• 2020/03/30
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グロースハックってどんなもの?最近話題のグロースハックについて基礎から解説します!【後編】

  • マーキャリ 編集部
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この記事は「グロースハックってどんなもの?最近話題のグロースハックについて基礎から解説します!」の後編になります。 前編をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。

グロースハックの手法「AARRR」

それではグロースハックとは具体的にどのようなことを行うのでしょうか。基本の流れとしては、サービスを作り、課題についての仮説を立て、検証を行い、改善する。場合によっては1からサービスを作り直すというものになります。グロースハックを行う上で欠かすことのできない「AARRR(アー)」というフレームワークがあるのでご紹介します。 AARRRは、アクセスを集め利用開始してもらい利用率を高め紹介制度で拡散し収益最大化を目指す、というもの5つのステップの英語の頭文字を取った用語です 

Acquisition(アクイジション)

Acquisitionとは「新規ユーザー獲得」を意味します。このフェーズで行う施策としては、販売商品に関するSEO対策や、アプリのインストール環境の最適化などが挙げられます。自分たちのWebサービスを広く知ってもらい実際にサイトに訪問したり利用したりしてもらうことを目指す段階です。 

Activation(アクティベーション)

Activationとは「利用開始」のフェーズです。アクイジションよりも、訪問ユーザーのより積極的な行動に焦点を当てたステップとなります。「活性化」とも呼ばれ、より多くのユーザーに利用してもらうための施策を講じる段階です。新規ユーザーの離脱を防ぐための施策とも言えるでしょう。サイトやアプリの使いやすさをあげる、サイトやサービスの使い方の解説を見せるなどはActivationの施策の1つです。 

Retention(リテンション)

リテンションとは、「継続利用」を意味します。Activationによって利用を開始したユーザーが、一定期間を過ぎても継続的に利用しているかどうかをチェックする段階です。継続利用率や、有料会員数などが指標となります。 Retentionを促すためには、サービスのことを忘れてもらわないような取り組みも重要です。たとえばアプリのプッシュ機能や、メルマガ、ポイントサービスの実施や、割引券の配布、キャンペーンの実施など、再度の利用を促す施策はここに当てはまります。 

Referral(リファラル)

Referralとは、「紹介」のこと。すでにサービスを利用しているユーザーが新規のユーザーに紹介することを指します。口コミを狙う段階とも言えるでしょう。既存ユーザーに対して働きかけて、新規ユーザーの紹介につながるような施策を講じます。たとえば友人紹介割引や、SNSでのシェアを促す、SNS紹介者にポイントを還元する施策などが挙げられます。


しかし、ユーザーにメリットがあってもそもそもサイトやサービスに高い満足感を得ていないとそもそも紹介しようと思わない、ということは見落としてはいけません。紹介でサービス利用した人数などが指標となります。 

Revenue(レベニュー)

Revenueは、「収益化」の段階です。これまでの4つのステップがサイクル化、安定化していき、ビジネスが収益化されていく段階です。全体を通じて、更に細かな分析を行い、さらなる収益化、最適化を狙います。例えば、収益が発生した割合、1件あたりの平均収益、収益が発生しやすい時間帯など、収益に関わる部分が指標となります。


グロースハックは、オンライン上のサービスを展開するにあたって無視することができない考え方です。サービスの改善に取り組むグロースハックは、今後ますます注目を集めるでしょう。しかし、グロースハックはサービス全体の成長を目指す取り組みなので、難易度や求められるスキルは高いです。さらには、データの分析などの非常に泥臭く手間がかかる作業が前提となることは覚えておくべきでしょう。






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