• 2020/05/11
  • 情報
  • 新型コロナウイルス関連

新型コロナウイルスが与えたアルバイトへの影響とは?

  • マーキャリ 編集部
article-image

新型コロナウイルス感染者拡大の影響で収入が大きく減ってしまった方も少なくないはずです。特にアルバイトの方は真っ先にシフトや勤務時間を減らされてしまっていることでしょう。この記事ではコロナの影響でアルバイトに支障が出てしまっている現状とこれから対応すべき行動について解説しています。今後のキャリアを形成する上でも必要な視点や知識についても記載しています。 

コロナによるアルバイトへの影響は

マッハバイトがサイト利用者を対象とした新型コロナウイルスの影響に関するアンケート調査によると、コロナの影響により以前と比べアルバイトによる収入が減ってしまった方は約7割になります。その内約3割の方が5万円以上月収が減ってしまったようです。月収が減ってしまった理由としてシフトに入れてもらえなくなったということや働かせてもらえなくなったというように、働く意欲があるにもかかわらず稼ぐことができていないのが大半を占めます。


緊急事態宣言が全ての都道府県に発令されたことにより今後益々影響が増えていくでしょう。しかし少数ではありますが、新型コロナウイルスの影響を受けていないという方も中にはいます。 

参考:マッハバイトがサイト利用者を対象とした新型コロナウイルスの影響に関するアンケート調査(https://www.livesense.co.jp/news/2020/04/23/2900/)

業界別影響度合い

ではどのような業界の働き口が減ったり増えたりの影響があるのかということについてみていきます。業界の景気がよくないニュース等は目にする機会が多いため、チャンスな業界に重点を置いてみていきましょう。 

直近で衰退した業界

オフラインでサービスを提供している業界の足元の景気は良くないの状態であり、アルバイトの活躍の場が多いのも「居酒屋」「テーマパーク」「ホテル」「コンサート運営」など、オフラインの業界なので新型コロナウイルスの影響を受けている人が多くなってしまっています。

直近で増加傾向の業界

新型コロナウイルスの最中でも逆に需要が伸びている業界に注目していきます。需要が伸びているということは景気も良いのでアルバイトのシフトを減らされる心配もなく安定した月収を確保できるでしょう。皆さんもご存知の業界でいうとスーパーマーケットデリバリーなどの人が生きていく上で欠かせない「食」を手軽に手に入れることができる業界です。


ここからは直近で売上が上がっているがそこまで知られていない業界についてご紹介します。例えば自転車業界です。自転車は生活必需品ではないのでなくて困る人は少ないでしょう。にもかかわらず大手自転車業界の決算内容をみるとコロナの影響を受けても増収増益予想を出している企業が多いです。既に現在でも在庫が少ない店舗も多く、特に人気なのは電動自転車です。


人気の理由はWITHコロナ・AFTERコロナ対策です。自転車にはメリットが2つあります。1つは運動不足の解消です。体を動かすためにジョギングやランニングをする人が多いでしょう。しかしいつも家からジョギングをしているといずれ景色等にも飽きがきます。自転車の場合は行動範囲も広がり、景色も変わるかつ運動不足の解消にもなるということで購入する方が急増しています。


もう1つのポイントは移動の代替手段です。現在3密を引き起こしているところとしては電車やバスなどの公共交通機関があげられます。コロナウイルスの潜伏期間や初期症状まで加味すると駅等の利用頻度も抑えたいところです。これらを避けるために自転車による通勤・通学に切り替えをしている人が増え自転車業界の売上が増加しています。海外でも自転車で通勤するように呼びかけをしている市があるくらいなので、今後より需要は増加するでしょう。


このようにコロナウイルスの影響を受けたとしても着実に売上を伸ばしている業界は存在するので今後の働き口の参考にしてみて下さい。しかし今すぐにも現金がほしいという人もおり、その弱みに漬け込んだ商売が横行しているケースもあります。以下よりみていきましょう。 

闇バイトが横行

SNSを中心に被害が拡大しているのが闇バイトと呼ばれるものです。闇バイトとは知らぬ間に詐欺に加担してしまうなどの違法な労働を強いられるバイトのことを言います。仕事がないあまりに求人募集サイトではなくTwitterなどのSNSに仕事が欲しい旨を投稿すると何件も仕事依頼がきます。そして依頼がくる仕事のほとんどが、「運び屋」と呼ばれる薬物を指定の場所に届ける役目であったり、振り込め詐欺グループの仲間になったりという内容がほとんどです。調べれば怪しいのはすぐにわかるものですが、生活に苦しんでいる人はこのような仕事でも引き受けてしまうこともあります。


短期的な視点でみればこのようなアルバイトをすることで生活に余裕が出てくることもあるでしょう。しかし長期的な視点でみれば、いつか奈落の底に落ちる可能性があり普通の生活すらもできない状況に陥ってしまいます。人は目先の欲望を満たすために行動しがちになる性質があるので、このような状況だからこそ冷静に判断することを心がけましょう。

コロナの影響を受けているアルバイトの方々がこれからすべきこと

アルバイトの月収がコロナの影響で減ってしまった人が今すぐにとるべき行動とこれから長期的な目線で取り組んでいく行動をまとめました。

手当がでるかどうか確認

休業補償や有給休暇が所得できるのか確認してみましょう。有給休暇は正社員のものだけではありません。条件を満たせばアルバイトやパートの方たちも受け取る権利があります。条件とは・6ヶ月間継続して勤務していること・所定労働日の8割以上出勤していることになります。これらの条件を満たしていれば休みの期間を一部有給休暇扱いにできるので少しの補填にはなります。


また休業補償は会社の都合で働けなくなってしまった場合に適用されます。過去3ヶ月の平均賃金の6割を補償してくれる制度です。申請方法としてはまず会社に確認をとります。そして休業補償が適用とみなされれば必要書類が届くのでそれを労働基準監督署へ提出する流れです。支給までには1〜2ヶ月はかかる点も頭に入れておきましょう。 

キャリアプラン

これからのキャリプランを考えましょう。このような事態になってしまったのは仕方のないことなので今後同じ過ちを繰り返さず路線を変更することが重要です。ポイントは複数の収入源を確保することです。今回大きく月収が減ってしまった人の多くは1つの会社または同じ業界で稼いできたことが原因です。もし仮に違う業界で違う内容の仕事をしていれば多少の影響はあったとしても、大きな影響を受けることは少なかったでしょう。


例えば、居酒屋でバイトしてコールセンターでもバイトをして、Webライターをしてなどマルチに行動することで幅広い知識も付きます。在宅でもできることは山ほどあります。これはアルバイトをしている学生だけでなく正社員として働いている方にも共通に言えることでしょう。新型コロナウイルスの影響でデジタル化の波が押し寄せ、世界の働き方が大きく変化しようとしているので常に情報は掴みつつ取捨選択し行動していきましょう。

まとめ

新型コロナウイルスの影響で今後も感染者数は増え、収束の見込もわからない状況でしょう。アルバイトの方でも収入という面に特化して言えば行動次第で正社員以上の稼ぎもできます。まずは毎日の行動から変えていきましょう。2020年は正解がない時代なので誰よりも行動していち早く正解を見つけた人が今後の世界を牽引していくことができるようになるでしょう。時間はあるのでリラックスした状態で考えれば新たな発見ができることもあるでしょう。

「マーキャリNEXT CAREER」無料キャリア相談実施中

マーケタースキル診断公開中!!

関連記事

検索条件を変更する

フリーワード

記事カテゴリ
タグ