視野と視座!~一つ上のレイヤーから考える事~
⇒第87回「計画通りに着地できるか? ~どれだけの事を想定できるか?~」はこちらから
マーケティング系のパートナーのディレクターやプランナーの方と話す機会がありますが、自分の視野と彼らの視野との違いに難しさを感じることがあります。私の頭の中には経営的な背景や状況があり、その上でSTPなどのマーケティング戦略的な視点を持ってコミュニケーションをとることで最適な判断をしたいと思うのですが、現場でマーケティング活動に邁進している一部の方は、どうしてもCVを上げるための戦術やテクニカルなことを中心とした話になるので、時として話が噛み合いません。
仕事観や経営観より人生観は上のレイヤーだと思うので、そんなことを考えていたら、人生自体を考える時のその上のレイヤーとはどんなものなのだろうかと思いました。感覚的ですが、それって歴史とか哲学とか宇宙とか、そういった人間が答えを見つけようとして見つけられないようなことなのだと思います。
私自身も歴史や宇宙が好きですが、そういったことに想いを廻らせて自分の人生を考えると、なんか小さすぎて切なくなりますが、だからこそ思い切って生きてもよいのではと思えます。戦術を考える時は戦略の視点で、戦略を考える時は経営の視点で、経営を考える時は人生の視点で、人生を考える時は宇宙の視点ということでしょうか。

■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。