この記事は「データサイエンティストに必要なスキルとは?仕事内容から重要性を知ろう」の後編になります。
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データサイエンティストの仕事内容
ビッグデータを分析し、ビジネスに活かすための発見を行うデータサイエンティスト。専門的な仕事のため、詳しい仕事内容については分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは基本的なデータサイエンティストの仕事の流れについて確認していきます。まずはデータ集めから
データを分析するために、必要となるデータを集めることから始まります。すでにあるデータをそのまま使える場合は問題ありませんが、そうでない場合は、目的の分析のためのデータ集めから始める必要があります。もちろんビッグデータと呼ばれるほどですから、データを集めている間にもデータはどんどんと蓄積されています。自分にとって必要な情報を取捨選択する能力も求められます。自身が分析しやすいようにデータの整理も同時に行います。データを分析する
集めたデータを使ってデータの分析を行います。分析とは、情報を集めることではなく結果を導くことを指します。つまりは、分析結果からビジネスに有効な何かを発見したり、ひらめいたりするのがゴールです。そのため、分析作業には統計学をはじめとして、プログラミングの知識も必要になります。データを集めるだけでなく、そこから分析を行い、結論を出すまでがデータサイエンティストの仕事です。幅広い知識はもとより、さまざまな角度からデータを検証する柔軟性も求められます。経験だけでなく、ビジネスに関する情報も常にアップデートしてチェックし続けなければ務まらない仕事です。
分析結果を報告
分析結果や得られた知見をレポートなどで提出します。当然ながら、なぜそのような結論になったかの説明が求められます。その際には経営陣などを納得させる分かりやすい説明が必要です。分析結果から、次にどのような行動をすべきかの提案をする際には、経営やマーケティングの知識も必要となるでしょう。データサイエンティストを目指す際に求められるスキル
幅広い知識が求められるデータサイエンティストには、特に身につけておきたいスキルがいくつかあります。統計学
データを活用する際に、そもそもデータとして有効なものかどうかが判断できなければ始まりませんよね。データを正しく見るために統計学の知識は必須です。そして統計学を理解するためには数学の知識が不可欠となります。IT関連の知識
ビッグデータ・プログラミング・データベースといったIT関連の知識もデータサイエンティストになるためには必要です。ITの分野は、他と比べても特に進化が激しい分野ですので常に新しい情報をチェックすることも重要になります。また、セキュリティに関する知識も一通り身に付けておくとよいでしょう。プログラミングと聞くと、それだけで拒否反応が出てしまう人もいるでしょうが、データ分析専門のプログラミング言語もあるので、しっかりと身に付けておきたいところです。書籍や学習サイトなども充実しています。自信がない場合には、プログラミングスクールに通うという方法もありますよ。データサイエンティストは幅広い知識が必要となるため、一朝一夕になれるものではありません。関連する資格や検定も豊富にありますので、まずはそちらから始めてみてもよいでしょう。自身のキャリアを積み上げ、常に広い視点で物事をとらえることがデータサイエンティストになるための近道と言えるのではないでしょうか。