• 2020/04/23
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企業がリモートワークを導入する前に知っておくべきこと おすすめツールなどもご紹介

  • マーキャリ 編集部
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴って、不要不急の外出の自粛や「三密」の回避、一部都府県の緊急事態宣言の発令など様々な報道があり私たちの暮らしは一変しました。こういった流れはビジネスシーンにも大きな影響を与えており、以前より働き方改革の中に組み込まれていた「リモートワーク(テレワーク)」に企業などの注目が集まっています。


また、実際にリモートワークを取り入れるという企業も少なくありません。今回の記事ではそんなリモートワークとは一体どんな働き方なのか、企業がリモートワークを取り入れるメリット、企業が取り入れる際に必要なツールなども解説をしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

「リモートワーク」という働き方について

最初になぜ「リモートワーク」という働き方が注目されているのかをご説明します。リモートワークとは読んで字のごとく遠隔(remote)と働く(work)を繋げた言葉になっており、そのまま遠隔で働くという意味の言葉です。昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一部都府県の緊急事態宣言の発令や不要不急の外出の自粛などの取り組みが行われている中で、私たちがもっとも警戒するべきなのが3つの「密」だと言われています。 下記が警戒するべき3つの「密」です。


①換気の悪い密閉空間

②多数が集まる密集場所

③間近で会話や発声をする密接場面

(引用:https://www.kantei.go.jp/jp/content/000061868.pdf


上記の3つをまとめて「三密」と呼んでおりますが、これらの条件が揃っている場所(ライブハウスやカラオケボックス等)ではクラスター(集団)感染のリスクが高いとされています。そのため、日頃の生活の中でも上記の「密」の条件が揃った場所に行かないよう不要不急の外出自粛等が取り組まれているのですが、実は普段仕事をしている会社のオフィスや多くの人が利用する通勤電車も三密が揃っている環境になっていることが多いです。このような状況の中で企業も三密の環境を回避するために、従業員がそれぞれ自宅などで働くことができるリモートワークを導入することになりました。

企業が導入するメリットやデメリット

企業が三密の環境を回避するために「リモートワーク」を導入したということをご説明しました。ただ、実はそれ以外にも企業がリモートワークを取り入れるメリットがいくつかあります。従業員側、経営者側の双方に存在しますので一緒にご説明します。

リモートワークを企業が導入するメリット

従業員側のメリット

会社への通勤時間がなくなり自由な時間が増える
おそらく自宅やレンタルオフィスなどで業務を行うことなります。そのため、これまで会社への通勤時間に使用していた時間をすべて自由な時間として使えることになります。


自身の工夫次第で仕事の生産性を上げることができる
業務内容にも左右されますが、会社のオフィスで働いている時よりも時間の使い方が自由となります。そのため、自身の作業ペースや休憩時間等の工夫次第で生産性もどんどん上げることができます。


ストレスが軽減して心身ともに健康になる
会社のオフィスで働いている時よりも格段に自由度が上がります。そのため、仕事に対するストレスなども溜まりづらく、心身ともに健康になることも期待できます。


経営者側のメリット

従業員の通勤がなくなり経費が削減できる

従業員は自宅やレンタルオフィスなどで業務を行います。そのため、通勤に必要な交通費などの経費の削減に繋がります。


従業員が心身ともに健康になり稼働率が上がる

従業員のストレスが溜まりづらい環境での業務になるの欠勤等が少なくなります。そのため、従業員一人あたりの稼働率も上がることも期待できます。

リモートワークを企業が導入するデメリット

従業員側のデメリット

コミュニケーション不足により円滑に業務を進めることができない

基本的には自宅やレンタルオフィス等で業務を行います。そのため、社員同士のコミュニケーション不足により円滑に業務を進めることが難しくなることも考えられます。


逆に仕事の生産性が下がってしまう

先ほどは「自身の工夫次第では仕事の生産性を上げられる」というメリットを挙げました。しかし、自身のスケジュールの管理が甘いと逆に仕事の生産性が下がってしまう可能性もあります。


経営者側のデメリット

従業員一人ひとりの評価がしづらい

本来であれば従業員一人ひとりの仕事をオフィスで確認することができますが、リモートワークの場合だと確認をすることができません。そのため、今後もリモートワークの状態が続くのであれば評価制度などを改める必要があります。


会社の機密情報などが流出する可能性がある

リモートワークのために会社の情報を自宅やレンタルオフィスなどに持ち出す必要があります。そのため、ごく稀ですが会社の機密情報などが流出するという可能性も考えられます。

企業がリモートワークを導入するにあたりおすすめのツール

ここからは実際に「リモートワーク」を導入するにあたりおすすめのツールをいくつかご紹介します。下記が実際にリモートワークを導入する際に必要となるツールの一覧になりますので、順にご紹介していきます。

チャットツール

チャットツールとは、パソコン(PC)やスマートフォンで気軽に直感的にコミュニケーションを取ることができるコミュニケーションツールです。シンプルな操作性のものが多いので使いやすく、日常的なコミュニケーションの手段としてビジネスシーンでもチャットツールを使用してやり取りを行っている企業は増えております。チャットツールで代表的なものには下記のサービスが挙げられます。


・Slack



https://slack.com/intl/ja-jp/


・Chatwork



https://go.chatwork.com/ja/

ファイル共有ツール

様々な形式のデータを共有することに特化したのがファイル共有ツールです。ファイルを共有する相手も自由に設定することができるツールをはじめ、アカウントさえ持っていれば数GBの大容量を無料で利用することができるツールもあります。ファイル共有ツールで代表的なものには下記のサービスが挙げられます。

・Google Drive



https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/


・Dropbox



https://www.dropbox.com/ja/

勤怠管理ツール

会社のオフィスから離れた場所であっても社員一人ひとりの勤怠を管理できるのが勤怠管理ツールです。就業から終業までの時間を正確に管理することができるだけでなく、GPS機能で打刻した場所だけでなく一定の範囲内に入らないと打刻をすることができない範囲制限機能など、便利な機能を持ったツールも多くあります。勤怠管理ツールで代表的なものには以下になります。


・ジョブカン勤怠管理



https://jobcan.ne.jp/


・jinjer勤怠



https://hcm-jinjer.com/

ビデオ(音声)通話ツール

チャットでは伝えることが難しい細かな指示や相談などに対応することができるのがビデオ(音声)通話ツールです。また、多人数でのビデオ(音声)通話にも対応しているツールがほとんどなので、Web会議(オンライン会議)といった目的で使われることも多いです。ビデオ(音声)通話ツールで代表的なものには以下のサービスが挙げられます。


・Skype



https://www.skype.com/ja/


・Zoom



https://zoom.us/jp-jp/meetings.html


以上が実際にリモートワークを導入するために必要なツールとなります。

まとめ

今回は「リモートワーク」とは一体どんな働き方なのか、企業が取り入れるメリットなどについて解説をしました。最後に今回の記事を簡単におさらいします。 リモートワークとは、読んで字のごとく遠隔で働くということを意味しており、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で企業が積極的に導入をしております。企業がリモートワークを導入するメリットは以下となります。


・従業員の通勤がなくなり経費が削減できる

・従業員が心身ともに健康になり稼働率が上がる


しかし、従業員一人ひとりの評価がしづらい、会社の機密情報などが流出する可能性があるといったデメリットも存在しますので注意しましょう。

最後にリモートワークを導入するにあたり必要になるツールをまとめます。


・円滑なコミュニケーションが取れる「チャットツール」

・業務で使用するデータを簡単に共有できる「ファイル共有ツール」

・社員一人ひとりの勤怠を確認できる「勤怠管理ツール」

・直接顔を見て業務の相談や共有などができる「ビデオ(音声)通話ツール」


上記でご紹介したものはごく一部となりますので、興味がありましたらさらに調べてみることをおすすめします。リモートワークの導入の際には今回の記事をぜひ参考にして頂けますと幸いです。

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