• 2021/10/10
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はりこらむ 第33回「オープンコミュニケーションの必要性! ~持っているものと自己開示勇気の関係性~」

  • 萩原 張広  
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オープンコミュニケーションの必要性!

~持っているものと自己開示勇気の関係性~


⇒第32回「3割バッターの習慣を学ぶ ~魔法のスキルで大成功に期待しない!~」はこちらから


 私はどちらかというとオープンな方とみんなから言われています。若干オープンすぎるきらいもあるようです。逆に時々なんでそんなに自分の事を隠したがるの!と思う人に出会います。もちろん知りたくもないのに何でもオープンにされても困りますが、仕事であれプライベートであれ、一緒に何かを進めようとする時って、信頼関係を作るためにも最低限のオープンさは必要だと思います。

 もちろん他者の情報とか秘密保持に関わる事は別ですが、自分の事は自分の開示責任になります。

 オープンさって、自分の持っているものに対する自信みたいな事が関係してくるのではと思います。自分の考えや過去にやってきた事などを開示するリスクは、それを開示する事で何かを失ってしまう事だと思います。逆に言えば、失う事をリスクと感じなければ開示できる訳ですね。失うと感じるという事は、もっているものがあると言う事になるわけで、これってもちろん物質的な事じゃなくて、自信とかプライド、周りからの評判、見られ方とかの方。もしくは信頼を失う、怒られるといった事だと思います。

 逆に何にも持っていないと思うと失う事は怖くなくて、10代の頃の自分はそんな感じでした。自分の生まれ育ちや、やってきた事も含め、親族友人からの信頼も、自分は何も持っていないと勝手に勘違いしていた頃がありました。

 働き始めた10代後半からリクルートに入る20代半ばまでは、そんな感じで、もともと何もないのだから、リスクをとることは怖くないみたいな感じでしたね。ある意味ちょっと危険な奴でした。でもだからこそ普通の人が飛び込まないところに行って、たくさんリスクをとってよい経験をしたと思います。

 でも、ある時に気が付いて、それまでだって友達はいたし、一人だけど親もいるし、リクルートに入ってよい仲間も出来て、結構俺ってたくさん持っているじゃんみたいな気持ちになりました。それが自信になり、今までのプロセスでみんなの信頼をそれだけ受けていたんだから、自分をさらけ出して、初めての人から一時的に違う風に思われても怖くないと思う様になりました。変わった育ち方やそれまでの経験をみんなが受け止めてくれたのも大きかったと思います。

 一方、中途半端なプライドとか、肩書だけの自信しかない人ほど、なんとなく秘密っぽくうやむやにする人が多いように感じますね。

 以前私が主催していた会で、メンバーから「はぎさんすごい人だから会ってください!」と言われて、会って話を聞いてみると、儲け話と、よく解らないがスケールは大きそうな話しかしないので、私が「なぜあなたがそれを出来るのですか?」と、聞いてみましたが、的を射た答えが返ってきません。その後しばらくその人の話を聞きましたが、最後までどういう人だか、何を言いたいのかがさっぱり解りませんでした。

 その後何人かが、その人の話にのりビジネスを始めたようですが、結局うまくはいかなかったようです。個人的な意見ですが、情報の操作で人を操ろうとしている人は、自分の中にある本質的な自信が希薄な人が多いのだと思います。また過去に何かオープンにする事でいやな思いをした経験がトラウマになっているケースもあると思います。

 自分が持っている今までの他者からの信頼や愛情を信じていれば、情報開示する事によって、一時的に一部の人に低い評価を受けても怖くないと思います。多くの場合そのオープンにする姿勢の方が、リスクよりも信頼関係をいち早く築く礎になる事のほうが多いのではないでしょうか。

 ビジネス上のリスク管理としての機密情報管理は解りますが、人と人との信頼関係づくりとしてのオープンさは今後も大切にしていきたいと思います。

■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。

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