2019年1月に中途入社、当メディア・マーキャリチームに配属され、新人マーケターとして日々奮闘する25歳の冨沢を追った連載記事。
6大卒という学歴や元カーディーラーという肩書がありながら自己ブランディングを全くしていない為、キャリアを活かしきれていない彼が、<マーキャリチームメンバーと関わる中で自身の希少価値の見出し方を日々学び、成長していくドキュメンタリー>です。本人許可の元、プライベートも完全にさらけ出したリアルな内容はメディア記事としては大変珍しいのではないでしょうか。創業30年以上のBtoBマーケティング専門会社の一員として働きマーケティングノウハウを吸収する中で自己ブランディング能力を身につけていくことができるかが見どころです。
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みなさんお久しぶりです。冨沢です。
年末からこの時期にかけまして、ちょっといろいろ立て込んでおり更新が随分と止まってしまっておりました。そのため、今年はこの記事が初の投稿になります。この後も不定期で更新していくつもりですので、みなさま今年もどうぞよろしくお願い致します。
さて、なぜこのタイミングで筆をとったかというと、現在リモートワークを絶賛体験中なので、「これからリモートワークに移行する予定がある」という方や「まだ予定はないが、今後絶対移行するだろう」と考えている方たちに向けて、リモートワークを体験して、実際に感じたことなどを発信できればと思ったので、本記事を執筆いたしました。本記事の内容は「1.リモートワークがしやすい業種」「2.実際に体験してみた感想とリモートワークのメリットやデメリット」の2部構成でお送りいたします。
あまり参考にはならないかもしれませんが、少しでも今後、リモートワークをする方たちの一助になれればと思っておりますので、最後までお付き合い頂けますと幸いです。
リモートワークがしやすい業種
昨今の新型コロナウイルスの蔓延によって、さまざまな企業が現在の働き方にたいして、対策を打っていますね。しかし、電車に乗って顧客先に訪問することが多い営業職や、オフィス内でデータ分析や計数管理などを行っているマーケティング職や事務職など、それぞれ役割が違うので、すべての職種にリモートワークを導入しようとしても簡単にうまくいかないのが現状です。ではそんな中でもリモートワークを導入しやすい職種はどんな職種でしょうか?
順にみていきましょう。
【ITエンジニア】
パソコンを使って、システムの構築・設計・テストなどのシステム開発を行う、ITエンジニアはインターネット環境やコミュニケーション環境さえ整っていれば最もリモートワークに移行しやすい職種といえます。今までもフリーランスで業務を行うITエンジニアの方も多かったため、今回の移行によって、特に問題がなければ今後もリモートワークが推奨される職種といえるでしょう。
【ライター・編集者】
ライターや編集者もリモートワークに適している職種といえます。オンライン上での納品物の受け渡し環境や参考にするデータや資料の閲覧環境さえそろっていれば、たとえリモートでも業務に支障が出ることはないといえます。しかし、編集者やライター間でのコミュニケーションは従来のとおり必須になるので、スムーズに連携が行えるコミュニケーションツールなどの導入は検討しておいたほうがいいでしょう。
【マーケター】
マーケターといっても様々な役割があり、一概には語れませんが、主な業務として「新しい企画の作成・実行」や「ユーザーデータの分析・集計」、「改善案の作成・実行」などがあげられます。データの集計や観測にはツールを使うことが多いので、外部環境からツールへのアクセスができるように環境を整備すればリモートワークへの移行も難しくありません。しかし、新しいアイデアを出すためのブレストやミーティングが必要ということも珍しくないので、こちらもコミュニケーションが円滑に進むツールやシステムの導入が必須になります。また、企画書や分析データの共有ができるシステムも必要です。
この他にもデザイナー、広報、事務職など、現場がなく、外部とのコミュニケーションも比較的活発ではない職種がリモートワークには向いていると言えるでしょう。
実際に体験してみた感想とリモートワークのメリット・デメリット
今のこの状況下においては、上記の職種にリモートワークが適用されるのも時間の問題かといえます。マーキャリを運営しているエムエム総研も先月から多くの職種がリモートワークに切り替えられました。僕の普段の業務も「マーキャリの記事編集」「メルマガなどの一部プロモーション」「その他マーキャリの運営業務」などであり、オフィス外の環境でもこれといって業務に支障は出ないといった理由から、リモートワークに移行しました。ここからは僕が実際にリモートワークを体験してみた感想や普段の業務スタイルと特に違った部分、また体験したからこそわかるメリット・デメリットについてお伝えしたいと思います。
回線トラブルが発生…
今まで会社の回線でスムーズに行えていた業務が、家の弱小回線だとまったくもって滞りました。自宅の無線LANからの接続であり、事前にセキュリティチェックやネットにつながるかどうか、Web会議が正常に動くかどうかのテストはもちろん行っていました。
ところが次の日、いざリモートワークをやろうとパソコンを起動してGoogle Chromeを開こうとしたらネットにつながらず…
そのあとに参加しなければならないオンラインミーティングがあったので焦りとイライラが畳みかけてきましたが「まあ、パソコンも急に起こされたりしたら寝覚め悪いもんな」と心を落ち着かせ、パソコンを再起動しました。
しかし、再起動してもまったく状況が変わらず、その後、何度も電源スイッチを16連射したり、有線につないでみたりと対策を試みましたが、一秒たりともネットには接続できません。
いい加減頭にきたので、いままで何度も頼ってきたおばあちゃんの力を借りようと思い、助けを求めました。というのも実は僕は、いまだに実家住まいでございます。昨今話題になっているこどおじと呼ばれる人種にカテゴライズされています。実家は父型の祖母との二世帯住宅であり、部屋をひょいと移動すれば簡単におばあちゃんにも会えます。そんなわけで早速おばあちゃんのところへいき、ネット回線を貸してもらうと、簡単にネットに接続することができました。
この解決法は冨沢家ならではの解決法なので、一人暮らしの方や家にネット回線が2つもない方はこの時点で詰んでいたでしょう。こどおじも捨てたもんじゃありません。
ネットにつながったので一安心はしたものの、やはり会社のネット環境とは程遠く、普段なら30分くらいで終わる業務が45分かかってしまったりと通常より業務スピードが遅くなってしまいます。(ここまで遅かったのは初日だけで、その後は遅いといえど、せいぜい誤差5分ほどです)
普段通りのスピードで業務が進行しないので、心理的ストレスが生まれてしまう点はデメリットといえるでしょう。
時間が短縮できた
これは言うまでもないことかもしれませんが、通勤時間を作業の時間に費やせるため、フリーの時間が出てきます。その時間を使って別の業務をするもいいですし、リラックスする時間を多めにとったりもできます。よほど会社の近くに住んでいない限りは、上述したように進行に遅れがでてしまった分の時間を差し引いても時間は余るでしょう。僕の場合は通勤に2時間かかるので、その分の時間を睡眠時間と調べものの時間に使いました。普段から業務が切迫していて、睡眠時間やプライベートの時間がなかなか取れていないという方は、この点が大きなメリットになるのではないでしょうか。
周りの環境を気にせず業務に集中できる
会社のオフィスにいると電話対応をしなければいけなかったり、ほかの人たちの業務連絡についつい聞き耳が立ってしまうなどで、集中力が途切れてしまう方もいらっしゃるかと思います。一方、リモートワークであれば自宅というリラックスできる環境で仕事ができるため、集中して作業に取り掛かれる点はメリットといえるでしょう。しかしこのメリットにも難点があることを忘れてはいけません。それは平日に奥さんや息子さん・娘さんなど、ご家族の方がいらっしゃる場合です。自分の部屋が用意されていたり、防音がしっかりなされていれば問題はないのですが、「リビングしか作業スペースを確保できない」、「ほかの部屋の音が駄々洩れする」という場合はヘッドホンや耳栓をするなどの対策を独自で行う必要があります。
僕の場合はネットをつなげる場所がおばあちゃん宅の居間しかなかったので、おばあちゃんのテレビを見ている音や映像が若干気になりました。そしてこんな時に限って平日に暇をつぶしたい人向けのテレビ番組「午後のロードショー」では「007シリーズ20作品一挙放送」なんてものを放映してやがってました。
映画自体はさほど気にならなかったのですが、ボンドガールにはついつい目をうばわれてしまいますね。
体が痛くなる
集中して作業にのめりこめる分、ずっと同じ態勢になりやすいです。僕の場合は有線でネット接続していたので、そもそも場所や座るスペース、態勢も限られていました。そのため、一日の業務が終わったころには体がバッキバキになっていました。長期でリモートワークを行う場合は椅子や机、クッションなど、自分がリラックスできる態勢で作業できるように一工夫するか、場合によっては購入したほうがいいかもしれません。また、スペースに余裕がある方は定期的に場所を変えるのもおすすめです。いずれにせよ、リモートワークに移る前に作業環境は整えていたほうがいいでしょう。
身内のふところ事情が知れる
夕方、作業にのめりこんでいたころ、「あら、また株があがった」 という聞きなれないワードが僕の耳に入ってきました。そしてこっちが聞いてもいないのにおばあちゃんは詳細を話し始めました。なんでも数日前に買ったデリバリー系の会社の株価が、瞬く間にあがり、ぼろもうけしたそうです。僕も額をきいてびっくりしました。一週間でこんだけ稼いだのかと少々驚くほどの額です。きっと外出禁止で話し相手がいないためか、普段なら孫に言わないような情報をぽろっと漏らしちゃったのだと思います。機嫌のよくなったおばあちゃんはそのまま、支那竹とチャーシューを作り、僕にふるまってくれました。
うまい料理が食べられたことと、家族のふところ事情を知れた事は大きなメリットといえます。
僕がリモートワークを実際に体験して気づいたメリットやデメリットは以上になります。
「人との接触リスクがある満員電車に乗って通勤する」、「3密が該当する空間で作業をする」など、今までのオフィス内での働き方は感染リスクが高い、非常に危険な環境といえます。
今後も、リモートワークや時短勤務といった取り組みを導入していく企業は増えていくことでしょう。そのため、リモートワークをするにあたって事前準備をしておくことは決して損ではありません。
最後に僕から皆さんに最も伝えたいテレワークの真骨頂ともいえるメリットをご紹介させて頂きます。
それは
「空いている時間に財テクをしよう」ということです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。