広告代理店からBtoBSaaSに転職!  〜SaaSカルチャー理解で実現できた最良の選択〜

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転職成功者インタビュー#01 カスタマーサクセス

広告代理店からBtoBSaaSのカスタマーサクセスに転職!

目次

近年ますます注目され、市場規模が拡大しているSaaS市場。今回インタビューしたのは、メガベンチャーの広告代理店からMAツールを展開するBtoB SaaS企業に転職した長谷川さん。

転職活動時は、自分自身について深く研究しながら見事異業種への転職を果たしました。 今回は長谷川さんに、転職活動で意識したことや、就活・転職活動の原動力、メタ認知力について、マーキャリNEXT CAREERでキャリアアドバイザーとして長谷川さんをサポートした河村が伺いました。

本には載っていないSaaS企業のリアルな情報を知れた

河村:転職成功おめでとうございます。早速ですが、まず転職エージェントを利用された感想をお聞きしたいです。各サービスによってキャリアアドバイザーの強みはさまざまですが、その中で、マーキャリにはどのような印象を抱いていましたか?

長谷川:大手と呼ばれるエージェントから少人数体制のエージェントまで利用しましたが、マーキャリは印象的でした。

私はSaaS企業でのマーケティング職や、前職での経験を活かし、マーケティングサービスを提供する企業への転職を考えていて、複数の転職エージェントに登録していました。 その中で、他のエージェントにもマーケティングやSaaSについて説明をしていただきましたが、本で読んだことのある情報や、どこかで聞いたことのある話が多いという印象を持ってしまうこともありました。

私は同じIT業界の広告代理店からの転職で、中途採用なのも決まっていましたから、本の知識を流用した言葉ではなく、内情やSaaS企業それぞれの背景などの“リアル”なアドバイスや情報が欲しいと思っていました。

河村:なるほど、より現場の情報が欲しかったのですね。

長谷川:そうです。また、私が持参した自己分析と企業選定軸をまとめたプレゼン資料に対して「こんな人初めて見ました。面白い。上手ですね」と言われ、翌日紹介された求人を見ると希望が汲まれていなかった経験もあります。私はプレゼン資料を褒められたかったわけではなく、ただ転職についてのアドバイスが欲しいから自己分析し資料を持参しただけだったので、そんな思いも伝わるか伝わらないかが重要でした。

一方で、河村さんは先に資料を読んでくださって、なおかつフランクでした。機械的な印象がありません。私の場合、自己分析や客観視の部分から手伝って欲しかったので、「人対人」として関わってくださる河村さんに、いい意味で驚きました。

送った資料から話が進み、SaaS系に対するリテラシーの低い私に呆れたりあきらめたりすることなく接していただきました。

河村:最初はそうでしたね。既になつかしいです。





長谷川:河村さんは、勉強会を開いてくださり、知らない言葉や情報について詳しく教えてくださいました。河村さんと30分話しただけで、ただインターネットで情報収集しても気づけない情報をたくさん知れたので、その時間を楽しみにしていました。

また、面接も楽しめたのは、面接前や前日にも30分時間をいただいて「これは深堀りするとどういう意味ですか」と尋ねた時に得られる情報量が多かったからだと思います。そして面接後には、その企業の社長様から「楽しかった、ありがとう」と言ってもらえることも多かったです。

本質的なアドバイスがあったから、自分で選択して決断できた転職活動

河村:求人なども含めたマーキャリNEXT CAREERのサービスについては、いかがでしたか?

長谷川:持っている情報の量と質も魅力的です。SaaS系、IT系に転職したい私にとって、それらの分野に関する情報量が多い河村さんやマーキャリは、私にとって最適でした。自分で調べても気づけないことを教えてくれる点で、エージェントという助け船に乗ることの本当の意味を理解しましたね。

河村:他のエージェントとの違いはありましたか。

長谷川: マーキャリと並行して利用していたエージェントでも、面接前に1時間ほど面談をしていただくことはありました。しかし、どうしても内定がゴールになっていたため、もらえる情報が「こう言ったら面接で良く思われるよ」「こういう情報を言ったら内定が出るよ」という面接テクニックでした。それに対し、私が決断するための情報はもらえなかったんですよね。

私は面接で褒められることや面接を通過することに重きを置いていたわけではなく、会社様との出会いを楽しみ、感謝して、そして最後に自分で選択をすることを重要視していました。そこに対する情報は面接前だと失われがちです。しかし、河村さんの場合は、「私が決断するための判断材料になる情報」を的確に与えてくれました。

情報さえいただけたら、後はすべて自分の言葉で話せます。自分の言葉で表現できる私にとって、マーキャリと河村さんのほうが、相性が良かったと思っています。

転職活動は反動でしてはいけない

河村:今回の転職活動で意識したことを教えてください。

長谷川:意識したことは2つあります。 1つ目は、反動で決めないことです。例えば、私は以前メガベンチャーの広告代理店に勤めていましたが、その会社に合わなかったからといって「IT系は向いていない!」「ベンチャーは向いていない!」と極端に考えることは危険だと思っています。

私の場合は2カ月間転職活動の時間を設け、退職に至った要因を分解し、トラウマや成功したこと、働く企業を変えるのではなく自分が変わるべきことは何かなどを細かく考えるようにしました。

2つ目は、誰かの幸せではなく、自分にとっての幸せを理解することです。仕事にしろ生活にしろ、正解の形はさまざまです。そこで私は、転職エージェントの方に見せるプレゼン資料を作りながら、自分にとっての幸せとは何かを考え直しました。





高いメタ認知力で就職活動を攻略する

河村:長谷川さんはメタ認知力(自己客観視能力)が高いですよね。今自分が置かれている立場の客観視と、それに向けて何をしなければいけないのか、といった思考能力が高いと思いますが、転職活動では意識されていましたか?

長谷川:誰かに認められて「君、いいね!」と言われない限り、内定は出ませんよね。そのため、人の目に自分はどのように映っているのかを知らなくてはいけません。それならば、手っ取り早く現実の自分を見つめ直して徹底的に自己分析したほうが、話が早いと考えていました。いくつになっても、自分の未熟な部分や知識不足な部分を知ることは、そのあとの行動にいかせてさえいれば 何も恥ずかしいことではないと思っています。

河村:自己分析が徹底されていますよね。転職活動中に感じた辛かったことがあれば教えてください。

長谷川:しっかりと自己分析をしようと考えた時、期間としては2週間ほどですかね。自分に自信がなかったため、一人では自分について把握しきれないことが苦しかったです。ある程度自分の考えをまとめたら信頼している人に相談することを繰り替えしました。

もう1つ、複数社を受けた際、内定まで出ることが多かったため、自分で選ばなくてはいけないことで悩みました。内定が貰えたら素直に「やったー!」と喜んでしまいますが、どの企業様も魅力的なため、最後の最後まで悩んでしまいました。

河村:私が特定の会社を推してしまうと、長谷川さんの気持ちが揺らぐ可能性があったため、「どうでした?」と尋ねることしかできませんでした。一進一退を繰り返していましたよね。

長谷川:自分の感情に任せるのは良くないため、グラフ化して考えていました。企業選定軸の項目を5つほど決め、レーダーチャートグラフを作成したのですが、どの企業様も大きな差がありませんでした。

転職活動で最も大切なことは最後の決断を自分ですることだといつも言っていただいていましたが、人に話して整理されることもあるので河村さんによくご相談していました。

河村:転職において、自分で決められない求職者の方は多いですね。選択を委ねられるケースもあります。最後、そういった方にアドバイスがあればいただきたいです。

長谷川: 自分が痛い思いをしたり、つまずいたり、やめたりしてから初めて自分について言語化できる要素が増えると思っているので、前職も現職も自分で選択することができて良かったと思います。そしてその経験がデータとなり、ネクストアクションを決めるための判断材料になります。誰かに決めてもらうよりも、自分で考えて決めたほうが、決断の先に起きたことや感じたことと真っ直ぐ向き合えるので、きっと後から考えた時にも楽しいですよね。転職活動は、そのように “自分で決める”ことの大切さや楽しさを知れるきっかけにもなると思いました。

河村:なるほど、そうですよね。本日はありがとうございました!





マーキャリ 編集部

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