大企業に働いていると「成長している実感がない」「大きな仕事が任せられない」などの不平不満があってベンチャー企業で働いている人が羨ましくなったりするのではないでしょうか?あなたが今思ってるような想いを同じように持ってベンチャー企業に転職した人も数多くいます。しかし、ベンチャー企業に転職したものの成功してる人もいれば、それ以上に失敗している人もいます。
今回は、ベンチャー企業に転職するメリットデメリットを書いていきます。 この記事を最後まで読んで、自分はベンチャー企業で転職する事が合っているのかどうかを確認してみてください。
ベンチャー企業に転職しても良い人とは?
ベンチャー企業に転職すると言っても、社風に合う人、合わない人がいます。では、どんな人がベンチャー企業に合うのでしょうか?主体的に仕事に取り組める人(仕事を作れる人)
ベンチャー企業はこれから様々な事業を作っていき成長していく会社です。待っていても仕事が来るわけではありません。そのため、自分から積極的に事業に関わりアイデアを出して仕事を作っていく必要があります。働くことが楽しいと実感できる人
ベンチャー企業では積極的に働き、主体性が求められます。また長時間労働にもなりやすいです。そのため、働かされているという意識では厳しいです。ただ給料を稼ぎたいから働くと思っている方も厳しいでしょう。変化の早さについていける人
ベンチャー企業は、とにかく変化が多い環境です。 年単位ではもちろんのこと数ヶ月単位でも行っている事業が変わったり組織が変わったりします。そういった変化やスピード感についていけず、ストレスを抱えてしまう人は、難しいでしょう。むしろその変化を楽しめる人が適しています。明確な志望理由がある人
志望する会社の商品やサービスに惚れ込み、「自分もその商品やサービスを広めるための仕事をしたい!」と高い志があるなら十分にベンチャー企業で働いていけるでしょう。 積極性という素質はベンチャー企業で働く上で大事なので、明確な志望理由があるような人は向いているでしょう。ベンチャー企業に適していない人とは?
逆にベンチャー企業への転職を勧められない人とはどんな人でしょうか。安定を求める人
ベンチャー企業はこれから事業が形になり成長していく会社です。ですので、その事業が成功すれば良いですが、失敗の可能性も十分にあります。そのため、大企業に比べれば安定はしていません。仕事に対して安定を求めるような人にはベンチャー企業の働き方は合わないでしょう。イメージだけで転職する人
これは大企業で働く場合でも同じです。しかし、ベンチャー企業に関しては 「決定権がある」「成長できる」「メンバーといきいきと仕事ができる」といったイメージが一般的には強いと言えます。そういったイメージに希望をいだく人も多いかもしれません。ところが、実際に入社してみたら理想と現実のギャップがあり、精神的にショックを受けてしまう事もあります。解決策としては、入社前の面接等で自分の疑問、懸念点を質問するのがいいでしょう。採用担当者も気兼ねなく答えてくれるので、自身のイメージとのギャップを埋められるかもしれません。
失敗を怖がってしまう人
ベンチャーでは失敗を恐れずに挑戦する事が重要です。一番やってはいけないことは失敗を恐れて何も試さない事。成功しようが失敗しようがチャレンジ精神を持ってアイデアを出して実行していく姿勢を持っておく必要があります。そのため、失敗を怖がってしまうような人やとりあえず日々の仕事を淡々とこなしたいというような人は合わないかもしれません。ベンチャー企業に転職するデメリット
転職先の不安定
ベンチャー企業はまだ設立間もないので財務体質も強固でない部分もあり、大企業に比べれば倒産リスクは高いです。倒産を含めた企業生存率としては、1で40%、10年後はわずか5%程度ともいわれています。 この不安定さはベンチャー企業にはつきものです。(参照:https://syn-ad.com/blog/240)収入が低くなる可能性がある
ベンチャー企業は売り上げも不安定なケースが高いので収入も大企業に比べたら低い傾向にあります。しかし、会社が成長していけば、それにつれて収入も増えていくでしょう。また、ストックオプション制度があり将来的に新規上場すれば多額の利益を得られる可能性もあります。それでも、総じて不安定にはなりやすいので給与で仕事を選ぶならベンチャー企業はオススメできません。転職先がブラック企業の可能性あり
これから自分達の事業を形作っていく会社なので昼夜問わず働く事もあり得ます。徹夜で仕事をしてまた翌日も仕事といったことも日常茶飯事であるケースも十分に考えられます。働かされている感を持っている方は労働環境も悪いケースの多いベンチャー企業だと合わない可能性もあります。ベンチャー企業に転職するメリット
ベンチャー企業で働くことは人によってはデメリット以上のメリットがあります。経営を直に体験できる
大企業にいると経営層の人たちと顔を合わせる事もなかなかありません。しかし、ベンチャー企業では社長と同じフロアで目の前で働く事もあります。自分のアイデアや事業プランを直接経営層に直談判できます。また、経営層の会話を聞く事で書籍では学べないリアルな経営を直で体験がでるでしょう。このことは、将来起業したいと考える人にとってはものすごいチャンスです。スピードが早く成長機会が多い
少人数のベンチャー企業であればあるほど自分にまわってくる仕事もたくさんあります。また1つ1つの仕事が直接会社の業績に繋がるようなものもありますので、責任感も強くなりますし自分自身の成長にも繋がるでしょう。そして、日々スピード感があって変化も早いので、刺激的な毎日を過ごす事もできます。キャリアアップが早い
大手企業だと30代くらいにならないと役職につけないケースが多くあります。しかし、ベンチャー企業だと早い人は半年や2年目からでも数人の部下を抱えて役職につける可能性が高いです。それだけ仕事に積極的に取り組み成果を上げている人に対してはポストが十分に用意されています。ベンチャー企業で働くにはイメージ先行ではなく、その会社の事業内容や商品・サービスをしっかりと研究していく必要があります。 その上で、「この会社とともに成長したい」「素晴らしい製品・サービスを広めたい」「ベンチャーで経験を積んで将来起業したい」 そんな風に積極的に取り組めるなら転職するのをオススメします。ベンチャー企業への就職・転職を検討している方はぜひ今回の記事を参考にしてみてください。