企業が抱えるさまざまな問題に対し、改善策を練ろうとチームや部署でアイデア出しをした経験がある方も多いのではないでしょうか。たくさんのアイデアが出た場合、実行に対して時間やお金といったコストがかかればすべてのアイデアを採用することはできません。多数のアイデアの中からそれぞれの特徴を分類し、優先順位をつける際に有効な分析フレームワークの1つに「ペイオフマトリクス」があります。
この記事ではペイオフマトリクスの活用方法や特徴に加え、ペイオフマオリクスを活用する際の注意点などについて詳しく解説しています。ペイオフマトリクスは、さまざまなものに応用して活用できるフレームワークなので知っておいて損はありません。ぜひ参考にしてください。
ペイオフマトリクスとは?
ペイオフマトリクス(ペイオフマトリックス)とは、「効果」と「実現性」の2つの軸で区切られた図(マトリクス)を使い、効率的にアイデアの取捨選択をするための分析フレームワークです。効果とは、そのアイデアを実行することで得られるリターンのこと。店舗を経営しているのであれば集客数や単価アップなどが効果に該当します。そして実現性とは、アイデアを実行する難易度。具体的にはお金や時間といったコストについて考え、コストが高ければ実行しにくく、コストが低いなら実行しやすいことになります。