• 2020/04/24
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新型コロナウイルスがもたらした営業スタイルの変化とは?

  • マーキャリ 編集部
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、不要不急の外出の自粛や「三密」の回避、全国への緊急事態宣言の発令など、様々な影響を受けて私たちの生活は大きな変化を見せております。また、この新型コロナウイルスの影響はビジネスシーンにも変化を与えており、特に「営業スタイル」が変わってきている印象です。今回の記事では、実際に新型コロナウイルスで営業スタイルがどう変化したのか、これからの営業スタイルはどうなっていくのかなどを解説していきます。ぜひ、最後までご覧いただけますと幸いです。

新型コロナウイルスの影響で営業スタイルに変化が見られる

新型コロナウイルスの影響でこれまでの営業スタイルに変化が見られるとご説明しました。ここからは、どんな変化が見られるのかを解説していきます。そもそも、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国への緊急事態宣言の発令や不要不急の外出の自粛などの取り組みが行われている中で、私たちがもっとも警戒するべきなのが3つの「密」だと言われています。下記がその警戒するべき3つの「密」です。


①換気の悪い密閉空間

②多数が集まる密集場所

③間近で会話や発声をする密接場面

引用:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/content/000061868.pdf


上記の3つをまとめて「三密」と呼んでおりますが、これらの条件が揃っている場所(ライブハウスやカラオケボックス等)ではクラスター(集団)感染のリスクが高いとされています。


そのため、企業では外出の自粛や三密の回避ということを受けて、リモートワーク(テレワーク)の導入や時差出勤などの対策を行っているということです。上記のような流れが営業のスタイルにも大きな変化を見せております。今回の記事では、株式会社セレブリックスが現在営業職として従事している社会人を対象に“新型コロナウイルス対策”の実態と、リモートワークでの営業活動に関する匿名のアンケート調査をもとに見ていきます。

オフィスに出社せずにリモートで商談まで行う企業が増えている

最初に現在オフィスに出勤しているかのアンケートですが「出勤していない」と答えた方が46.7%「たまに出社」が27.7%「自宅兼用・オフィス無し」が2.3%という結果となっております。上記のことから全体の76.7%という高い割合でリモートワークを実施しているということがわかりました。また、企業によってリモートワークの取り入れ方も様々となっており、出勤だけでなくアポイントや実際の商談までを全てリモートで行っていると答えた方が38.7%、一部商談以外は全てリモートで行っていると答えた方が43.6%とWeb(オンライン)での商談がベースとなっていることがわかります。

非対面になることで商談やコミュニケーションに問題が生じている

上記では全体の76.7%という高い割合でリモートワークを実施していること、その中でもアポイントから実際の商談までの全てをWeb(オンライン)で行っていると答える方も多くいることがわかりました。しかし、新型コロナウイルスの影響でリモートワークの導入が急速に進む中、いくつか問題点も発生しています。 例えば商談では、


・相手の反応が少なく心配になったり、焦ったりする

・こちらの提案に対する印象が読めない

・質問がしづらい


など、意思の疎通が難しくコミュニケーション全般の難易度が上がっていると答える方が多くいます。また、上司や部下、同僚などとのコミュニケーションのミスが発生しているため、円滑に業務を進めることができないといった悩みや課題があるようです。

資料:リモートワークでも成果をあげる営業活動とは(https://www.eigyoh.com/column/114/

新型コロナウイルスの影響で「インサイドセールス」という営業スタイルが増える

新型コロナウイルスの影響でリモートワークを導入する企業が増えているだけでなく、アポイントから実際の商談まで全てをWeb(オンライン)で行えているということがわかりました。リモートワークを導入することで様々な悩みや課題も生まれておりますが、以上のような結果から今後は「インサイドセールス」という営業スタイルも増えてくるのではないかと予想します。インサイドセールスとは、電話やメールなどを駆使して行う非対面の営業スタイルで内勤営業とも呼ばれることがあります。また、最近では電話やメールに加えてWeb会議ツール等も駆使して行う企業も多く存在します。

インサイドセールスのメリットとは

インサイドセールスのメリットとしては、オフィス等でアポイントや商談を行うため訪問先への移動をする時間を全てカットすることができ、1日あたりの最大商談可能数や受注数が増加するということが挙げられます。また、訪問先への移動がないことで交通費などの経費もカットできることもあり、全体的な営業コストの削減にも繋がります。

インサイドセールスのデメリットとは

インサイドセールスのデメリットとしては、全てをWeb(オンライン)で完結させるため、複雑な説明が必要な商談等に向いていないということが挙げられます。また、先ほどのアンケートにもあったように意思の疎通が難しくコミュニケーション全般の難易度が上がることなどもデメリットとして捉えられます。

リモートワーク(テレワーク)で使えるツール

新型コロナウイルスの影響を受けて営業スタイルがどのように変化してきたのかを解説してきました。最後にリモートワーク(テレワーク)で使えるツールをいくつかご紹介します。リモートワークを導入するにあたり必要なツールは下記の4つとなります。


・円滑なコミュニケーションが取れる「チャットツール」

・業務で使用するデータを簡単に共有できる 「ファイル共有ツール」

・社員一人ひとりの勤怠を確認できる「勤怠管理ツール」

・直接顔を見て業務の相談や共有などができる「ビデオ(音声)通話ツール」


ここからは順に各ツールについてご紹介していきます。

チャットツール

チャットツールとは、パソコン(PC)やスマートフォンで気軽に直感的にコミュニケーションを取ることができるコミュニケーションツールです。 シンプルな操作性のものが多いので使いやすく、日常的なコミュニケーションの手段としてビジネスシーンでもチャットツールを使用してやり取りを行っている企業は増えております。 チャットツールで代表的なものには「Slack」や「Chatwork」が挙げられます。

ファイル共有ツール

様々な形式のデータを共有することに特化したのがファイル共有ツールです。ファイルを共有する相手も自由に設定することができるツールをはじめ、アカウントさえ持っていれば数GBの大容量を無料で利用することができるツールもあります。ファイル共有ツールで代表的なものには「Google Drive」や「Dropbox」が挙げられます。

勤怠管理ツール

会社のオフィスから離れた場所であっても社員一人ひとりの勤怠を管理できるのが勤怠管理ツールです。就業から終業までの時間を正確に管理することができます。GPS機能で打刻した場所だけでなく一定の範囲内に入らないと打刻をすることができない範囲制限機能など、便利な機能を持ったツールも多くあります。 勤怠管理ツールで代表的なものには「ジョブカン勤怠管理」や「jinjer勤怠」が挙げられます。

ビデオ(音声)通話ツール

チャットでは伝えることが難しい細かな指示や相談などに対応することができるのがビデオ(音声)通話ツールです。また、多人数でのビデオ(音声)通話にも対応しているツールがほとんどなので、Web会議(オンライン会議)といった目的で使われることも多いです。ビデオ(音声)通話ツールで代表的なものには「Skype」や「Zoom」が挙げられます。

まとめ

今回は新型コロナウイルスで営業スタイルがどう変化したのか、これからの営業スタイルはどうなっていくのかなどを解説してきました。最後に記事のおさらいをします。新型コロナウイルスの影響から、リモートワーク(テレワーク)を導入する企業が増えてきております。そういった背景からオフィスへ出社せずにリモートでアポイントから商談までを行ういわゆる「インサイドセールス」という営業スタイルが増えています。


インサイドセールスのメリットとしては、オフィス等でアポイントや商談を行うため訪問先への移動をする時間を全てカットすることができ、1日あたりの最大商談可能数や受注数が増加するということが挙げられます。また、訪問先への移動がないことで交通費などの経費もカットできることもあり、全体的な営業コストの削減にも繋がります。


一方でデメリットとしては、全てをWeb(オンライン)で完結させるため、複雑な説明が必要な商談等に向いていないということだけでなく、意思の疎通が難しくコミュニケーション全般の難易度が上がることなどもデメリットとして挙げられます。


今後も新型コロナウイルスの影響は長引くと考えられているので、上記のようなインサイドセールスといった営業スタイルを行う企業も増えてくるのではないかと予想ができます。

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