デジタルセールス・アカデミー講師が語るデジタルセールスの魅力

デジタルセールス・アカデミー講師が語るデジタルセールスの魅力

Profile

河村芳行 株式会社エムエム総研 取締役

2008年に法人マーケティングのパイオニア企業である株式会社エムエム総研に入社。インサイドセールスからデジタル領域まで多岐にわたり、マーケティング活動全般のプランニングを担当。外資系、国内大手IT企業に対して多くのプランニング実績を積む一方、ITproマーケティングなどセミナーにて登壇者としても講演。さらに2017年にはビジネス書籍『少人数チームからはじめる失敗しないBtoBマーケティングの組織としくみ』を同社経営陣と共に出版。BtoBの組織作りと仕組みを解説した同書は多くのマーケターに支持されている。

目次

2021年の秋に開講したエムエムデジタルセールス・アカデミー(運営元:エムエム総研)。早くも1期卒業生の中から転職されたメンバーも出てきています。そして、この度3期生募集に合わせて新しいサイトもオープンし、本アカデミーについてのお問い合わせも増えているようです。

今回は本アカデミーの「法人営業経験者コース」の講師である河村さんにデジタルセールスの魅力や講座について伺ってきました。

デジタルセールスの魅力とは?

──まず、河村さんのキャリアについて教えてください。

海外に留学していたので、私自身のキャリアは25歳でエムエム総研と出会い、派遣社員での営業職として社会人をスタートしました。仕事を始めてすぐに法人営業やマーケティングに興味を持つばかりか夢中になっていましたね。気づいたらマネージャー、取締役として会社をリードする立場になりましたが、当初、感じていた仕事の面白さは、なお増しているなと日々感じていますね。



──デジタルセールスのやりがいや魅力、面白さについて教えてください。

魅力の前に、まず、BtoB営業の現状や難しさからお伝えします。営業活動においては、顧客や事業、社会への貢献が見えづらいことも多くあります。 それは、購買意思決定を獲得するために対話する相手と、実際に利用するユーザーが異なることが大きな要因となっています。そのように自身が苦労して活動した結果がどれだけ影響を与えるかが分かりづらいことは、モチベーション低下にもつながってしまいますよね。

一方で、カスタマーサクセスがカルチャーとして普及している営業組織は、カルチャーとして顧客志向があるため、押し売りなどは少ないですし、本当に顧客の利益となり、課題を解決できる営業活動ができるのは、やりがいにつながるのではないでしょうか。他にも、足で稼ぐのではなく頭を使う営業で、数字に強くなったり、論理的思考が鍛えられたりと成長できて、かつ市場価値を高められるので、デジタルセールスはオススメですね。



※デジタルセールス職とは?
一人の営業マンが、顧客の発掘から、受注、顧客フォローをリアルな訪問活動で行う従来の日本型営業ではなく、マーケティング戦略に基づき、見込み客の発掘、商談の育成、受注業務、顧客フォローの4つのプロセスに分け、それぞれの役割をマーケティング、インサイドセールス、オンラインセールスもしくはフィールドセールス、カスタマーサクセスの4つの職種人材が、デジタル技術を活用しながら主に非対面で行うそれぞれの職種。アメリカの企業や、日本でも先進的なSaaS系IT企業が導入している専門性の高い次世代営業職。



──デジタルセールスの需要は高まっているのでしょうか?

デジタルセールス人材を必要とするSaaS業界自体が成長市場のため、人材に対する需要は自ずと高まってきています。これからの市場成長とともに右肩上がりになるのは間違いありません。実際に転職エージェントのdodaが行った2021年の調査では、インサイドセールスとカスタマーサクセスの求人数が約2年半で7.4倍に増加したデータが出ています

一方で、ビズリーチの2020年の検索トレンドワードでも、2019年に全く上がってこなかった「SaaS」「カスタマーサクセス」というワードが2020年度ではトップに上がってきています。求職者側でもデジタルセールスへの転職意向が高まっていますよね。

アカデミー講座のこだわり

──デジタルセールス・アカデミーの授業でこだわっている点があれば教えてください。

授業はオンラインで行いますが、私だけが話して伝える場にはしたくないため、必ず受講生にアウトプットをいただく時間を設けています。課題の発表をしてもらうことや、営業のロープレなどもあります。受講生は現職で営業の方ですが、キャリアがある方も多く、ロープレ自体が刺激になったと好評でしたね。 また、オンラインでの授業ですので海外からも受講できます。1期生ではベトナムから受講していただいた方もいました。



──アカデミー卒業後、すぐにデジタルセールスになることはできるのでしょうか?

企業様とマッチするご経験やスキルがあれば、もちろん可能です。実際に1期生(30代 女性 医療機器営業)でSaaS企業から数社内定を獲得した方もいます。卒業後すぐに転職という流れになったのは、 卒業発表での企業様向けプレゼンテーションがSaaS企業様に評価いただいていたからですね。数社様にスカウトいただていて、素晴らしいですよね。



──これからデジタルセールスに求められるスキルはどのようなものでしょうか?

自身のポジションでのスキルはもちろんですが、コミュニケーションを効率化するために良いコンテンツを作って伝える力も必要になってくると思います。営業シーンでお客様に提案する際の資料はもちろん、場合によっては ウェビナーのコンテンツを作ったり、それを配布したりと、対外的に情報提供する機会も増えてくるでしょう。 企業が持つノウハウをコンテンツとしてどうアウトプットしていくのかという視点も重要となってきます。



──河村さんはどんな方と働きたいですか?

そうですね。営業と言っても千差万別ですが、自分はこうしたいという意見があって、それを実行しようと努める主体性とコメットメント力のある人ですかね。あとはプレッシャーがかかる状況でも、それをプラスに変えて踏ん張る胆力のある方は、営業だけでなく経営にも向いていると思うので、歓迎したいですね。

デジタルセールスになりたい方へのメッセージ

──デジタルセールスを学ぼうとしている方、なりたい方へのアドバイスがあればお願いします。

まずはチャレンジしたいという思いを大切にしてほしいですね。チャレンジしたい方は成長意欲の高い方だと思いますので、デジタルセールスとして活躍できるポテンシャルを持った方だと思います。ぜひ、ご参加をお待ちしております。私が全力でサポートしますのでご安心ください。

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