• 2020/01/23
  • ノウハウ
  • スキル×マーケ

「広報がオウンドメディアを運営する際の基本!これからオウンドメディアを始めるならココを押さえよう!」【前編】

  • マーキャリ 編集部
article-image

記者会見やメディアからの取材対応、プレスリリースの作成など、企業の情報を発信する広報。従来の広報では「いかにメディアに取り上げてもらうか」が重要視されてきました。 もちろんその流れがなくなったわけではありませんが、インターネットやスマートフォン、SNSの発達に伴い広報にも新たな役割として「オウンドメディアの運営」が課せられるようになりました。


この記事では、「オウンドメディアって何?」といった基本的なところから、オウンドメディアを運営していく上で重要な考え方や注意点について解説しています。 まだオウンドメディアを作っていない方や、作りたての方向けに丁寧に解説していますので、ぜひ参考にしてください。

メディアは大きく分けて3種類

オウンドメディアとは何か、といった詳しい内容を解説する前段階として「メディアとは何か」を確認しておきましょう。メディアと聞くとテレビやラジオ、新聞などがパッと浮かんでくるのではないでしょうか。どれも記事や番組を通して情報を多くの人に届けるものですよね。簡単にいうと情報を他者に届けるものがメディアだと言うことができます。 となれば、広告やSNSなども一種のメディアだと言えるでしょう。 さまざまなメディアがありますが、メディアには大きく分けて3つの種類があります。

Paid Media

Paid Media(ペイドメディア)は、お金を払うことで初めて取り上げてもらえる・書いてもらえるメディアです。ここにはテレビや雑誌、新聞、ネットなどの「広告」が含まれます。お金を払うことで伝えたい情報を確実に届けることができます。

Earned Media

Earned Media(アーンドメディア)のearnとは、「得る・稼ぐ」という意味です。Paid Mediaが、誰かに書いてもらうメディアだったのに対し、Earned Mediaは、不特定の「誰かが書いてくれるメディア」だと言えます。企業側が依頼をして書いてもらうものではありません。例えば自分以外が運営しているブログやSNSなどがこれにあたります。


従来の広報の業務である「メディアに取り上げられた」結果のTV番組なども同様です。アーンドメディアは情報の発信主体が第三者であることが最大の特徴です。TVに取り上げられたり、ブログやSNSで誰かが書いてくれたりすれば情報を大きく拡散することができます。 第三者が情報を発信するため、読者や視聴者目線での情報発信となります。しかし、内容については大きな事実認識の違いなどで不利益を被るなどしない限りは基本的にはノータッチとなります。

Owned Media

Owned Media(オウンドメディア)のOwnとは「所有する」という意味です。つまりオウンドメディアとは自分が持っているメディアのことを指します。具体的には企業の公式サイトや公式SNS、メールマガジン、カタログ、店舗や従業員などが含まれます。自分のメディアですので「自分が書くメディア」と呼ぶことができるでしょう。広告では伝えきれない、より詳しく情報を公式に発信するのが役割です。

オウンドメディアとコーポレートサイトのちがい

オウンドメディアとは、自社が運営するすべてのメディアが含まれます。混同しやすいのですが、企業の公式ホームページであるコーポレートサイトは、オウンドメディアの1つに過ぎません。コーポレートサイトには、商品のカタログスペックや会社情報などが載っているのが通常ですが、オウンドメディアを運営するというのは、公式サイトを充実させていこうという意味ではありません。公式サイトとは別にブログやコラムのサイトなど設けて、「企業が伝えたい情報」ではなく「お客様が知りたい情報」を伝えていくことなのです。コンテンツが増えるまでは、コーポレートサイト内の1ページから始めてもよいでしょう。

(続きのページは以下をクリックしてご覧ください)




「マーキャリNEXT CAREER」無料キャリア相談実施中

マーケタースキル診断公開中!!

関連記事

検索条件を変更する

フリーワード

記事カテゴリ
タグ