社外に対して情報発信を担う広報PR。広報といっても広告宣伝などと混同されやすく、実際に広報を担当していないと、はっきりとした仕事内容がつかみづらいかもしれません。 しかし、広報は大企業だけでなくスタートアップ企業にとっても非常に重要なポジションです。この記事では、広報・PR職として働くうえで、どのような戦略をとって活動していくべきか、基本的なところについて解説しています。広報になりたての方や、今後広報を目指す方にとってきっと参考になるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
広報の仕事
まずは、広報とはどんな仕事なのかについて確認をしておきましょう。広報と聞くとメディアに向けてプレスリリースを発信したり、記者会見の対応をしたりといったイメージがあるのではないでしょうか。それらは確かに広報の仕事ですが、実は広報には社内広報と社外広報という2つの種類があります。
社内広報
社内広報とは、社員に向けて情報発信をするのが役割です。最もイメージしやすい仕事としては「社内報」の作成が挙げられます。月単位や季節単位などで発行される社内報ですが、経営者の思いや、各支社・支店の取り組みなどの取材、レイアウトなどを広報が担当します。また、社内でのみ使用できるポータルサイトなどがあれば、それについても携わることもあります。社外向け広報 PRとIR
つづいて社外広報の仕事内容についてご紹介します。社外広報には大きく分けて「PR」と「IR」と呼ばれる2つの仕事があります。 単純に宣伝という意味で使われることが多い「PR」は、Public Relations(パブリック・リレーションズ)の略称です。Publicという言葉の意味の通り、社外に広く情報を発信する仕事です。記者会見のセッティングやHPにニュースリリースを載せるというのはPRにあたります。「IR」とはInvestor Relations(インベスター・リレーションズ)の略称です。これは投資家向けに情報発信をするということ。特に上場企業などであれば公式HP内に「IR情報」などといった項目があるのも見たことはありませんか?企業は、現在既に株式を買ってくれている人はもちろん、新たに投資してくれる人を常に求めているため、情報をサイトで公開していることが多いです。 具体的には営業利益などを数値化して発表するのが「IR」となります。これについては、財務部や経理部などが担当することも多いです。 この記事では社外広報のなかでもPRの役割を担う広報について解説していきます。