• 2020/03/16
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D2CとECサイトとの違いとは?知っておきたい重要ポイントをチェック!【後編】

  • マーキャリ 編集部
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この記事は「D2CとECサイトとの違いとは?知っておきたい重要ポイントをチェック!」の後編になります。
前編をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。

D2C のメリット

D2Cは、ブランドの理念や思いを消費者にしっかりと伝えられる点に特徴があります。モノがあふれる現代では、何を買うかよりも、どこから買うか誰から買うかが重視される傾向にあります。同じような製品なら、よりブランドの思いが込められたものを購入したいというのが、消費者の心情です。 実店舗での販売をメインとする場合、どうしても販売をすること・売上を上げることに力が注がれがちで、顧客に対してブランドに込められた思いなどは伝えきれません。


D2Cブランドでは、顧客はECサイトでの購入がメインです。 つまり企業側でブランドに対して顧客に理解してもらえるような動線を張ることで、自然とブランドに込められた思いやストーリーを自然な過程で伝えることができます。そうすることで、強いファン作りにもつながります。 

顧客のデータ収集と活用が容易

D2Cブランドでは、商品は自社のECサイトを通じて行います。つまりサイトを訪れた人のデータは、すべて自社で独自に集めることが可能です。他社の媒体を使わないため、データも収集しやすく、またマーケティングにも活用しやすいです。 

コストが削減できる

仲介業者に支払う手数料がかからないのはD2Cならではのメリットです。実店舗も構えない場合なら、テナント料や人件費も削減できます。商品を販売するまでに他社が関われば、生産側の利益は変わらなくとも、実際に商品を手にする際の価格は高くなってしまいます。小売業者や、Amazonなどの通販サイトを介さないため、低価格で高品質なものを届けることができるようになります。

D2Cを行う上での注意点・デメリット

自社で商品の製造から販売までを行うD2Cには、メリットが多いです。しかし、D2Cブランドを運営する上では無視できない注意点もいくつかありますので紹介していきます。 

D2Cができる体制作りに時間がかかる

D2Cを行うということは、まずはECサイトを構築する必要があります。そしてそのECサイトはブランドの思いやストーリーが消費者に伝わるような魅力的なものにする必要があります。自社でサイト作りをする、制作会社に委託する場合であっても時間や費用がかかります。特に人員の少ないスタートアップしたての企業であれば、コストの問題でつまずいてしまいやすいです。 

ブランドを認知させられるかが課題に

たとえばAmazonで商品を購入する場合、安い順やおすすめ順などと並び替えを行って商品を探すことが多いのではないでしょうか。Amazonを使って商品を買ったことは覚えていても、なんというブランド名や商品名だったかは覚えていないこともありますよね。 D2Cブランドでは、ストーリーやブランドに対する思いに惹かれて消費者が商品を買うという流れになりますので、そもそも数多くあるブランドから消費者に「見つけてもらい」、「選んでもらう」必要があります。


となれば、キーワードで自社サイトを上位に表示させるSEO対策や、InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSを使ってブランドを認知してもらうといった手法が重要になってきます。これは通販サイトに自社の商品を掲載する場合とは全く異なる方向での工夫が必要ということ。ブランドに一定以上の認知度がなければ、ECサイトを開発しても訪問者が少なく経営が成り立たない状況に陥ってしまいます。SNS広告などのPR手法を採用する企業も多いです。


D2Cで成長を続けていくには、商品力はもとよりブランド力が求められます。自分が働く会社がD2Cでなくとも、ブランド力をどのように高めているのかを知ることはマーケティングを学ぶ上でもきっと参考になります。ぜひ一度調べてみてください。






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