• 2020/08/12
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社内オンボーディングサービスを株式会社エージェントが開始~導入ツールは企業の特色にも~

  • マーキャリ 編集部
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株式会社エージェントは職場課題を可視化するオンボーディングサービス「Start Support」開始を2020年8月12日に発表しました。
このサービスは、オンライン1on1を通じて新入社員の離職防止や即戦力化の実現を目指すものです。 (参考:オンライン1on1を通じた新入社員のオンボーディングサービス「Start Support」開始のお知らせ)

サービス開始の背景にあるのは「離職率」という課題です。
厚生労働省によると、大学新卒者の入社3年以内の離職が約30%あることがわかっています。また中途入社の場合でも半年後から1年以内の退職が20%弱あるというレポートをエン・ジャパンが出しています。
参考:厚生労働省調査:新新規大卒就職者の事業所規模別離職状況
参考:エン・ジャパン「人事のミカタ」

株式会社エージェントでは、もともとキャリア事業(未経験転職支援、外国人転職支援、就業支援メディアを展開)を行っていた経験を生かし「Start Support」という半年間のサポートプログラムを開発したようです。

「Start Support」では、経験豊富なサポーターがオンライン上で1on1を行うことで、個人の課題や悩みを抽出、定着度合いを可視化し、改善点を洗い出すことができます。これにより新入社員の早期離職を防止し、戦力化させることをゴールとしています。

■サービス概要
1.定期オンライン1on1の実施
サポーターによるオンライン1on1を通じて、職場環境の課題や悩みをいち早く察知してフィードバック。

2.3か月単位で定着度合いを可視化
弊社独自のアンケートを通じて、新しい職場での定着度合いを可視化。改善点を洗い出す。

3.課題解決に向けたレポーティング

定期オンライン1on1やアンケートをもとに離職防止やエンゲージメント向上にむけてレポーティング。
(参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000030953.html

また、完全成果報酬型といのも特徴で、期間中に対象者が退職した場合に全額返金されるそうです。

企業のツール選択も求職者の判断基準の一つに!?

サービスであるオンボーディングというワードを改めて説明しますと、
オンボーディング(=on-boarding)とは、「船や飛行機に乗っている」という意味の「on-board」から派生した言葉で、HR系では一般に「企業が、新たに採用した人材を職場に配置し、組織の一員として定着させ、戦力化させるまでの一連の受け入れプロセス」という定義がされています。

そのオンボーディング(今回は社員オンボーディングとも言えます)の一環として1on1(上司と部下での1対1のミーティング)があり、日本では全社的に実施しているヤフーの事例が有名です。ヤフーの1on1は、従来行われているような目標や業績に対しての状況確認が目的ではなく、部下のための時間として定義され、個人の育成が目的となっています。

今回の「Start Support」の場合、直接上司に話しをするのではなく、キャリアアドバイザーと対話するのが特徴だと言えます。第三者がヒアリングすることで、上司に面と向かって言えない相談ができたり、キャリア形成についてのアドバイスをもらったり、考えるきっかけとなる可能性もあります。

日本では人口が減少傾向にあるため、人手不足や先述のとおり離職率が課題となっています。それもありHR Tech市場は右肩上がりで伸びていっています。一方で、求職者側は、面接などで、企業がどのようなツールを導入しているか聞いてみるのも良いかもしれません。ツールを導入しているということは、何かしら課題があって改善しようとしているか、新しくチャレンジを行おうとしていることがうかがえます(中にはクライアントとの関係構築で導入している場合もありますが)。

最近ではツールも細分化していて、ツールが企業文化をつくっている場合もあります。開発やエンジニア系では、Slackを導入されているか、どう活用しているかで企業のレベルが判断できます。 もし、面接の機会があるという方は、逆質問の一つとして是非活用してみてください。


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