• 2020/04/27
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銀行員からWebライターへ、フリーランス化するまでの流れ【キャリアチェンジ体験記】

  • マーキャリ会員  
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【キャリアチェンジ体験記とは】
働き方改革が施行されたことにより、会社の体制や制度が変わったなんて人も多いと思います。企業も個人も今まで以上にビジネスマンのキャリア展望に目が向けられている中、マーキャリ会員によるキャリアチェンジに伴った体験談をシリーズものとして連載していくのが本企画です。

今まさに自身の今後のビジネスライフに向けて働き方を変える動きをしている方もまだキャリアプランが漠然としている方も参考になる内容になっておりますので是非ご覧ください。

今回の記事投稿者:yusukeさん
⇒yusukeさんのバイオグラフィはこちらをクリック

はじめまして。
元銀行員で、現在Webライターとして活動しているyusukeと申します。

今回は「キャリアチェンジ」をテーマに、私が銀行員からWebライターに転職したきっかけや流れについて、次の順序でお話しします。

目次

1.自己紹介
2.なぜ銀行員がWebライターを志したのか
3.Webライターになるために
①選択肢
②準備
4.最後に

自己紹介

まずは自己紹介をします。
私は2018年4月に、新卒で都市銀行に就職しました。当初、“融資課”に配属され、法人融資や個人向け住宅ローンの販売などを、主な仕事としていました。
新卒の頃は、銀行員としてキャリアアップし、安定した人生を目指していました。しかし、銀行員として勤めることに、早くから疑問を抱いた私は、転職を決断します。そして2020年1月をもって退社し、現在はWebライターとして活動をしています。

なぜ銀行員がWebライターを志したのか

最近よく、「銀行員なら安定した人生を送れたのに、なんで辞めてしまったのか」という、否定的な言葉をかけられます。確かに、世間一般の人からすれば、理解に苦しむかもしれません。そこで、私がなぜWebライターに転職を決断したのか、その理由を3つご説明します。

1.個人で稼ぐ力が欲しい

第一の理由が、これです。
私は社会人になれば、個人でお金を稼ぐ力を習得し、独立することができると思っていました。しかし、それは幻想でした。なぜなら、会社員とは『組織の中で、事業の一部の役割を担う者』だからです。企業の規模が大きくなるほど、この特徴は顕著になり、事業体の組織化及び、一人一人の役割は細分化・マニュアル化されます。その結果、スキルを身に着けても、個人で稼ぐ力にはなりません。
確かに、営業をはじめとする顧客折衝や、PCの基本スキルなど、汎用性の高いものもあります。しかし、大部分は社内システムをはじめ、『その企業で、その部署で働くためのスキル』に限定されるでしょう。私自身、『個人で稼ぐためのスキル』が社内で得られていない、と日々感じていました。

2.時間と職場の自由が欲しい

『決まった時間に、決まった場所に出社して、決まった時間働き、決まった場所に帰る』。これが会社員の宿命です。大人になったら好きな時間に好きなことができない。私はこの一般常識に、大きな違和感を持ちました。この違和感を出発点として、『どこにいても収入を得られる仕組みはないのか』、『収入を得るための選択肢は、会社員だけなのか』を考えるようになりました。

3.すきを仕事にしたい

誰しも自分の好きなことでお金を稼ぐことができたらいいな、と思っています。しかし実際にそれを実現している人はとても少ないです。その原因を考えてみると、次の結論に至りました。
『そもそも挑戦している人が少なく、挑戦してもすぐに挫折している人が多い』
『好きなことを収益化することが方法を知らない』
会社員であり続ける限り、好きを仕事にしようと挑戦している人々と接する機会は少なく、収益化の方法を学ぶ機会も少ないことは簡単に想像できます。

この3つの理由から、『すきを仕事にする挑戦ができるのは若いうちしかない』という結論に至りました。そして必要なスキルや時間は、会社員を辞めなければ手に入れられないと考え、退社に至りました。

Webライターになるために

転職を実行する際、私は次のような行動をとりました。

1.選択肢の検討
2.転職の準備
3.必要知識の習得

1.選択肢の検討

まずは、自分が取りうる選択肢の検討をします。選択肢は多ければ多いほどよく、自分の可能性を最大限広げるべきだと考えました。私の場合、選択肢は以下の2つになりました。

Ⅰ.会社への転職

転職といえば、別企業へ移ることが主流です。金融業界にとどまらず、別業界も視野に入れました。そのうえで転職といえば、別企業へ移ることが主流です。金融業界にとどまらず、別業界も視野に入れました。そのうえで『個人で稼ぐこと』を、最優先事項として検討した結果、コンサルや不動産業者などが候補となりました。

Ⅱ.フリーランス化

近年、増加しているフリーランス。フリーランスとは会社や団体に所属せず、個人で仕事の契約を行います。主な職種はライターやプログラマー・デザイナーです。したがって、自分のスキルを武器しなければなりません。しかし、仕事の場所や時間の自由度が高く、また『個人で稼ぐ』という点が自分の理想と重なりました。

検討したうえで、私はフリーランスを目指すことを決心しました。
次にそのための準備を進めます。

2.転職の準備

準備すべきことは主に2つありました。

Ⅰ.お金

何よりも大事なことがお金です。しかし社会人2年目の私には、貯金が全くありませんでした。そのため準備できるのは、以下の費用だけでした。

・退去費用
・2か月分の生活費


まったく準備ができていない状態です。しかし、キャッシュアウトをせず、フリーランスを目指すための時間を確保する方法を考えました。その結果、リゾートバイトという結論にたどり着きました。

Ⅱ.リゾートバイトの応募

リゾートバイトとは「リゾート地にて、住み込みで働くアルバイトのこと」です。家賃はもちろん、食費・光熱費等がかからないという金銭的メリットがあり、ある程度の自由時間も確保できます。私はさっそく仲介業者に連絡を取り、求人へ応募をしました。
実際に、家賃・食費・光熱費がかからない求人を獲得でき、出費は月々2万円程度に抑えられています。さらに日中、6時間程度の勉強時間を確保できたため、フリーランスへ向けた活動を進めることができました。私の貯金は50万円程度でしたが、リゾバをすることで、金銭問題を解決し、フリーランスへ向けた活動環境を作ることができました。

3.必要知識の習得

Webライターになりたいと思いましたが、私自身Webの記事なんて書いたことがありません。そこでWebリサーチを通して、必要な知識や情報を収集しました。その結果に基づいて、次のことを行動に移しました。

・SEOライティングの勉強
・書籍『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の熟読
・クラウドソーシングへの登録

やったことは以上の3つだけです。

まずWebライターとなるために、必要最低限のスキルであるSEOライティングを、勉強しました。SEOライティングとは、『検索エンジンで、キーワード検索をした際に、自分の作成記事を、検索結果の上位に表示する』というスキルです。このスキルについて、多くのWebページを読み、Youtubeの講義をみて、要点を押さえました。

次に、基本的な文章の書き方について学びました。私は、長い文章を書いた経験がなく、まして誰かに発信したことはありませんでした。そのため、読書を通して、日本語の基本について勉強し直しました。『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、文章の基本を学ぶには最適でした。

そのうえで、クラウドソーシングへ登録しました。どのWebページを見ても、Youtubeチャンネルを見ても、『ライティングは実践あるのみ』という結論に行き当たります。自信など全くありません。それでも、クラウドソーシングへ登録し、案件受注に向け、毎日求人に応募をしました。当然、実績がないため不採用の連続。しかし諦めることなく、応募し続け、受注に至りました。また受注ができなくても、テストライティングを繰り返すことで、記事作成のコツをつかんでいくことができます。とにかく書き続けることで、案件を獲得し、収益につなぐことができました。

最後に

このようにして、私は銀行員からWebライターへ、会社員からフリーランスへと転職しました。まだまだ駆け出しですが、今の生活にとても満足しています。また銀行員としての金融知識は、記事作成に活用することができています。

私の場合、キャリアチェンジで『最初の一歩を踏み出すこと』が一番大変でした。具体的には、会社員という肩書や、安定を手放すことがとても怖かったです。しかし、自分の信念を固め、目標を掲げることで、動き出すことができました。また、Webライターとして成果を出すことができたのも、自分で決めたという責任感があったからだと思います。
未熟者ではありますが、転職を悩んでいる方々にアドバイスをさせて頂くとすれば、『自分で決める』意識を強く持っていただきたいです。すべての変化を自責で考えることで、大きく一歩を踏み出すことができ、その後、成果が出るまで頑張り続けることができます。

稚拙な文章ではありますが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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