キャリアSNS「YOUTRUST(ユートラスト)」を運営する株式会社YOUTRUSTは、現在と新卒時の「企業選び軸の変化」に関して調査したレポートを2021年3月11日に発表しました。
(参考:現在と新卒当時の「企業選び軸の変化」調査報告(YOUTRUST))
今回の調査では、「副業ができる」「リモートワークができる」「勤務時間の柔軟さ」などが企業選びの軸として、新卒時より重視されるようになったことがわかります。また、現在の重視度としては給与水準が一番多く84%となっており、給与水準は当然として、働き方の柔軟性がより求められるようになっています。コロナ以前との働き方や重視されるポイントの違いが浮き彫りになる興味深いレポートとなっていますので、是非ご覧ください。
キャリアSNS「YOUTRUST(ユートラスト)」を運営する株式会社YOUTRUST(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岩崎由夏)は、現在と新卒時の「企業選び軸の変化」に関して調査しましたので、その結果を報告いたします。
【調査サマリー】 1. 企業選びの軸として現在と新卒時で重視度の変化率が大きかったのは、上位から順に「副業ができる」「リモートワークができる」「勤務時間の柔軟さ」(同率1位、いずれも+43pt)、「裁量の大きさ」(+27pt)、「産休・育休・介護休暇などの取得率の高さ」(+26pt)
2. 企業選びの軸として現在の重視度が高いものは、上位から順に「給与水準」(84%)、「勤務時間の柔軟さ」(73%)、「裁量の大きさ」(64%)
3. 新型コロナウイルスの影響などで新しい働き方や価値観への重視度が高まり、新卒時と比較して重視度に大きな変化が見られる
4. 新卒採用観点のみならず、社員の定着率引き上げの観点でも、副業・リモートワーク・フレックス勤務などの多様な働き方の環境整備や、取得実態を伴う各種休暇の整備が求められる
【調査概要】
調査の方法:WEBアンケート
調査の対象:20代〜50代の非ユーザー会社員およびキャリアSNS「YOUTRUST」ユーザー
有効回答数:366
調査実施日:2021年2月17日〜3月1日
調査主体:株式会社YOUTRUST
本リリース内容を掲載いただく際には、出典「YOUTRUST調べ」と明記をお願いいたします。
【調査結果】
<①働き方の柔軟さ>
副業・リモートワーク・勤務時間といった「働き方の柔軟さ」に関する企業選びの軸は、新卒時には重視していないが、働くにつれ重視度が上がり、現在は半数以上の人が重視している
新卒時の企業選びでは「副業ができる」を87%が重視しなかったのに対し、現在は約6割近くの人が重視する結果となった。同様に「リモートワークができる」も「新卒時:重視していなかった87%」が「現在:重視している56%」に、「勤務時間の柔軟さ」も「新卒時:重視していなかった70%」が「現在:重視している73%」に変化している。
特に新型コロナウイルスの影響などで、働き方の柔軟性へのニーズは増していることが伺える。
【「副業ができる」を重視するようになった人からのコメント】
新卒時点では「副業をする」という概念そのものが存在しなかった。ただ実際に社会人になってからは「副業」は自社以外の人たちによる関わりから得られる新しい観点や新しい知見、人との繋がりが得られるため積極的にやってもいいと思っているので重視をするようになった(20代企画)
スキルと経験の幅を広げたいと思うようになった、他の会社でも通用するのかの確認手段が欲しくなったため(20代プロダクトマネージャー)
一つの会社に所属しているだけでは視野が狭くなりそうという危機感があるから。また、自分は保守的な性格もあるため、会社に属して安定した収入、社会保障を確保しながら副業で自己実現的な仕事をやりたいと思っているから(20代事業開発)
【「リモートワークができる」を重視するようになった人からのコメント】
「リモートワークができない」という時点で「柔軟性の低い古い考えの会社なのかな」と思ってしまう(20代マーケティング)
仕事をしてみると会社で働くよりも在宅の方がプレッシャーが無く自然に仕事ができる環境にいられるため、行いたいと思うようになった(30代エンジニア)
無駄な移動時間や経費の削減が見込めるため(40代プロダクトマネージャー)地方圏での生活を組み立てるため(50代コーポレート)
【「勤務時間の柔軟さ」を重視するようになった人からのコメント】
ミッションを持って自由に動く方が健全な働き方ができると感じているから(20代事業開発)子どもが産まれたため(30代事業開発)
<②会社ステータス>
「給与水準」については引き続き重視度が高いが、新卒時と比較し、自分のスキル・経験・ライフステージに見合った水準かをより意識した選び方がなされている。一方、「会社の知名度(大手企業かどうか)」は現在は重視しないと答えた人が7割を超えている。また「裁量の大きさ」も重視度が新卒当時より高まっており、会社に依存しない経験・スキルの獲得に意欲的なことがうかがえる。
「給与水準」は、新卒時点でも6割近くが、現在でも8割超が重視していると答えているが、相対的な年収の視点ではなく、自分のスキル・経験・ライフステージに見合った絶対水準かをより意識しているように推察される。一方「会社の知名度」に関しては、新卒時には半数以上が重視していたが、現在は7割超の人が重視していない結果となり、価値観や事業への共感が軸として強まっていることが分かった。また「裁量の大きさ」に関しても、現在重視する人は6割を超え、自身のスキルアップ目的はもとより、良い人材が集まる組織を見極める基準として裁量の度合いを挙げる人もいた。
【「給与水準」を重視するようになった人からのコメント】
新卒時点ではどの程度の価値で自分を売れば良いかわからなかったが、経験を積むと「最低の金額ライン」や逆に「これは高い水準なので付加価値を出す必要がある」といったことを考えるようになる(30代コンサルティング)
年齢や家族等の関係とも変わりつつあるなかで、自分だけではなく家族全体でキャリアを考える必要が出てきたから(30代事業開発)
【「会社の知名度」を重視しなくなった人からのコメント】
企業の規模ではなく、自分の志とマッチする企業で働きたいと感じているため(30代事業開発)
会社の認知度を気にしなくなり、価値観を重視するようになりました。いまは例え知名度がなくても、自身が貢献できて、事業を通じて実現したいことが共鳴できることを大切にしているため(40代会社経営・役員)
【「裁量の大きさ」を重視するようになった人からのコメント】
成長できる環境にある企業に惹かれるから(20代営業)
裁量が大きいのはいい人材が集まる重要な点だと思うから(30代デザイナー)
<③福利厚生>
「有給消化率の高さ」や「産休・育休・介護休暇などの整備状況および取得率の高さ」に関しては、新卒時は7割前後の人が重視していなかったのに対し、現在は5割超の人が重視するよう変化している。各種休暇の整備状況だけでなく、休暇の消化・取得ができている職場環境なのかといった実態を伴う実績まで見て、会社選びの判断がされていることがうかがえる。
各種休暇については、新卒時には7割前後の人が意識していなかったが、ライフスタイル・ライフステージの変化に伴って重視する意向が高まっている。また休暇制度が整備されているだけでは実態を伴っていない場合もあるため、実際の消化率や取得率を確認し、運用が浸透している組織風土なのかまで把握して企業を選んでいるという興味深い声も見られた。
【「有休消化率の高さ」を重視するようになった人からのコメント】
休暇が取りやすい雰囲気かどうか、人事評価制度の明瞭さ(20代企画)
【「産休・育休・介護休暇などの整備状況」を重視するようになった人からのコメント】
女性なので、歳を重ねるにつれてライフステージに大きく変化が起きることを再認識したため(20代営業)
育休産休を男性も取っている会社は柔軟で成長すると思う(30代コーポレート)
【「産休・育休・介護休暇などの取得率の高さ」を重視するようになった人からのコメント】
子供が生まれて突然休むことが増えるようになったこともありますが、働きやすさを打ち出しているのに取得率が低い会社は価値観が合わないと考えて候補から外すようになった(30代プロダクトマネージャー)
【参考:YOUTRUSTについて】
キャリアSNS「YOUTRUST」について(https://youtrust.jp/lp)
YOUTRUSTは、友達もしくは「友達の友達」までという信頼できるコミュニティの中で、個人と企業・個人と個人がつながることができるキャリアSNSです。「永く、あなたのキャリアに寄り添うSNS」として、中長期的なキャリアの糧となるネットワークや副業・転職をはじめとした仕事情報、仕事の機会を生み出しています。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000040832.html