ディップ株式会社がアルバイトやパートを対象に合計7000名へ調査を行った「就業実態、就業希望調査」レポートが2020年8月6日に公開されました(参考:【アルバイト・パートの就業実態・就業希望 7,000人調査】新型コロナウイルスが‟仕事探し“にも影響 4割強が心境の変化あり)。
本記事を読んでいただくとわかる通り、アルバイトやパートで働く人の仕事に対する変化が4割超あり、正社員を希望している人が増えている状況です。
詳細をみるとフリーターから営業職へ転職したいと考えている人が少ないことも見てとれます。今回はレポートの概要をお伝えするとともにアルバイトで未経験からも転職できる営業職についてお話ししていきたいと思います。
調査結果サマリー(一部抜粋)
早速ですが、ディップ株式会社の「就業実態、就業希望調査」レポートのサマリーから注目すべき項目を抜粋します。以下の3つです。
1.新型コロナウイルスが仕事探しにも影響を与え、4割強に心境の変化があった。
2.アルバイトの3割強が正社員を希望している。中でも10・20代、30代の男性は約6割
3.希望する雇用形態が「正社員」と回答したアルバイト就業者の3割以上が新型コロナウイルスの影響で正規雇用化への希望が強くなったと回答。理由は給与アップや雇用の安定など
参考:https://www.dip-net.co.jp/news/1460
1.新型コロナウイルスが仕事探しにも影響を与え、4割強に心境の変化があった。
出典:https://www.dip-net.co.jp/news/1460
2.アルバイトの3割強が正社員を希望している。中でも10・20代、30代の男性は約6割
出典:https://www.dip-net.co.jp/news/1460
3.希望する雇用形態が「正社員」と回答したアルバイト就業者の3割以上が新型コロナウイルスの影響で正規雇用化への希望が強くなったと回答
出典:https://www.dip-net.co.jp/news/1460
このように、新型コロナウイルスの影響でアルバイトやパートで働いている方の危機感が高まり、正規雇用を希望するようになっているようです。
許容できる業種・職種として「営業」を選んだ人はわずか6.3%
出典:https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=422&no=2
仕事探しをするうえで、業種・職種の許容と希望を聞いたアンケートでは、営業職の人気は低く6.3%という数字でした。アルバイトを継続する層(学生やシニアや主婦)などもアンケートに含まれていますが、フリーターでも5.6%という数字で、全体的にも選択肢に入りづらいようです。
一般的に未経験からの場合だと、営業職への転職はしやすいと言われています。接客業全般やコールセンター職などアルバイトしか経験がなくとも、培ってきたコミュニケーション能力やヒアリング力が評価されるためです。
アルバイトから正社員へ移行しやすい営業職ではありますが、選択肢には入りづらいようですので、改めて営業職について話をしてきたいと思います。
転職しやすい営業職とその後のキャリア
企業、特にBtoB企業であれば多くの場合、営業が契約しなければ企業の売上が発生しません。もし営業がいないという会社があるとすれば、Web上で契約されるサービスか、ディレクターが営業活動も兼ねているような場合でしょうか。売上をあげ、時にはインセンティブをもらうこともあり、業績に直結する重要であり責任が問われる存在です。
また、単に商品を売るのではなく、顧客の課題をヒアリングし、その課題解決に自社の商品やサービスが活用できることを提案しながら訴求するスタイルである企画営業。いわゆる提案型営業もできるようになれば幅も広がってくるでしょう。
最近では、営業職も細分化されていて、内勤型のインサイドセールスや訪問や商談が主体となるフィールドセールス、そして、顧客を成功に導くカスタマーサクセスなどがあります。また営業の中にマーケティングの役割を持たせている企業もあるため、営業と一口に言っても、多岐になっているのが現状です。役割が分業化しているので、得意な領域を選択して活躍していくこともできます。
さらに、提案型営業を続けていけば、企画や提案力がつき、自社のサービスが専門性の高いものであれば、その道のコンサルタントにキャリアアップするのも可能です。そして営業出身の経営層も多く、ポテンシャルがあれば経営メンバーになる可能性もあるのが営業という職種です。
いまアルバイトしている方で、実力をつけたい方、将来的なキャリアを考えたい方は是非、検討してみてはいかがでしょうか。