• 2021/07/01
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はりこらむ 第23回「成功しようとする考え方と失敗しない考え方 ~レシピがない方が美味しい料理が出来る事もある~」

  • 萩原 張広  
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成功しようとする考え方と失敗しない考え方

~レシピがない方が美味しい料理が出来る事もある~


⇒第22回「私のミッションステートメント ~自分の最後の判断基準を知る事~」はこちらから


 成功しようとすると必ず失敗するけれど、失敗から学べばいつかは成功するし、
失敗しないようにやると、失敗はしないかもしれないけれど、いつまでも成功はしない。

 今では上場して大きな会社になった、知り合いのベンチャー社長が言っていました「起業なんてちゃんと真面目にやれば、途中で小さな失敗はするけど、そんなリスクないし、最後はなんとかなるのに、なんでみんなやらないんだろう。。」まあ成功者だから言える言葉とも言えますが。

 ここらへんの考え方って、本人の資質もあるし、育った環境や働いている会社の文化もあると思います。あと置かれた状況ですね。持っているものがあれば、守りたくなるし、何も持っていなければリスクをとるしかないんだと思います。

 私も起業したばかりの頃にたくさんリスクをとって新しいビジネスにチャレンジしたのですが、あるメンバーがそんなにチャレンジして今の状況が壊れたらどうするんですか!と言って来て、でも自分の中では今の状況は何も出来てない、今のままでは壊れているのと同じという認識でした。

 だからチャレンジするしかなかったですね。人がその時の状況をどう捉えるかで、違うんだと思います。起業してなんとかギリギリで生きていける状況を、よいと捉えるか、だめと捉えるか、その人の自己概念の大きさやビジョンで変わります。

 まあ、必ずしもリスクとってうまくいくとも限らないので、さらに悪くなる可能性もありますしね、でも倒産したり事業を続けられなくなるような事にならなければよいんだと思います。そうすればまた学びを活かしてチャレンジできますから。

 そして、多くの場合何回目かのチャレンジで、ちょっとした成功と成長を味わう事になります。その後は攻めと守りのバランスが重要になりますね。歴史の本を読めば解りますが、信長も秀吉も初期の頃はリスクをとる戦いをしていますが、力をつけるようになると周到な準備をして、基本的には負けない作戦を立てるようになります。

 ゲームの「信長の野望」でも、最初の一つの国を盗るまでが大変で、何か国がとった後は、戦力を重要な戦いに集中する事で勝率は上がり、途中から天下統一のスピードは格段に上がります。最後に統一した時に、ニヤっと笑う大将の顔が好きですね。

 日常的な仕事でも、例えばまだ新人クラスの人に何かの仕事を頼んだ時、責任感からか、ともかく言われた事を失敗しない様にやろうとする人と、言われた仕事をもっと楽しく、よい結果にしようと自分のアイデアとか入れてやる人といますよね。後者の人は結果的に余計な事して失敗したりして、上司から怒られる事もありますが、そこから学べれば大きな成長につながるんだと思います。

 私は、若い時に飲食店で働いた経験もあって(スナックですけど)料理は好きな方です。でもレシピとかは、あんまり見ません。調味料もいつも目分量だし。なんか、あの飲食店の味はどうやって作っているんだろうとか思って、想像でいろいろな材料や調味料を組み合わせて作ったりします。いつか子供達にカレーを作ろうといろいろな材料調味料を入れて作ったら、最後は何故か何も味のしないカレーになっちゃって、子供達に美味しくないと言われたことがありました。いろいろな味を組み合わせすぎると味がしなくなるんですね!

 これも一つの学びでした。でもレシピどおりにやった味ってなんか単調でパンチがない感じがして、いろいろと想像して作った料理は失敗もあるけど、たまにとんでもなく美味しく出来る事もあります。でも再現性がないので、ビジネス的にはだめですけど。

 先日、社会人の息子さんと娘さんがいるお母さんと会話する機会がありました。子供たちが二人とも、独立を考えているようで、私は「今どき野心があってすばらしいじゃないですか!」と言いましたが、お母さまは心配でしょうがないようです。

 でも、これは当たり前ですよね。たぶん子供たちは、成功したいと思って野心を持って考えている訳で、でもお母さまは失敗して欲しくないと思っているのですから。そのお母さまが、「独立してもうまくいかないと思うんです!」と言われるので、「たぶん失敗すると思いますよ!」と答えました。

 お母さんは「えっ!」という顔をしていましたが。「でもそこから学んでいけばよいんだと思います。でも死んじゃったらだめなので、死なないようには見守ってあげててください(立ち直れないような失敗という意味です)」と話しました。「成功している人で失敗してない人はいませんから」とも。

 もちろんいろんな結果が出る訳ですから、簡単に言うべき事ではないかも知れません。お母さんの心配も解ります。でも、今の時代に希望とよい意味での野心のある若い人たちの進みを止めてはいけないと私は思います。コロナ過の中、この状況をそのまま受け入れて待つのか、なにかチャレンジをするのか、様々な判断があると思います。出来ればチャレンジして機会に変えて行きたいですね。

■萩原 張広 Profile
株式会社エムエム総研代表取締役CEO。株式会社リクルートにて法人営業、営業マネージャーとして7年のキャリアを経て、株式会社エムエム総研を設立。法人営業のコンサルティングサービスを大手IT企業やベンチャー企業に向けて多数提供。1998年、ニューヨークでの視察経験から日本でのBtoBマーケティングの必要性と可能性を感じ、業態をBtoBマーケティングエージェンシーとする。以降、数百件のマーケティングプロジェクトに関わる。

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