• 2025/02/07
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はりこらむ 第115回「ミッションステートメント書き換えました!「自分のため、みんなのために、生きる」」

  • 萩原 張広  
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ミッションステートメント書き換えました!
「自分のため、みんなのために、生きる」

 ⇒第114回「今年の書初め「天地人」にしました!」はこちらから


 30代半ばで『7つの習慣』という本に出会い、ミッションステートメント(自分の人生の目的や信条をまとめたもの)を書き、年始に見直しをするようになってから30年が経ちます。
最初の10年位は毎年書き直す部分も多かったですが、50歳くらいから修正する事が減り自分自身の考えや判断にぶれが少なくなってきたように感じています。

 昨年、親しい友人の死や愛猫のきなこが亡くなったことがあり、多少なりとも自分の価値観に変化があったように感じたので、今年は書き直そうと考えていました。
今回、ミッションステートメントの人生の目的を以下の内容に変えました。

 「自分のため、みんなのために、生きる」

・自分とは → 自分の価値観を信じて自然体で判断し行動している自分
・みんなとは → 家族、友人、社員、お客様、株主さん、その他関わってきた、またこれから関わるであろう人達すべて
・生きるとは → 自分とみんなのそれぞれの幸せの実現に向けて、最も効果性の高いと思われる判断と行動をする事。
 そしてそのために自分自身を常に良いコンディションで保つ事

 最近は年齢を気にしすぎない事や、過去の経験に拘らず、フラットで自然体な状態を創る事の重要性を感じています。健康や楽しい時間を創る事も含めて、反応的にならず、人に優しい気持ちで接する事ができる状態を維持する事が重要ですね。日々の中でそういうコンディションにするために使う時間の比率を上げていくようにしています。

 以前のミッションステートメントの目的は以下の内容でした。
自分の価値観において、幸せになること。主体的に生き、創造し、影響する
「自分の意志と責任において自らの人生(最後に心の中に残るもの)とその成果(接した人々への影響)を創造していく」
これはこれで良いのですが、もっとシンプルにしたいという思いがありました。
意味的には変わっていないのですが、ミッションステートメントって、自分の考えを「てにをは」も含めてどう言語化するのかが重要だと思っています。

 以前に書いたコラムのテーマに以下のような内容がありました。
「当たり前の事を深く、深い事を楽しく、楽しい事を解りやすく」
何かをちゃんと言語化する時は、量的に網羅的にいろんな事を想定したり、考えたりするので、時間的にも思考的にも大変です。この「当たり前の事を深く」という段階を超えられない人も多いのかと思います。私が社内でやっている研修でも、ミッションステートメントを作ってもらいますが、人によって様々です。深く考えずに思いつきでミッションステートメントを作ってしまう人もいますね。

 一方、過去の自分と向き合って、今までの人生で何が楽しかったのか、何が重要だったのか、時間をかけて向き合い作成する人もいます。 そういったプロセスを楽しみ、たくさんの仮説を創り、その上で思い切って自分が作ったOutputの中で重要度から見て低いものをバサッと切り捨てる勇気が持てるようになったり、一番大事なところだけ残す事が出来るようになるとさらに成長するのではと感じています。

 仕事の出来る人のOutputって、ある意味シンプルで解りやすい事が多いと思います。でも、そこに至るプロセスには膨大な時間と自己対話があった上でそうなっているのだと思います。実はこのコラムも最初は文章量で言うといつも3倍くらいありますね。その上でどんどんシンプルにしていく感じです。
新しいミッションステートメントを創ったプロセスも内容も今のところ気に入っています。

■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。

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