「Web業界へ転職をしたいが、実際どんな仕事内容があるかもわからない」、「転職の際にどういった手順を踏めばいいのかわからない」Web業界への転職を志望するうえで上記のような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?本記事ではWeb業界の仕事内容やWeb業界でおすすめの仕事、Web業界へ転職する手順などについて網羅的に解説していきます。今後ますます急成長を遂げると予測されるWeb業界に転職するうえで、成功するためのポイントや前もって必要な知識についてみていきましょう。
Web業界の職種を紹介
まずWeb業界の職種はどんなものがあるのか、代表的な5つの職種を順に解説していきます。Webマーケター
そもそもマーケティングとは、企業が提供する商品をどのように売るかといった販売戦略全般のことを指します。商品を知るきっかけの多くがオフラインからオンラインへと移っている現在ではWebサイト、Web広告から効率よく集客するための方法を考えるのもマーケターの役割です。Webマーケターに資格などは必要ありませんが、Googleの検索エンジン最適化と呼ばれる「SEO」やWeb広告の仕組みについて理解する必要があります。 SEOやWeb広告を理解することができれば、クライアントのWebサイトを効率よく伸ばすことができ、自社の集客基盤を整えることができるようになります。
Webデザイナー
デザイナーはWebサイトのレイアウトやカラーを決め、読者に見やすいサイトを作ることが主な仕事です。専門ソフトを使って装飾されたボタンの作成、Webサイトの様々なパーツを作ることが主な仕事になります。Webマーケターも専門知識が必要ですが、デザイナーはより「技術職に近い仕事」になり、プログラミングの知識も必要になります。プログラマー
プログラマーはWebサイトのシステムや機能を構築する仕事になります。 エラーのない設計はもちろんですが、サーバーを支える仕事、セキュリティ関連の仕事まで幅広く担当するのが特徴です。高度なプログラミング知識を必要とし、1つの言語を習得するまでに300時間は必ずかかると言われています。そのため、デザイナーよりも高度な技術職であると言えます。営業
営業は既存顧客を中心に「利益率をより高くするための運用方法」を提示します。 広告の提案や運用方法など、集客を最大化するための商談になりますので、Web全体の流れをしっかりと把握する必要があります。そのため「経験者優遇」の会社が多く、特にWeb系の営業を担当したことがある方、もしくは法人営業を担当したことがある方は優遇されやすい特徴があります。年収も振れ幅が大きく、20代では年収が400万円~600万円と、固定給+歩合の制度を設けている会社も多くあります。Webプロデューサー・Webディレクター
Web業界の職種でよく混同されがちのものとして、WebプロデューサーとWebディレクターが挙げられます。会社によってはWebプロデューサーがWebディレクターの業務を内包しているケースがあり、実はこの二つの職種のちがいについて明確な定義づけはされておりません。しかし、一般的にはWebプロデューサーはWebサイトの基本コンセプトや方向性を立案し、人員確保や予算、プロモーション方法などの計画を立てる役割にあり、Webディレクターは実際にサイト制作にあたる作業計画などを可視化して現場に伝えるといった役割を持っていると言われています。どちらの職種も1つのプランを実行していくうえで実務責任を負うため、先ほど挙げた職種よりも「1つ上流」の位置づけだと言えます。また、外部委託先のディレクションやメンバーのマネジメント業務も発生するため、「管理能力」が必要不可欠です。おすすめの職種とは
では先ほど挙げた例の中でおすすめする職種は、「Webマーケター」です。 Webマーケターをおすすめする理由を解説していきます。Webマーケターがおすすめ
おすすめする理由は「全ての流れを把握する力が身につく」といったものが挙げられます。プログラマーやデザイナーはサイト制作が主な仕事で、実際に運用する時に深くかかわるかと言ったら、答えはNOです。しかしマーケターは、サイト制作を踏まえたうえで「より良い集客方法」を思案し、実際のプロダクトの進行と密接にかかわります。つまり「企業の売り上げの肝」になる職種で、集客できなければ売り上げは上がりません。街中のレストランにお客様が1人も来店しなかったら、売り上げは0ですよね。Webの場合はレストランが「自社サイト」にあたります。効率よく集客するところから始まりますので、最も重要な部分を担うのがWebマーケターの仕事になります。スキルの掛け合わせを狙うべき
Webマーケターでステップアップを目指すためには、「スキルの掛け合わせ」が必要不可欠です。先ほどWebプロデューサー・Webディレクターが上流職種であるとご紹介しましたが、これらの職種はマーケティング知識だけで目指せる仕事ではありません。「プログラミング×マーケティング」「営業×マーケティング 」「デザイン×マーケティング」のように、「マーケティングに関わる全体のスキル」を身につけ、それらを掛け合わせることで、上流の階級へと歩みを進めることができます。その方法として、「新規プロジェクト」に多くかかわることがおすすめの1つです。関わるプロジェクトの数が多ければ多いほど、デザイナーやプログラマーの仕事内容に深くかかわるようになり、全体像を把握しやすくなるメリットがあります。上を目指す気持ちがあるのであれば、複数のスキルに特化したマーケターを目指しましょう。
Web業界へ転職する手順
では実際に、Web業界へ転職する手順を見ていきましょう。 目指す職種は「マーケター」だと仮定して進めていきます。未経験から転職を目指すとして、成功確率を高める方法は下記の2つになります。複数の転職媒体を使うべき
転職媒体は複数使うことをおすすめします。転職サイトはもちろんですが、リクルートやマイナビなど大手のエージェントになるべく登録しましょう。転職エージェントは「企業との直接交渉」まで対応してくれますし、求人の保有数も多いです。未経験から転職をするのであれば、自分一人の力より「転職のプロの力」を借りることも1つの手になりますので、確率の高い選択をしましょう。独学でスキルを身につける
未経験からマーケターを目指すには、独学で勉強することが1番の近道になります。未経験とはいっても、「現場未経験」と「職種未経験」では転職の難易度は段違いです。Webサイトの知識は、あなたが実際にブログを運営することで身につきます。独学でWebサイトを運営することによって、検索エンジン最適化と呼ばれる「SEO」の知識、広告を運用するようであれば「広告運用スキル」が身につきます。 実際に「未経験可」の求人募集もありますが、企業側が「実績あるマーケター」を評価するのは当然の話ですよね。現場未経験からマーケターを目指す前に、自身のサイトで「月間3万PV」を目指してみることも選択肢の1つとしてあります。3万PVもあれば、十分に企業に対して誇れる数字となり、自身の実績の証明になるので、職務経歴書や面接などで、採用担当者にアピールできる武器になりえるでしょう。
成功の転職活動にしよう:まとめ
本記事は以上となります。・複数の転職媒体を使う
・独学でスキルを身につける
上記2つの方法で、ぜひWebマーケターを目指して進んでください。凄腕のWebマーケターになることができれば、次なるキャリアプランの選択肢も広げることができるでしょう。