• 2020/05/15
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「さまざまな経験をして、より良いものを作りたい」クリエイティブディレクター│小林 颯馬さん

  • マーキャリ 編集部
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【新企画】

マーキャリの新機能キャリアアーカイブβ版リリースに伴い、マーキャリの運営元であるエムエム総研の社員に今までのビジネスキャリアや日々の業務内容、学生時代のことまで赤裸々に語って頂くインタビュー記事となっております。インタビュー対象者の職種は全部で11職種、創業以来30年、BtoBマーケティング支援事業を続けてきた企業の実際に現場で働いている方たちの生の声をお届けしたいと思います。

【キャリアアーカイブとは】

社会人のキャリアの集合体としてWikipediaなどフリー辞典のように誰でも登録せずに閲覧することが出来るこれまでにないキャリアデザイン及びセルフブランディング特化型プラットフォームです。
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【今回のインタビュイー】

クリエイティブディレクター/小林 颯馬さん
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――コミュニケーションデザイングループの事業内容と現在担当している業務について教えてください。

主にマーケティング領域の中で、施策やイベント、コールなどを行う上で必要になるコンテンツを制作している部署です。主な業務はマーケティング活動における幅広いコンテンツの企画設計です。大きく分けると紙物とデジタルに分かれていて、紙物だとA4のサービスチラシから大きいものだと冊子、パンフレット、ガイドブックとか。デジタル系だとLP(ランディングページ)からサービスサイト、イベントサイトやポータルサイトを作ります。イベント系だとノベルティも作っていて、シールからぬいぐるみまで本当に色々なものを作ったりしますね。

――ノベルティですが、クライアントからぬいぐるみで行きたいという要望が…?

そうですね。立ち上げの部分から支援させていただいたんですけど、そのクライアントが取り扱うIT商材が、なかなかユーザーに対して親しみを持たせられないという課題があって、それに対して「じゃあキャラクターでも作りましょうよ」って提案して、制作がはじまりました。そこから今では、ぬいぐるみもそうですし、シールとか、ゴルフボールにキャラクターの顔を印字したりと多様な活用をしています。

――企画、制作、納品と幅広い業務をしているイメージがありますが、やっていて楽しいと思う業務は何でしょうか?

僕は結構制作が好きかもしれないですね。大学生のときにテレビとか雑誌とかポスターとか主要なメディアが好きでかっこいいなと思っていたんです。だから僕も制作物に関して今実際にかっこいいものを作りたいと思うし、デザイナーさんと議論しながらより良いものを作るというフェーズは楽しいですね。

――紙物とデジタル物で一番異なるのはどんな部分ですか?

紙は比較的、瞬間瞬間で使われていってデジタルはずっと残っていく印象があります。個人的には紙の方が好きで、広告って水物だなと思うし、デジタルは残っていく反面、全部数値で効果が見れるのでそれが大変だと思います。

仕事的にもWebの運用改善とかGAを使ったアクセスレポートとか出していたんですけど、なかなか簡単ではないですね。好き嫌いで言うと紙物の方が好きですね。

――業務において最もやりがいを感じるのはどういったところですか?



うちの会社のクライアントってITメインとか言われるんですけど、そうじゃない場合も結構あります。珍しいところだと化学製品を提供している会社さんとかボールねじを作っている会社さんも支援させていただいた経験があります。色々なクライアントがいる中でその都度知識を得ないといけないので、大変なんですけど、そういう作業を通して色々なことを知れるのは楽しいですね。


――反対に現在の業務で大変だなと思うところはどういったところでしょうか?

業種や業界によってもちろん商材も違うし課題感も全く違っていて、そこに対する提案はその都度考えていかないといけないので、そこは時間もかかるし一番肝な部分ですね。

――これまでの経歴について教えてください。

2016年4月にエムエム総研に新卒として入りました。当時配属されたのがデジタルマーケティンググループという部署で、そこでは紙物は一切やらずWebに閉じた支援をしていました。最初はWebサイトの制作から入って、そこから制作したWebサイトの運用改善、アクセスレポートを出したりして、月単位の運用をずっとやっていました。

そのあとグループが変わって紙物もやるようになってから、チラシやパンフレット、ノベルティを作るようになってきて今では両方やっています。もう、何でも屋さんですね。さっきクリエイティブディレクターと言ったんですけど、本当なんだろうかって思ったりもしますね(笑)

――エムエム総研に入社を志望した経緯、きっかけはなんでしょうか?

興味を持ったのはもともとマーケティングが好きっていうのと、せっかくだったらマーケティングに限らず制作など色々なことをやりたいと思っていて、それを実現できるのが一つの理由です。

もう一つはうちの会社の「マーケティングで日本を元気にする」っていう理念にすごく共感したからです。僕の実家は長野で、農家をやっているんですけど、大学でマーケティングを勉強している時に「こういう知識をもっと田舎の農家とか地方にも活用できるんじゃないか」と思っていました。エムエム総研がまさにそのような理念を掲げているっていうのも大きかったです。

――学生時代はどういった経験をされてきましたか?



当時はサークルとかには入っていませんでした。同年代よりも大人との関わりを持つようにと背伸びをしていましたね。もともと田舎から東京に出てきて「なんか面白いことないかな」って好奇心で動いていて、それで一番ハマったのは居酒屋で飲むっていうことでした。 一人で居酒屋に行っていかにおじさんにおごってもらうかっていう(笑)

自分から話しかけないといけないので当時が一番コミュニケーションデザインしていました。大人と話すことって刺激的だったんですよね。あとは広告の賞、TCCとかACCとか主要な広告賞を見に行ったりしていました。

――当時のアルバイトについて教えてください。

学生時代は居酒屋でアルバイトをしていました。自分の価値観として大学生時代しかできないことをしようと思っていて、「学生を武器に働けるところってどこだろう」って考えていたんですね。そしたら昔ながらの居酒屋で若者が働いている空間って今後体現できないなと思って。そこだけで目立つじゃないですか。

当時働いていたのはカウンターしかない居酒屋で、店長と二人で入っていて、そこでおじさんたちと色々な話をさせてもらいました。あとは、商店街の中の練り物屋さんでも販売員として働いていました。おじいちゃん、おばあちゃん、と僕の三人でした。

もともと周りとは違う方法で目立ってやろうという意識があって、商店街でおばあちゃんしかいない中で大学生一人いたら目立つじゃないですか。そんなふうに根の部分に目立ちたがり屋があっての結果ですね。

――クリエイティブディレクターに挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?

大学でマーケティングを勉強している中で「マーケティングっておもしろいな」と思ったのと、広告分野にも興味があって、将来の仕事は広告制作に携わりたいと考えていました。大学4年生のときに宣伝会議のコピーライター講座にも通っていて、自分でお金を出すくらいの興味はありました。

――必要なノウハウや知見は業務の中で身に付けていったんですか?

そうです。もともと僕があこがれをもっていた領域ってBtoCでしたので、 トンチのきいたような広告が個人的には好きなんですけど、BtoBなので実際それをクライアントに対して提供できるはずはなく、BtoB業界でずっとやられている先輩方にご指導いただきながら今に至るという感じですね。

――今までの経験上一番苦労したことは何でしょうか?

入社して当初行っていたWebのアクセス解析系ですかね。やっぱり完全に文系の頭をしているので、データの見方も作り方も分からないというのが、最初の仕事だったので結構苦労しましたね。でもそこはなんとかしないといけないので、先輩に聞いたり、自分で本を買ってデータの見方とか勉強したり、すごい初歩的なことからやった気がします。

――今までのキャリアの中で達成したことや成果をあげられたことについて教えてください。

入社一年目に初めて担当したサービスサイトのリニューアル業務が印象に残っています。Webの知識が浅い中で、部署の先輩に手取り足取り教えてもらいながら、初めてワイヤーフレームやサイトマップなどをイチから制作し、緊張しながらクライアント様に提案したのを今でも覚えています。結果、リニューアル前と比べてサイトのパフォーマンスが直帰率約20%減、CV率も約10%ほどの改善を達成できました。この経験は今の仕事でも糧になっています。

――成功要因はどういったところにあると思いますか?

何より先輩方の熱心なご指導のおかげだと思います、当時はめげそうにもなりましたが(笑)あえて個人的な要因を挙げるならば、経験がないために全ての業務が新鮮で、好奇心と興味を持って取り組めたことでしょうか。

――小林さん、お忙しい中ありがとうございました!

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