• 2020/04/22
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Googleサーチコンソールの導入手順と活用方法を解説します

  • マーキャリ 編集部
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目次

WebサイトのSEO対策はどのようにしていますでしょうか。SEO対策をするためにはどのキーワードに引っかかっているかを調べることも重要ですし、WebサイトのGoogleからも評価も大事です。実はそれらは特別なソフトを導入しなくても、Google Search Console(以下サーチコンソル)というツールを導入するだけで調べることができます。サーチコンソールはSEO対策以外にもできることがあるのでぜひ試してみて下さい。また導入も簡単なため、本記事ではその活用方法も解説します。

サーチコンソールとは

サーチコンソールは検索結果のWebサイトのパフォーマンスの計測やSEO対策の重要な情報などを調べることができるツールです。具体的にはページのクリック数や掲載順位、クエリ(ユーザーが検索時に入力するキーワード)などの情報です。このような情報を調べることができるのでサイトの改善に役立てることができます。なおかつ料金はかかりません。


またGoogleアナリティクスと連携することで自動的に改善案を提案してくれる機能もあります。Webサイトのコンバージョンを向上させることは企業の収益向上にも繋がるのでまだ導入していない方はぜひ導入してみて下さい。

サーチコンソールとGoogleアカウントの違い

Webサイトを計測するツールとしてGoogleアナリティクスというツールがあることはご存知かと思います。両方ともWebサイトのパフォーマンス向上には役立ちますが異なる部分がいくつかありますので、主な違いについてご紹介いたします。

計測場所

1つ目は計測している場所が違うという点です。サーチコンソールはユーザーがWebサイトに訪問する前のデータを計測できます。一方でGoogleアナリティクスはユーザーがWEbサイトに訪問した後のデータを計測できます。このように捉えると全く別物になります。 

対応が可能かどうか

2つ目は対応が可能かどうかです。サーチコンソールの場合はWebサイトのエラーのチェックやリンクの申請など、Google社への対応もできます。Googleアナリティクスはデータを分析するのみのツールとなっていて問題が観測できても対応することはできません。このようにサーチコンソールとGoogleアナリティクスはデータを分析するという共通点があるにもかかわらず、分析している箇所は全く違うところなので、それぞれ2つのツールを導入することをおすすめします。

導入方法

ではこれよりサーチコンソールの導入方法を紹介します。3つのステップで導入は完了します。 

サーチコンソールへログイン



まずはサーチコンソールへログインします。「サーチコンソール ログイン」と検索し一番上のサイトをクリックすると画像のような画面が表示されます。今すぐ開始をクリックしGoogleのアカウントIDとパスワードを入力します。Googleアカウントを持っていない場合は事前に作っておきましょう。 

URLの登録



次はURLの登録です。計測したいURLをコピーしURLプレフィックスを選択し貼り付けます。その後「プロパティを追加」をクリックします。URLは正しいURLを入力して下さい。「http://」と「https://」は別物で認識されてしまうので注意しましょう。

所有権の確認





最後にWebサイトの認証作業になります。Webサイトを追加すると画像のような確認画面がでます。HTMLファイルやHTMLタグでの認証作業は自分でWebサイトに手を加えることが必要なので、詳しくない方は残りの方法で完了させましょう。GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーを導入しているサイトの場合は、お持ちのアカウントで認証が可能です。確認をクリックし認証が終わると、確認済みの所有者となります。これにより権限が付与されたことになるのでデータの分析や他のユーザーを追加する作業ができるようになります。


以上でサーチコンソールの導入は完了です。すでにサーチコンソールのアカウントを持っている方はプロパティ所有者から権限を付与してもらえれば、サーチコンソールを使えるようになります。

活用方法

サーチコンソールの導入ができたところでさっそく使ってみましょう。それぞれの活用方法について紹介します。

検索パフォーマンス

検索パフォーマンスではクエリがわかります。つまりユーザーが検索しているキーワードを分析できます。キーワードを知ることで、そのキーワードをWebサイトに埋め込み改善していくことでSEOを強化できます。データの分析は16ヶ月前までさかのぼることができます。他にも平均検索順位の分析が可能です。Googleの検索である特定のワードに対して何番目にWebサイトが表示されているかということです。 

拡張

スマホなどのデバイス向けの対策ができているかの機能です。拡張でエラーが出ていたらユーザビリティに問題があるということなので直ちに改善しましょう。 

URL検査ツール

URL検査ツールとはURLのいろいろな検査ができる機能です、例えばインデックスの検査ができます。インデックスとはクローラーが取得してきた情報を処理しやすいように検索エンジンデータベースに格納することです。(クローラーとは検索ロボットともいい、Webサイトの情報を収集しデータベースに保管するプログラムです) 

カバレッジ

正常にクロール(Webページの内容を読み取ること)できなかった時にエラーと表示してくれる機能です。 

サイトマップ

サイトマップとはWebサイトの構成の部分になります。サーチコンソール経由でサイトマップを登録することで、GoogleがWebサイトの情報を正確に理解し評価してくれるようになります。定期的にGoogleに送信することも大事ですが新しくページを増やしたり、更新した場合も知らせるようにしましょう。 

手動による対策

Googleにペナルティと判断された項目を手動による対策という機能で確認できます。ペナルティとはGoogleが定めたガイドラインに、違反した行為が発見されたことをいいます。その際にGoogleからメッセージが送られてきます。ペナルティを修正し再度Googleに報告する作業も手動による対策から行います。Googleにページが表示されなくなったりSEOの順位が下がったりしている場合はペナルティを受けている可能性もあるので調べてみましょう。 

セキュリティの問題

Webサイトにセキュリティ上の問題がある場合はこちらにメッセージが表示されます。セキュリティ上の問題とは例えば、違法なダウンロードや詐欺を助長するようなページです。こちらも手動による対策と同様に、修正して再度申請し直して下さい。 

リンク

自社のWebサイトへの外部からのリンクや内部でのリンク情報が分析できる機能です。それぞれ上位のリンクされているページ情報を確認できます。また外部リンクをエクスポートすることでリンクを打ち消すこともできます。

まとめ

サーチコンソールはGoogleアナリティクスと同じくらい重要なツールです。可能であれば、両方使えるようにしましょう。本当にWebサイトの改善をしたいという方は両方のツールを毎日チェックすることをおすすめします。なぜなら時代の流れは早いので対策や分析を普段から行っていないと、すぐにSEOの順位が落ちてしまうからです。サーチコンソールは慣れが必要なのでまずはデータを分析することから始めてみて下さい。

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