• 2020/03/24
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OMOってどんなもの?初心者向けに事例をのせて徹底解説!【前編】

  • マーキャリ 編集部
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IT技術が革新的に進歩してきている中国で行われているマーケティング手法、「OMO」をご存知でしょうか。インターネットや企業が商品を販売するECサイトが普及することによって、ネットでいつでもどこでも買い物ができるようになりました。 Web環境が向上していくにつれ、課題を抱えるようになったのがリアル店舗です。集客や売上のための改善策が求められるなか、これまでもさまざまなマーケティング手法が実施されてきました。これまで行われてきていた「O2O」や「オムニチャネル」と呼ばれるものよりも一歩進んだ最新のマーケティング手法がOMOです。


この記事では「OMO」をメインの題材として、O2Oやオムニチャネルといった従来のマーケティング手法とOMOの違いも説明しています。マーケティング業界特有の専門用語については都度説明を入れながらすすめていきますので、OMOを初めて聞いた方やマーケティング初心者の方も読みやすく仕上げております。OMOの日本や中国の事例も記載していますので、あわせて参考にしてください。

OMOを知る前にO2Oとオムニチャネルについて



OMOは、O2Oやオムニチャネルと呼ばれるマーケティング手法が発展したものだと捉えられています。OMOについての解説をする前に、O2Oとオムニチャネルについて紹介していきます。 

O2Oとは?

O2Oは、「Online to Offline」の略でオンライン、つまりインターネット上からリアル店舗(オフライン)へ誘導するために、集客や購買を促す施策のことを指します。たとえば店舗から配信するメルマガやクーポン、新商品などの情報案内などが含まれます。ネット上のECサイト内で店舗情報ページを作り、店舗の位置や店舗の在庫が分かるようにして実店舗に誘導したり認知させたりすることも含まれます。 個人で実店舗を運営している場合は、集客にかける時間や人手も足りないことが多いです。


O2Oは、店舗のECサイトを充実させてネットでも売上を伸ばそうというよりは、実店舗でしっかりと売上を作ろうとする施策と言えます。また、オンライン上でユーザーの動きについて分析しようとするとGoogleアナリティクスなどの分析ツールを使いこなせるようになる必要がありますが、O2Oではクーポンなどは実店舗で使われることになりますので、Web上で行った施策の効果が、Webに詳しくなくても把握しやすいというメリットもあります。 

オムニチャネルとは?

チャネルとは、商品を販売する仕組みづくりを行うマーケティングにおいては、商品やその情報を消費者に届ける経路のことを指します。実店舗はもちろんのこと、ECサイトやSNS、カタログや雑誌、広告、展示会などもチャネルです。 オムニには「全体」という意味があります。オムニチャネルはECサイト(オンライン)と実店舗(オフライン)を連携させて消費者と接点をもちやすくし、売上を向上させることを狙う施策のことです。


チャネルにはさまざまなものがありますが、全体を1つの販売チャネルとして捉えるのがオムニチャネルです。たとえばアパレルブランドでは、オンラインには在庫があるのに店舗では売り切れで買えないということがよくあります。これはオンラインとオフラインの連携が不十分で、オム二チャネルとは言えません。オムニチャネルでいうところの連携とは顧客の情報や在庫情報などのデータの連携も含まれています。


統合したデータをもとに、チャネルの垣根なく、どのチャネルからでもいつでもどこでも同じように利用できるかたちを整えるのがオムニチャネルです。たとえば店舗で商品を買ったら、ECサイトでも自動的にアカウント情報が反映されるといったものや、ECサイトで注文したものが実店舗で受け取れるサービスがオムニチャネルの例と言えます。


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