• 2020/04/28
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新型コロナウイルスの感染拡大をうけてブランディング戦略はどう変わる?

  • マーキャリ 編集部
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、様々な企業がダメージを負っており、この状況はしばらく続くとも言われています。そのような状況の中、企業が考えるべきブランディング戦略とは一体どんなものでしょうか。今回の記事では、新型コロナウイルスの影響を受ける中、企業がどのようにブランディング戦略を立てていくべきなのかを解説します。

新型コロナウイルスの影響を受ける現在の状況とは

まず最初に新型コロナウイルスの影響を受ける現在の状況を解説していきます。そもそも、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国への緊急事態宣言の発令や不要不急の外出の自粛などの取り組みが行われている中で、私たちがもっとも警戒するべきなのが3つの「密」だと言われています。下記が警戒するべき3つの「密」です。


①換気の悪い密閉空間

②多数が集まる密集場所

③間近で会話や発声をする密接場面

引用:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/content/000061868.pdf


上記の3つをまとめて「三密」と呼んでおりますが、これらの条件が揃っている場所(ライブハウスやカラオケボックス等)ではクラスター(集団)感染のリスクが高いとされています。 そのため、これらの場所はもちろん不要不急の外出を控えるという自粛ムードが出来上がっており、ほとんどの企業や事業が大きなダメージを負っているというのが、新型コロナウイルスの影響を受けた現在の主な状況となります。

新型コロナウイルスの影響の中での各企業のブランディング戦略とは

ここまで新型コロナウイルスの影響を受けた現在の状況をご説明してきました。ここからは、そのような状況の中で企業が行ってきている取り組みについてご紹介していきます。

UQコミュニケーションズ株式会社

UQコミュニケーションズ株式会社は、データ通信サービス「WiMAX」やスマートフォンサービス「UQ mobile」を提供する企業です。UQコミュニケーションズ株式会社では、新型コロナウイルスの影響により企業のリモートワーク(テレワーク)の増加、学校・教育機関等の休校措置を踏まえて、学生のオンライン授業の利用を支援するという形で2020年4月1日〜2020年4月30日まで、25歳以下の利用者を対象にUQ mobileサービスの月間データ容量超過後に追加をした30GBまでのデータ容量を無償提供しています。


また、新型コロナウイルスの影響拡大に伴い、ご利用料金の支払いが困難な利用者に対しては、申告をすることで支払い期限を延長できるようになっております。

ベルフェイス株式会社

ベルフェイス株式会社は、ビジネスシーンに特化したWeb会議システム「bellFace」を提供する企業です。現在、数多くの企業がリモートワーク(テレワーク)を導入する中、Web会議システム「bellFace」を2020年3月5日~2020年4月30日の期間で機能・利用人数の制限なく無償提供しております。さらに、すでに契約中の企業に対しては、契約プランに関わらず同時接続数・利用人数の上限を解放して無制限で利用をすることが可能となっています。


また、今後の状況を鑑みて5月以降の対応についても判断していくとのことです。

シャープ株式会社

シャープ株式会社は、新型コロナウイルスの感染拡大の中、日本政府からの要請を受けて三重工場のクリーンルームにてマスクの生産を開始しました。また、株式会社「SHARP COCORO LIFE」のECサイトにて、個人の利用者に対してマスクの販売を開始しております。現在、予想を上回るアクセスが集中したことにより抽選販売へと変更しております。

今後のブランディング戦略とは

新型コロナウイルスの影響を受けて、企業が行ってきている取り組みについてご紹介しました。上記でご紹介をした企業の取り組みはほんの一部となりますが、多くの企業に共通することがあります。それは、自身の企業のためではなく世の中のために、自社の商品やサービスの無償提供などを行っているということです。今、最も重要なことは新型コロナウイルスの影響を1日でも早く収束させることとなります。そのため、これまで企業が培ってきたブランド力などを使って、世の中に対して何ができるのか、何を提供することで役に立つことができるのかということが大切なのだと感じます。


新型コロナウイルスが収束したら、これまでと同じ生活に戻ります。その際に、より愛される企業となっておくことができれば今後のブランディングへと自然にも繋がることになりますので、上記のようなブランディングが今後重要になってくると予想します。

まとめ

今回の記事では、新型コロナウイルスの影響を受ける中、企業がどのようにブランディング戦略を立てていくべきなのかを解説しました。最後に記事のおさらいをします。昨今の新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、不要不急の外出の自粛や「三密」の回避、全国への緊急事態宣言の発令などの影響を受けて、様々な企業が大きなダメージを負っています。そのような状況の中で企業は下記のような取り組みをしております。


・UQコミュニケーションズ株式会社

25歳以下の利用者を対象にUQ mobileサービスの月間データ容量超過後に追加をした30GBまでのデータ容量を無償提供。新型コロナウイルスの影響拡大に伴い、ご利用料金の支払いが困難な利用者に対しては、申告をすることで支払い期限を延長。


・ベルフェイス株式会社

Web会議システム「bellFace」を機能・利用人数の制限なく無償提供。


・シャープ株式会社 株式会社

「SHARP COCORO LIFE」のECサイトにて、個人の利用者に対してマスクの販売を開始しております。


上記でご紹介をした企業の取り組みはほんの一部となりますが、多くの企業に共通することがあります。それは、新型コロナウイルスの影響を1日でも早く収束させるべく、自身の企業のためではなく世の中のために、自社の商品やサービスの無償提供などを行っているということです。


そのため、今後はこれまで企業が培ってきたブランド力などを使って、世の中に対して何ができるのか、何を提供することで役に立つことができるのかということを考え、より愛される企業となっておくことが、新型コロナウイルス収束後のブランディング戦略へと自然に繋がるのではないかと予想します。

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