKPTでどちらが優れているというものでは決してありません。どちらも何度か試してみて、議論が発展しやすかったものを選ぶということでもよいでしょう。大事なのはどのフレームワークを使うかではなく、きちんと振り返りを行い今後に活かすことです。

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