ランサーズ株式会社は、2020年8月27日よりクリエイター支援のためのコミュニティ「Creative LAB」を発足することを発表しました。専用のFacebookグループでクリエイター同士の交流ができる他、有料の短期集中型の講座「クリエイターブートキャンプ」の開催も予定されています。
今回、「日本にクリエイターを増やしたい」という思いに賛同したアドビ株式会社と、株式会社日本HPが協賛として加わり、需要が増えてきているクリエイターがより注目を浴びていくことでしょう。(参考:ランサーズ、クリエイターの成長を支援するコミュニティ「Creative LAB」発足
)
「Creative LAB」発足の背景
ランサーズが2020年4月に行った調査 「ランサーズ会員の副業・複業者を含む広義のフリーランス500名に対するアンケート」によると、
「この1カ月前後で、『時間の余裕』ができたように感じますか」という質問に対して、「時間にとても余裕ができた・やや余裕ができた」と答えた人は58%と半数以上の割合で、そのうち「スキルアップを最近始めた・これからやってみたいと思う」と答えた人は64%にのぼりました。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000010407.html
また、2020年7月に実施した調査「ランサーズ会員のクリエイティブに関する調査」によると、「クリエイティブに興味がある」と答えた人は合計で85%いましたが、
そのうちの40%が「クリエイティブに興味があるが活動の仕方がわからない」と答えています。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000010407.html
このように新型コロナウイルスの影響で、使える時間が増えてスキルアップしたいが、やり方がわからないという層が一定数わかったことで、今回のコミュニティ発足に至ったようです。
専門部署以外でもクリエイティブ系ITツールのスキルが求められている
アドビ株式会社が、2020年7月29日に発表した調査では、新卒採用で「課題解決方法の発想力/着想力」が最も重視するスキルとしてあげられた他、デジタルリテラシーの重要度が高まっていることがわかっています。(参考:新卒採用のニューノーマル アドビ調査、就職人気企業の58.6%が採用減を予定する中、重要度が増したスキルは「課題解決力」「クリエイティビティ」「デジタルリテラシー」)
さらに、就職人気企業の85.5%が専門部署以外でもクリエイティブ系ITツールのスキルが必要と回答しています。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000041087.html
動画の作成やプレゼン資料で必要になるという声が最も多かったようですが、リモートワークによって、デジタルツールを駆使して的確に伝えることができる人材が求められているようです。 具体的にはPhotoshopによる写真加工や、Illustratorでのイラスト作成や、動画編集などのスキルです。今後、クリエイターではない営業やマーケティングの担当者でも、クリエイティブツールを扱うスキルが必要になってくるかもしれません。