会社の情報を社外に向けて発信する広報。近年ではインターネットやSNSの発展により、広報にもさまざまな戦略や企画職にも似た役割が必要となってきています。この記事では、広報として活躍していく上で重要な事柄について整理しています。広報に求められる役割や企画力についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
社内広報と社外広報
実は広報と一口にいっても社内に向けて情報発信をする社内広報と社外に向けて情報発信をする社外広報の2つがあります。この記事で取り上げているのは「社外広報」ですが、簡単に2つの違いをご紹介します。
社内広報
社内広報の役割として最もイメージしやすいのは「社内報」の作成です。月単位や季節単位などで発行される社内報ですが、経営者の思いや、各支社・支店の取り組みなどの取材、レイアウトなどを広報が担当します。また、社内でのみ使用できるポータルサイトなどがあれば、それについても携わることもあります。 社内報は数百人以上の規模の会社であれば作成することが多いです。顔合わせやコミュニケーションツールとしての役割が大きいので、少人数の企業であれば作成しないことの方が多いです。社外向け広報 PRとIR
つづいて社外広報の仕事内容についてご紹介します。社外広報には大きく分けて「PR」と「IR」と呼ばれる2つの仕事があります。 単純に宣伝という意味で使われることが多い「PR」は、Public Relations(パブリック・リレーションズ)の略称です。Publicという言葉の意味の通り、社外に広く情報を発信する仕事です。記者会見のセッティングやHPにニュースリリースを載せるというのはPRにあたります。 「IR」とはInvestor Relations(インベスター・リレーションズ)の略称です。これは投資家向けに情報発信をするということ。特に上場企業などであれば公式HP内に「IR情報」などといった項目があるのも見たことはありませんか?企業は、現在既に株式を買ってくれている人はもちろん、新たに投資してくれる人を常に求めているため、情報をサイトで公開していることが多いです。 具体的には営業利益などを数値化して発表するのが「IR」となります。これについては、財務部や経理部などが担当することも多いです。 今回取り上げる社外広報とは主に「PR」のことを指しています。