本記事について、マーキャリMEDIAのYoutubeチャンネルでも取り上げています。
正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、女性のリアルな仕事観を調査するコンテンツ【データで知る「女性と仕事」】の第9回の調査結果として、「コロナ禍は転職に影響した?」というアンケートを実施しました。
アンケートの調査内容は主に以下に4つです。
・新型コロナウイルスによる騒動前後で、転職活動の進み具合はどう変わったか
・転職活動の進み具合が良くなったと感じるのはどういったところか
・転職活動の進み具合が悪くなったと感じるのはどういったところか
・こういった状況下で転職活動を行っていて「良かった」ことは何か
調査はtypeの女性会員を対象に2020年5月29日~6月14日の期間でWeb上で行われ、有効回答数は1024名もの回答がありました。
調査結果を見ると、「新型コロナウイルスによる騒動前後で、転職活動の進み具合はどう変わったか」という質問に対しては
・進み具合が悪くなった…48.6%
・進み具合が良くなった…21.7%
・特に変化はない…29.7%
出典:https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-9/
という結果となり、全体でみると転職活動の動きが鈍くなったと感じている層が半分近くいることが分かりました。さらに悪くなった回答した方を対象に進み具合が悪くなったと感じる方にどういった点かを深掘りしたところ、「応募したい求人が減った」という回答が69.8%と過半数を占めている結果が掲載されています。
このほかにも悪くなった点には「応募していた企業の採用が中止・延期となった」、「企業からの連絡が遅くなった」など、新型コロナウイルスによって企業の採用活動が鈍化したことが求職者の転職活動の進み具合に影響を及ぼしていることが分析できます。
新型コロナウイルスによる採用市場へのネガティブなインパクトはもはや周知の事実となっており、売り手市場から買い手市場へ変化しております。こういった背景から転職活動への取り組みを断念してしまう、もしくは今は適切な時期ではないと延期してしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、企業側としても過度に採用人数を減らした年があるとその世代だけ人材が足りない、企業にとって価値を生み出す人員が不足していることになり、長期的にみると企業の経済活動に支障が出る恐れがあるため、このWithコロナという環境の中でも継続して採用活動を行っていく企業は多いと考えられます。
オンライン面接のメリット・デメリット
また、これを機会にオンライン面接をスムーズに行えている企業とそうでない企業を見分けてみるのも手かもしれません。
企業側としてもオンライン面接には
・時間と費用を削減できる
・今まで以上に面接の数を増やせる
・説明会の動画などを共有できる
などの複数メリットがある一方で
・ミスコミュニケーションに繋がる
・通信トラブルが起こりえる
などのデメリットも挙げられます。オンライン面接を導入するか、また、導入した場合はどのようなツールを選び、どう運用していくかの意思決定が速かった企業とそうでない企業を意識して見比べてみることで、今後の働き方を考えていくうえで、自分にマッチしているかを吟味してみることも考えてはいかがでしょうか。このような環境下だからこそ逆にチャンスと捉えて行動してみることも必要かもしれません。
また、「こういった状況下で転職活動を行っていて『良かった』ことは何か」というアンケート結果を見ると「オンライン面接になったことで交通費や移動時間がかからなくて済む」「直接会うよりもリラックスできて臨める」というようにオンライン面接自体を歓迎する応募者の意見も目立ちます。
通常のリアルな面接であれば、約束の時間に余裕を持って30分前などに面接先の最寄駅について、カフェに寄って、面接にそなえる。そこからオフィスへ行き5分前ほどのタイミングで受付に内線をする。
それらが、一気に簡略化されるだけでなく、直接ではない分リラックスできるなど。
求職者側から見てもオンライン面接のメリットは多くあります。企業側としても先ほど挙げたようなメリットを背景に徐々に導入している企業は増えています。
コロナ禍が過ぎたとしても、この多くのメリットがあるオンライン面接が今後ますますニーズを高め、新常態(ニューノーマル)になる可能性は十分に考えられます。
実際にリモートワーク・テレワーク専用の求人サービスとして「Remoteoffer(リモートオファー)」が8月3日に事前登録を開始したようです。
●「Remoteoffer」サービス詳細
“ 「Remoteoffer」は、リモートワーク・テレワーク人材に特化したWeb完結型の求人プラットフォームです。ユーザー登録から企業との面談、契約手続きなど原則リモートで求人活動が完結します。 「求人に応募するまではスマートフォンやPCでできるけど、面接は訪問しなければならない」といった固定概念を払拭し、面接・面談をリモートで行うことができる他、リモートワーク・テレワークに対応した求人案件に対し企業と直接メッセージでやりとりを行い応募をする事でミスマッチがないリモートワーク・テレワークライフをお送りする事が可能です。”
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000062968.html