• 2022/04/22
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はりこらむ 第53回「辞めた社員と仲の良い会社 ~同じ価値観や概念を持った人たちが増えていく事~」

  • 萩原 張広  
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辞めた社員と仲の良い会社

~同じ価値観や概念を持った人たちが増えていく事~


⇒第52回「コア人材が育つ環境を作る ~業績責任と育成のバランスに悩む!その(2)~」はこちらから


 会社をつくる前に働いていたリクルートには「MR会(=元リクルートの会)」というのがあって、辞めた社員同士のコミュニケーションも活発です。

 私自身もリクルートを辞めた後、仕事で長い期間付き合いがあって、リクルートのある事業の今後を左右するようなプロジェクトに外部パートナーとして参加したり、サービス開発的な仕事もやっていました。

 リクルートは辞めて独立する社員も多いですし、退職する事を「卒業」と言う文化があって、近いDNAを持った人たちが世の中に飛び出して行って、また新しい事業を起こしたり、連携したりという感じが多かったように思います。そんな中リクルート自体もよい意味で社員の平均年齢を若く保ち、成長を続けて今やエクセレントな会社になったので、ある意味みんなハッピーな構造とも言えるかと思います。もちろん局面においてはさまざまなビジネスの戦いはあったと思いますが。

 うちの会社も退職する社員はいますが、退職後も関係性という意味ではよい人が多いです。独立した社員もいますし、ユーザーサイドへのキャリアアップ転職のパターンもあります。元社員が顧客サイドに転職して、仕事を発注していただけるような事も起きています。そもそも社員は次のキャリアを選択する権利と自由を持っているので、社員を辞めさせないようにするのは難しい事だと思います。私としては、社員から見て魅力的な会社事業になれるように時間をかけても努力していくしかないんだと思っています。

 また私たちがやっているBtoBマーケティングやデジタルセールス領域の仕事は、日本では外資の大手企業やSaaSベンチャーにとっては当たり前ですが、多くの日本企業においてはまだまだこれからのテーマです。こういった新しい領域の仕事の経験と概念があり、エムエムで働く事で同じ価値観を共有した人材が世の中に出ていくのは良い事なのではとポジティブにとらえています。

 事業理念の中にも、人材の創造と輩出というような内容を入れています。またエムエムはデジタルセールスアカデミーという教育機関も持っているので、自社の社員であるかどうかにかかわらず、そういった人材を生み出していく事で日本の営業文化の変革や生産性向上、意志を持って働きたい人たちへの機会提供をしていければと思っています。

 リクルートのように、「エムエム出身の人は優秀で成長している人が多いですね」と言われるような会社事業にしていきたいと思います。


⇒次の記事はこちらから



■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。

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