• 2020/06/18
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ブレインライティングで活発なアイデア出しを! やり方や注意点を解説します

  • マーキャリ 編集部
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新商品の開発や新ブランドの立ち上げなど、新しいものを生み出すためには必ずアイデアが必要となります。しかし、新しいものを作る際のアイデアには、当然これまでになかったものが求められますのでそう簡単にひらめくのは難しいです。会議の場でアイデアを発表するのはなかなか気が引けるという場合も多いでしょう。アイデアを数多く出す、誰もがアイデアを出しやすくするための手法にブレインライティングがあります。


この記事では、アイデア出しにおいてとても有効なブレインライティングのやり方やメリット、注意点などについて詳しく解説しています。さまざまなシーンで応用できますので、ぜひ参考にしてください。

ブレインライティングとは

ブレインライティングは、西ドイツで開発された思考法です。その言葉通り、最大の特徴はアイデアを「書く」ということ。アイデア出しの方法としてよく知られるブレインストーミングは、どんどんとアイデアを発言していくものですが、ブレインライティングは無言でアイデアを書いていきます。


発言する必要がないので、全体の場で発言することができない人でも気軽に意見を出すことができますし、参加者全員がアイデアを書くことになりますので必然的にたくさんのアイデアを出すことができます。ブレインライティングではアイデアを書くシートを回覧板のように回していくという手法でアイデアを出していきます。

ブレインライティングのやり方

ここからはブレインライティングのやり方について説明していきます。ブレインライティングでは、以下の画像のようなアイデアを記入するためのシートを用意しておくと進めやすいです。
ブレインライティング図版

https://media.mar-cari.jp/article/detail/642

シートを全員分用意する

画像のようなシートを全員分用意します。画像では1人目と書いてある行に4つのマスがありますが、このマスの数は4つこだわらなくても3つや5つでも構いません。しかしある程度時間を区切って行うものなので1行あたりのマスの数が多くなりすぎないようにしましょう。3~5つが適切です。また、この図では縦列に1人目~4人目と記載がありますが、これは会議に参加している人数と同一にしてください。会議の参加人数が多い場合は4人から6人ぐらいのグループに分けて行うとよいです。  

テーマを記入する

テーマとは、何についてのアイデアが欲しいのかということ。たとえばお菓子メーカーなら、「新しいチョコレート菓子について」などとなります。ブレインライティングはアイデアを出すために行うものですので、アイデアが求められるテーマならどんなジャンルのことであっても行うことができます。テーマが決まったらシートにテーマを記入します。   

自分のアイデアを一行目に書き出す

図の1人目と書いてある行のマスすべてにテーマについてのアイデアを記入します。重要なのは自分が記入すべきマスは必ずすべて埋めることです。また、時間は5分間などと必ず設定をしましょう。あまり長くなってもダレたり会議の時間がのびたりしますので、長くとりすぎないように注意してください。  

時間が来たらシートを次の人に回す

5分なら5分と設定して時間になったら次の人に自分が記入をし終えたシートを渡します。右回りで左回りでも構いませんが、シートを回しやすいように円形か長方形に座るとよいでしょう。  

次の行にアイデアを書く

前の人からシートを受け取ったらまた時間を計ってアイデアを記入していきます。ここで重要なものは、前の人のアイデアに関連づけること。自分が書く行の上に書いてあることをヒントに新しいアイデアを記入します。前の人が書いたアイデアを発展させたり、深堀りしたりして新しいアイデアを記入していきます。


このとき当然自分が担当する行のマスはすべて埋めていきます。どうしても関連したアイデアが浮かばない場合は、まったく新しいアイデアを記入しましょう。その際は自分が最初に一行目に書いたアイデアと同じものではなく異なるものを書くようにしてください。  

シートが埋まるまで繰り返す

それ以降は時間が来るたびにシートを回してアイデアを書く、というのをシートが埋まるまで行います。先ほどの図の場合は1シートあたり16マスあり、4人でやることを想定しているのですべてのシートが埋まった時点で64ものアイデアが生まれています。

ブレインライティングの注意点

ブレインライティングを行う目的は、たくさんのアイデアを得ることです。そのためアイデアの質にはこだわり過ぎず、思いついたことを素直に記入していくとよいでしょう。前の人が書いたアイデアについてたとえ的外れだと思ったとしても、必ず関連したアイデアを出すことを意識するべきです。ブレインライティングは、アイデアの批評をし合う場ではないことはあらかじめ共有しておくとよいでしょう。


テーマを設定していきなりブレインライティングが行えればよいのですが、いきなり行ってもそもそもアイデアが出ないことが懸念される場合は、設定したテーマについて軽く話し合って頭をそのテーマについて集中できるようにしておくなどの工夫をするとよいでしょう。


ブレインライティングで出たアイデアを有効に活用するために、シートがすべて埋まったあとはその中でよいものをピックアップして膨らませていくとよいでしょう。たくさんのアイデアを考えて、準備運動が終わった段階ですので、再度ブレインライティングをしなくても活発に意見が出てくることが多いです。意外と最後の方に絞り出したアイデアに光るものがあるなど、普通に会議で話し合う場合と異なる結果になることもあります。アイデア出しに詰まったときや、会議の場を活発にしたいときなど、ぜひブレインライティングを実施してみてください。

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