おためし採用ができるworkhopの登録会員数が2020年8月に1,000人を突破したことを運営会社の株式会社nが2020年8月28日に発表しました。(参考:おためし採用プラットフォーム「workhop」の登録会員数が1,000人を突破)
workhopは完全成果報酬型の求人サービスとして2020年4月に正式リリースされ、4月時点で登録会員数500人、累計50社以上が利用していて、「おためし副業」や「おためし体験」などの新しい取り組みや、おためし採用後に本採用に至った場合にのみ支払うというラフさが人気のようです。
本リリースから4ヶ月で会員数が1000名を突破したようですが、
登録者の傾向として、IT・Web系人材が大多数を占めていて、中でも半数以上がエンジニアです。また若手・中堅層を中心に有名ITベンチャー企業からの登録が多くなってるようです。
出典:https://www.meti.go.jp/press/2020/08/20200825001/20200825001.html
株式会社nによると、優秀な人材は自分が行きたい、働きたいと思える会社を選り好みできるため、
副業などで、おためしで働いて、企業の中を知ってから自分に一番合った会社に転職する傾向があるようです。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000054002.html
企業側においても、採用のミスマッチや失敗をなくしてコストを抑えることは大事ですし、今後の人材不足を考慮すると、おためしからの採用は一般的になることが予想されます。
一方で、「おためし」を行うことは、お互いにある程度本来の姿を見せることになるため、双方とも実際以上によく見せることが難しくなります。
企業側はオフィスの施設や各自の働き方、チームワークやコミュニケーション、部下と上司の距離感など。素の状態をみせることになりますが、求職者は具体的な仕事のスキルが浮き彫りになります。
例えば、Webディレクターといっても千差万別です。プロデューサー的に、Webサイトやサービス開発におけるマネタイズやマネジメントが得意な人もいれば、クリエイター寄りで、デザインの審美眼があって、デザイナーへ的確に発注できる人。それらを合わせもった人など、ディレクターをやってきたという人でも、何が本当に得意なのは、実務で見てみないと判断できないケースも多いです。
「おためし」が一般的になると、
「実力不足にも関わらず、面接がうまくいって入社できて、入社後は実力不足が露呈したが、そこから努力して本当にできる人になった」とか
「入社時、そこまで期待さていなかったけど、実際は会社と相性がよくて、いまではリーダーになった」など予想外の採用が起きなくなるかもしれません。
現状、それだけ社会、経済に余裕がない状態だとも言えます。
今後、転職を進める上では張りぼてではない、本当のスキルがますます必要になってくるでしょう。
- 2020/08/28
- 情報
おためし採用プラットフォーム「workhop」の登録会員数が1,000人を突破(2020/8/28)〜おためしからの採用は普及するか!?〜
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