• 2021/11/01
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はりこらむ 第36回「オリンピック開会式 ~テレビを見ないし選挙に行かない若者と、高齢者と政治~」

  • 萩原 張広  
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オリンピック開会式

~テレビを見ないし選挙に行かない若者と、高齢者と政治~


⇒第35回「起きた事象をちゃんと振り返る重要性 ~トラウマと成功体験の活かし方~」はこちらから


 いよいよオリンピックが始まりました。開会式のドローンで夜空に描かれた地球はすごかったですね!これから様々な戦いが始まり、楽しみです。

 私には前回の東京オリンピックの記憶があります。年齢がばれますが、まだ幼稚園くらいだったと思います。昭和っぽいですが、近所のテレビのある家に家族で見に行って、バレーボールの試合だったと思います。「東洋の魔女」ですね。うっすらですが開会式も見たような記憶があります。これは後で何回も放送されているからその記憶かもしれませんが。

 当時の日本は戦後の復興の象徴がオリンピックで、それに間に合わせる様に首都高速や新幹線が出来たりして、国民みんなでその開会式を一つの成功の形として共感共有するみたいな価値があったのだと思います。私もオリンピックの開会式は、テレビで見るもんかなと思って、今回も夜の時間を空けていました。

 うちのかみさんが夜子供たちにテニスを教えているのですが、開会式の日の夜はたぶんみんなテレビを見るから練習は中止にしようと言って実際に中止にしたものの、「あっ、その日開会式なんだ!」みたいな人もいたようです。だいぶ人によっての温度差があるみたいですね。特に今回はコロナの件もあって余計に温度差があると感じます。でも自国でオリンピックが開催されるなんて、普通は一生に一度あるかないかだし、そう思うと貴重な時間とも言えます。  

 そもそも今の10代20代の人の50%はテレビを見ません。ネット系のメディアに接するのがメインですね。高齢者になるほどテレビを見る率は上がります。私はそんなに見ませんが、スポーツ系とニュースは見ますね。でも、最近テレビに流れている情報が、そのまま受け取って良い情報かと言うと、違うのではという感覚があります。

 先日、飲んている時に、周りの若い人たちとコロナの話になって、私が「あの尾身さんって有名になったよね。最近コマーシャルにも出てるし!」って言ったら、「えっ、尾身さんって誰ですか?」みたいな感じでした。コロナに関する情報も世代や人によって見えているものが違うし、受け取り方も違うのだと思います。

 テレビだと、明らかにコロナ危機を煽る報道が多い感じがします。例えば、相変わらず感染者数増加については大々的に報道されていますね。でも、重症者数については、実数値は報道されるのですが、その増減の経緯についてはあえてなのか全く報道されません。ちゃんとコロナの情報サイトにも出ていますが、コロナの重症患者数は5月くらいには1200人くらいだったのが減り続けて今は400人弱(7月22日時点)で、緊急事態と関係なく増えていません。東京でも同じ感じの増減ですね。

 おそらく今後増えると急に報道されるようになるんだと思います。SNSを見ていると、気の利いた人がこういった情報を投稿してくれたりして、「あっ、そうなんだ!」と両側の視点の情報を得る事ができますが、テレビしか見ていない高年齢層の方はそういった事は知らないんだと思います。

 コロナに対してどうなのかとかは、様々な意見があるので私が何を言う立場でもありませんが、情報のバランスという意味ではどうかなと思います。テレビの視聴率を支えているのは高齢者なので、そこにウケる解りやすい情報という意味もあるのかなと思いますが。これって政治にも影響を与えていて、若い人ほど選挙に行かないので、選挙に行く高齢者の方々にどう思われるかが重要になります。

 そういう意味では政治とテレビのターゲットは同じかもしれないですね。テレビを見て選挙に行く高齢者の方と、テレビを見ないで、ネットに接してあまり選挙にいかない若者と、その間にある情報のギャップ。私個人はもう高齢者側に入るのだと思いますが、よい意味で両方の情報を見て色々な事を判断するのが重要かなと思います。

 とは言え、個人的にはサッカーのオリンピック代表には頑張って欲しいです!この原稿は配信される頃には予選リーグを突破している事を祈っています。頑張れニッポン!金メダル!

■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。

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