SaaS営業職、7割以上が月20時間未満の残業!8割が成長機会を実感していると回答

SaaS営業職、7割以上が月20時間未満の残業!8割が成長機会を実感していると回答

「セールス、マーケティングのデジタルシフト」を支援するマーケティングカンパニー、株式会社エムエム総研(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役CEO:萩原 張広 以下、「エムエム総研」)が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント『マーキャリNEXT CAREER』は、SaaS企業の営業職の方を対象に、「SaaS営業職の働き方」に関する調査を実施しました。

<調査背景>

クラウド上でサービスを提供する「SaaS」は、場所を問わず利用することができるため「リモートワーク」に欠かせないビジネスツールとなっています。特にコロナ禍で従来のようなオフィスでの業務が大幅に制限されるなか、その高い利便性により「リモートワーク」の普及という働き方の多様性を実現することに大きく貢献しました。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)などの大きな社会変化に伴い、その社会的ニーズは今後も拡大していくことが見込まれます。そんな成長を続ける「SaaS」業界の営業職の方々はどのような働き方をしているのでしょうか。

そこで今回、『マーキャリNEXT CAREER』(https://next.mar-cari.jp/)を運営する株式会社エムエム総研は、SaaS企業の営業職の方を対象に、「SaaS営業職の働き方」に関する調査を実施しました。


<調査サマリー>

・SaaS営業職の7割以上の方が、残業時間は月20時間未満であることがわかりました。 また、成長機会が多いか聞いたところ、『多いと思う(23.7%)』『やや多いと思う(56.9%)』という結果になり、8割の方が成長機会は多いと回答しました。

・7割近くの企業でリモートワークを導入しており、リモートワークによって働きやすさが増したと思う方は約8割に上りました。

・リモートワークやハイブリットワークの導入によって『モチベーションや意欲が向上した(37.9%)』『業務に集中しやすくなった(34.9%)』といった仕事の変化を感じている方が多いことがわかりました。

・働くうえで重きを置いていることを聞いたところ、『ワーク・ライフ・バランス(プライベートの時間など)(46.1%)』と回答した方が4割以上に上りました。

<調査概要>
【調査概要】「SaaS営業職の働き方」に関する調査
【調査期間】2023年8月17日(木)~2023年8月18日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,003人
【調査対象】調査回答時に SaaS企業の営業職 であると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

【SaaS営業職の方の残業状況】月平均10~15時間未満が最多

はじめに、SaaS営業職の方の平均残業時間を調査しました。

「SaaS営業職の働き方」に関する調査図

「月の平均残業時間を教えてください(おおよその平均)」と質問したところ、『10時間以上~15時間未満(29.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『15時間以上~20時間未満(26.4%)』『10時間未満(16.3%)』『20時間以上~30時間未満(16.1%)』『40時間以上(6.5%)』と続きました。

SaaS営業職の7割以上が、残業時間は月20時間未満であることがわかりました。
一日1時間程度と考えれば、許容範囲と考える方が多いかもしれません。

残業時間に行っている業務を詳しく聞いてみました。


■残業時間はどのような業務を行うことが多い?

・資料作成(20代/男性)
・提案準備、請求書処理、クレーム対応(20代/女性)
・営業資料作成、顧客管理、商談のまとめ、報告書など(30代/女性)
・当日の日報作成(30代/女性)

これらの回答が寄せられました。
残業時間には請求処理や日報作成など、デスクワークを行う方が多いようです。

次に、SaaS業界の成長機会について伺いました。

「残業時間を考慮しない場合SaaS業界は成長機会が多いと思いますか?」と質問したところ、『多いと思う(23.7%)』『やや多いと思う(56.9%)』『あまり多くないと思う(16.1%)』『多くないと思う(3.3%)』という回答結果になりました。

『多いと思う』『やや多いと思う』と回答した方を合わせると、約8割の方がSaaS業界は成長機会が多いと回答しており、やりがいのある業界だと言えそうです。

【ハイブリッドワークを取り入れている企業が多数!】企業のリモートワーク事情とは

SaaS業界は、残業がそこまで多くはなく、やりがいの多い業界であることがわかりました。

「SaaS営業職の働き方」に関する調査図

次に、職場のリモートワーク状況について伺いました。

「リモートワークに関してご自身の職場の方針について教えてください※現在の方針についてお答えください」と質問したところ、『一部出社の方針(出社の割合が多い)(45.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『原則出社の方針(34.2%)』『一部リモートの方針(リモートの割合が多い)(15.7%)』『原則リモートワークの方針(4.3%)』と続きました。

原則出社と回答した企業はおよそ3割に留まり、6割以上の企業がリモートワークを採用していることがわかりました。リモートワークと出社の割合の方針は異なるものの、ハイブリッドワークを取り入れているSaaS企業が多数あるという結果が出ました。

続いて、リモートワークは働きやすさに影響していると思うか伺いました。

「SaaS営業職の働き方」に関する調査図

「リモートワークにより働きやすさは増したと思いますか?」と質問したところ、『とてもそう思う(17.0%)』『ややそう思う(62.2%)』『あまりそうは思わない(15.8%)』『まったくそうは思わない(5.0%)』という回答結果になりました。

『とてもそう思う』『ややそう思う』と回答した方を合わせると、およそ8割の方がリモートワークにより働きやすさが増したと回答しています。

リモートワーク、いつから導入されている?

では、リモートワークはコロナ禍以前から行われていたのでしょうか。

そこで、「以前(3年以上前)からリモートワークは行っていましたか?」と質問したところ、およそ6割の方が『はい(59.2%)』と回答しました。

コロナ禍以前からリモートワークを採用している企業がおよそ6割であることがわかりました。
クラウドを利用してどこでも仕事ができるSaaS業界は、リモートワークと相性が良いと言えそうです。

リモートワークが加わったことで生活にも影響が?

ここまでの調査で、ハイブリッドワークを取り入れているSaaS企業が多いことがわかりました。では、リモートワークやハイブリッドワークによって仕事にどのような変化があったのでしょうか。

「SaaS営業職の働き方」に関する調査図

「リモートワーク(またはハイブリッドワーク)の導入により仕事で変化したことを教えてください (複数選択可)※ご自身の働き方についてお答えください」と質問したところ、『モチベーションや意欲が向上した(37.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『業務に集中しやすくなった(34.9%)』『社内コミュニケーションが減った(日常会話など)(30.8%)』『生産性が向上した(25.3%)』『業務に集中しづらくなった(20.3%)』と続きました。

モチベーションの向上や集中しやすさ、生産性の向上など、リモートワーク(またはハイブリッドワーク)には、メリットを感じている方が多いようです。
生産性が上がれば成績向上も期待できるため、仕事へのやりがいにつながっている方が多いかもしれません。

リモートワークの生活への影響

では、生活にはどのような変化があったのでしょうか。

そこで、「リモートワーク(またはハイブリッドワーク)の導入により、生活にはどのような良い変化がありましたか?近いと思うものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『家族と一緒に過ごす時間が増えた(35.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『感染症対策となった(30.3%)』『ストレスが減った(30.3%)』『自分だけの時間が増えた(29.9%)』『朝の時間に余裕ができた(29.4%)』と続きました。

リモートワーク(またはハイブリッドワーク)は、プライベートにも良い変化をもたらした方が多く、仕事もプライベートも充実させられる働き方と言えるのではないでしょうか。

何を重視して働きたい?SaaS営業職が思う理想的な働き方とは

リモートワーク(またはハイブリッドワーク)にメリットを感じているSaaS営業職の方が多いことがわかりました。

次に、SaaS営業職の方が働くうえで大切にしていることを伺いました。

「SaaS営業職の働き方」に関する調査図

「働くうえで、どのようなことに重きを置いていますか?(上位3つまで)」と質問したところ、『ワーク・ライフ・バランス(プライベートの時間など)(46.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『給与や賞与(41.4%)』『スキルアップ(キャリアアップ)(32.8%)』『福利厚生(27.6%)』『人間関係(職場の雰囲気など)(23.4%)』と続きました。

およそ半数の方が、仕事だけでなくプライベートも充実したいと考えていることが明らかになりました。
実際にリモートワーク(またはハイブリッドワーク)を取り入れている企業が多いことと、家族との時間も取れるようになったという方が多いことから、ワーク・ライフ・バランスを求める方にとってもSaaS業界の働き方は合っているのかもしれません。

では、具体的にどのような働き方が理想だと考えているのか具体的に聞いてみました。


■理想の働き方とは

・テレワークと出社の併用(20代/女性)
・過重労働を避けたい(30代/男性)
・長時間仕事に取り組むのではなく、大事なことをしっかり押さえて効率的に仕事をすることが理想的と考えています(30代/男性)
・地方にすんで仕事の必要なときに都内に行く生活がよい(30代/男性)

これらの回答が寄せられました。
時間的な拘束をできるだけ減らしたいと考えている方が多いという結果が出ています。

【まとめ】SaaS業界ではハイブリッドワークが主流になっており、成長機会も多い!

今回の調査で、SaaS営業職の働き方の実態が明らかになりました。

約8割の方が、SaaS業界は成長機会が多いと回答し、また、6割以上の企業がリモートワーク(またはハイブリッドワーク)を採用しており、およそ8割の方がリモートワークにより働きやすさが増したと回答しています。
その理由として、モチベーションの向上や集中しやすさ、生産性の向上が挙げられ、リモートワークにメリットを感じている方が多いようです。

さらに、SaaS営業職のおよそ半数が、仕事とプライベートどちらも充実できる働き方が理想と回答しており、時間的な拘束が少ないハイブリッドワークは、SaaS業界の働き方の主流であると言えそうです。

マーキャリ 編集部

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マーキャリ 編集部

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