• 2020/02/26
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マーケティング戦略にはどんな種類がある? 主な分析フレームワークを紹介【前編】

  • マーキャリ 編集部
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企業が商品の販売戦略を立てる上で欠かせないマーケティング。インターネットやSNSの発展により、マーケティングの形も変化をしてきています。マーケティング戦略を決定するためのフレームワークもさまざまな種類があり、企業はそれらを駆使して最終的な販売戦略を立てていきます。


この記事ではたくさんの種類のマーケティング手法から、汎用性が高く、企業の業種や業界に関わりなく使用しやすいフレームワークについて詳しく解説しています。難しい専門用語などは使わず解説していますので、マーケティング初心者の方でも参考になる部分は多いはず。ぜひ最後までご覧ください。

STP:マーケティング戦略の基本となる考え



それぞれのフレームワークについて解説する前に、基本となる3つの考えについて紹介します。それは以下の3つの要素です。 ・誰に・どんな価値を・どのように提供するか 

誰に:セグメンテーションとターゲティング

誰のために商品を届けるか。それを考える際にヒントとなるのがセグメンテーションとターゲティングです。セグメンテーションとは「市場の細分化」を意味します。1つの市場のなかにも消費者が求めるニーズはさまざまです。新商品を開発するなら、市場の中にあるたくさんのニーズのどれに絞るかをまず考える必要があります。


市場の中のニーズを分類するのがセグメンテーションです。また分けられた1つ1つの市場・ニーズをセグメントと呼びます。次にターゲティングとはセグメンテーションで細かく分けたセグメントのうち、どのセグメントをターゲットにして狙っていくかを決めることです。その際は自社の強みが活きるセグメントを選ぶことが重要となります。 

ポジショニング

ポジショニングとは、「企業や商品に対してどのようなイメージを抱いてもらいたいか」を設計すること。企業に対するイメージとは、最終的には消費者が抱くものですので不確定なものではありますが、企業側のプロモーションなどの働きかけによる部分も大きいです。たとえば高級なブランドイメージを抱いてもらいと定義するのであれば頻繁にセールや値引きを行わないようにするといったように、コントロールできる部分もあります。セグメンテーション、ターゲティング・ポジショニングの頭文字をとって「STP」と呼びます。 

どんな価値を:ベネフィット

マーケティングの世界における有名な格言に「ドリルを購入する人が欲しいのは穴である」というものがあります。企業側からすると商品そのものに目がいってしまいがちですが、購入する消費者が求めているのは、商品を購入することによって得られる価値やメリット、感情なのです。企業側が商品に対して想定する価値と、顧客側が感じる価値に違いがあれば、ニーズに応えられていないことになり、マーケティングとして失敗と言えます。 

どのように提供するか

これは顧客に価値を届ける方法をどうするかということです。どのように売るかと捉えてもよいでしょう。せっかく買いたいと思ってもらえても買いづらい環境にあれば購入にはつながりません。店舗を構えて小売をする、カタログを発送する、営業担当が訪問販売をする、商品の購入サイトを作るといったものだけでなく、購入サイトの見やすさや使いやすさ、また商品の決済方法などを整え、購入にあたって顧客に面倒だと思われないように工夫することを指します。


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