
- Profile
-
転職成功者インタビュー#05 勝山さん インサイドセールス
新卒で食品商社へ入社し、営業を経験。営業として大きな成果を出していたものの、自身の市場価値をより高めるためにSaaS企業への転職を成功させました。
- 目次
今回は、マーキャリNEXT CAREERを利用して転職された勝山さんにインタビューしました。転職活動でのモチベーションの保ち方や転職して感じたSaaSならではの魅力など、マーキャリNEXT CAREERでキャリアアドバイザーとして担当した奈須が伺いました。
自分の市場価値に不安を抱いていた
奈須:改めまして、転職活動お疲れ様でした。早速ですが、転職活動を始めたきっかけを教えてください。
勝山:前職では、入社してから4年目を迎え、成果を出していたことで一目置いてもらえるようになっていました。ある程度、仕事を任せてもらえるようになったことはやりがいだったのですが、社内でいただくフィードバックは少なくなり、発言の内容よりも誰が言ったかが重視されることもあって個人としての成長実感がなくなってきていたのです。
仕事に対するポジティブな感情が湧かないのは危険かもしれないと焦り始めて「社内では認めてもらっているけど、社外に出た時自分の価値ってどうなんだろう」と考え出したのが転職のきっかけです。
そこで、転職の軸として、いつどんな時でも個人として活躍できる力を身に付けられる業界に重きを置いて探していました。
奈須:どのような経緯でSaaSへの転職を目指されたのでしょうか?
勝山:転職活動を始めるにあたって、まずは情報収集のために本を読むところからスタートしました。転職系の本を読んでいくうちに業界と職種の両方を変えるのは厳しいと思い、今までやってきた中で楽しいと感じていた営業職で探してみることにしました。
これまでレガシーな業界に身を置いていたので、せっかく業界を変えるのであれば市場としても成長する業界にしようと考え、真っ先に思いついたのがIT業界でした。その中から探していったところSaaSに行き着きました。
奈須:働きながらの転職活動だったと思うのですが、苦労したことや意識したことがあれば教えてください。
勝山:まず苦労したこととして、前職はオフィスへ出社する規則だったため、仕事との両立が大変でした。面接を19時からなど遅めに調整してもらい、何とか間に合うように帰って……というサイクルには苦労しました。
意識したのは、常に転職への気持ちを切らさないようにすることです。前職の会社も居心地が良かったので、甘えてのんびりし過ぎないようにSaaS業界の勉強をするなど、モチベーションを保つ努力はしていました。
奈須:前職の居心地が良かったり、退職時期が決まっていなかったりすると転職活動の優先順位が落ちてしまいがちだと思うのですが、モチベーションはどのように保っていましたか?
勝山:情報収集のためにTwitterを始めてSaaS企業の方をたくさんフォローしていました。会社の昼休みなどにTwitterを眺めていると自然とSaaS関連の情報が入ってきて「早くSaaSへ行きたい!」という気持ちが膨らんでいったので、モチベーションの面ではそれが大きかったと思います。
マーキャリは情報の鮮度が違う
奈須:転職活動をする中で、マーキャリNEXT CAREERを知ったきっかけを教えてください。
勝山:SaaSについて情報取集している中でマーキャリにたどり着きました。私が調べた限りだとSaaSに特化した転職エージェントはあまり多くなく、SaaSに詳しい人材紹介の個人事業主の方も、数名SNS上で見かけたぐらいでした。そのため、マーキャリを利用してみることにしました。
奈須:実際に利用された感想をお聞きしたいのですが、はじめにマーキャリのキャリアアドバイザーの対応はいかがでしたか?
勝山:実は、最初に奈須さんと面談して何社か募集企業を提示してもらった時はそこまで転職に対するスイッチが入っていなかったんです。
そんな中、奈須さんが、他のエージェントと比べて無理にクロージングをかけず自ら考えることを促してくれたのもあって、自分の中で「今やらなきゃずっとこのままだし、頑張るしかないよな」と火がつきました。
あとは、入社後に知識のギャップが少なかったと感じています。SaaS業界特化だからこそ、常に新しい情報を入れていて、情報の鮮度が変わらず、入社した後も事前に聞いていた通りでした。転職前にSaaSならではの事前の知識や情報を聞けたのは大きかったです。
また、キャリアアドバイザーの雰囲気も全然違いますね。一度、大手のエージェントを使った時はアドバイザーさんのノルマのために決断を迫られた印象があったのですが、マーキャリは皆さんいい意味でフランクでしたし、転職したいと考えている人のために真摯に動いてくれていると感じることが多かったので、そこは明確な違いだと思います。
質問したらすぐに答えてくれますし、マーキャリで実施してもらった模擬面接での質問がそのまま本番の面接で出たこともあったので、SaaSに特化しているからこその対策や知識量は本当にすごいですね。面接への臨み方でも、あまりキャラクターを作らないように自分本来の素質を重視してくれたのが印象的でした。
奈須:すごく嬉しいです。SaaS業界は特に人を重視しているので、取り繕ってしまうと入社後のギャップが大きくなってしまうこともあり、その方の素質を大事にしています。
再現性を持ってチームで成果を出すSaaSの営業文化
奈須:前職でも法人営業をやられていたと思うのですが、SaaSのインサイドセールスに転職して違いはありましたか?
勝山:1つは、コミュニケーションの取り方や時間の使い方が変わりました。もちろん対面でも会話はしますが、基本的にはチャットの文化ですし、会議も30分としっかり決まっていて効率的だと感じます。
セールスに関しては、一人のトップセールスを生み出すことよりもチーム全体で成果を出すことが大事という考え方は前職との大きな違いですね。SaaS業界自体がそうだと思うのですが、再現性を重視しているので、上司から「誰か一人ができたら良いのではなく、別の人が同じようにできてこそ初めてできたことになる」と言われて、チーム全体でトップセールスが自動的に作られるような仕組みに面白さを感じます。
奈須:チーム全員で数字を作るとなると、以前のように個人で目立った数字を作って称賛される機会はなくなると思うのですが、その点についてはいかがですか?
勝山:そうですね。実は転職したての時、前職と同じ方法で営業してしまっていたのですが、今は、個人で成果を残しても、その一瞬だけ楽しいだけかなと思うようになりました。
ナレッジを共有する意味や、一人ではなくチームで成果を出す面白さに気付いた時に、一人でやりたいわけではなくて、チームでやりたいからSaaSに魅かれたのだなと入社してから改めて感じることができました。
自分の人生は自分で決めてこそ価値がある
奈須:今後のキャリアビジョンを教えてください。
勝山:もっと長くSaaS業界で働いて、現在のインサイドセールスに限らず、カスタマーサクセスなどの他のセールス職も一通り経験してみたいです。
ゆくゆくは、リーダーとしてマネジメントにも携わりたいですね。ただ、SaaSに入ってからようやく自分を等身大で見られたと言いますか、まだまだ足りていない部分に気付けたので、まずは全体的な視野を身に付けていきたいです。
奈須:最後に、これからSaaSへの転職を目指される方に向けてキャリアの魅力やメッセージをお願いします。
勝山:実際にSaaS業界に身を置くことで、改めて業界としても個人としても成長性や将来性を実感することができているので、キャリアアップの選択として非常におすすめです。やはり、人の成長は業界の成長度に依存する部分がありますし、成長業界に身を置くべきだと実感しています。
私は自分の生き方は自分で掴み取るからこそ価値があると思っています。私は、前職が全国転勤もあったので住む場所やライフスタイルが会社に依存する部分がありましたが、転職して状況を大きく変えることができました。現状に不満を抱いている方は、少しきつくても挑戦してみて自分の新しい生き方を切り拓いて欲しいです。
奈須:勝山さんの熱い気持ちが伝わってきました。本日はありがとうございました。これからの活躍にも期待しています!
.jpg)
執筆者
マーキャリ 編集部